ラングエッジ・エクスチェンジのすすめゴシップ記事の読み方

2010年03月02日

カナダで寮に住むということ2-タウンハウス編

2006 Spring 001
☆バンクーバーの桜

正規留学生となってから、若者向けの寮に入ったのを覚えておられるだろうか。その後、新学期が始まる前の8月に別の寮へ引越しをした。旧寮でのワイルドな暮らしは結構気に入ってい たのだが、秋学期は新入生がたくさん入寮してくるため、21歳以上の生徒は“高齢者”向けの寮へと追い出されたのだ。年齢で区切るなんて失礼しちゃうわ ね、と思いつつ、かといってハタチですと主張するのもさすがに気が引けるので渋々従う。カナダに来てまだ8ヵ月だというのに、ホームステイ、旧寮、新寮と すでに3度目の引越し。根無し草のような生活である。

留学生にとって引越しはかなり面倒くさい。車がないからだ。車を持っている人とは事前にお友達になっておくべし。今回の引越しは夏休み期間中だったの で、車所有者はみな旅行などに出払い、自力でやるハメになった。歩ける距離なのが幸いだったが、カートと巨大バックパック(放浪用)に荷物を詰め込み、炎 天下10往復以上はしただろうか。玉の肌がすっかり半そで焼けだ。

新しい寮はタウンハウスと呼ばれ、一戸建てを4人でシェアするタイプだ。ルームメイトの性別も選ぶことができる。旧寮の男女混合も楽しかったが、今回は 1つ屋根の下に住むわけだし、と大和撫子としては女子オンリーを選んだ。シャワー・トイレはたった2人、キッチンは4人での共用で、旧寮の雑居状態とは雲 泥の差である。部屋の広さも倍近い。その分、家賃は約6万円と、1万5千円も跳ね上がったのだが。

肝心のルームメイトは、モントリオール出身のカナダ人ラシェル、香港から移民したジョーイ、そしてドイツ出身の大学研究所助手、クラウディアだ。このよ うに小さな所帯だと、一緒に住む人によって快適さが大きく左右されるが、ラッキーなことに3人とも明るくて気さくだ。引っ越した直後に、掃除やゴミ出しの 分担についてミーティングを行った。教育学専攻で教師を目指すラシェルがまとめ役を買い、テキパキと議論を進める。私自身は集団のリーダーなんてまっぴ ら、人の背中にくっついて歩く方が楽と考えるタイプなので、こういう性格の人は重宝する。

4人とも出身が異なるためか、目下流行っているのは世界の料理食べ歩きだ。グルメ派のジョーイが音頭を取り、本格的な飲茶やベトナム、ギリシャ料理のレ ストランに連れて行ってくれる。日本人代表の私も出番だ。私が手巻き寿司も作れないことを知った母が、日本からレシピや海苔、すし酢を送ってくれたのだ。 早速、カニ缶やキュウリを買い込んで手巻き寿司パーティーを開く。手巻き初体験のクラウディアがカンペキな菱型を作ってみせるので、どう巻いても棒状にな るこちらは形無しだったが、パーティーは大好評だった。

ルームメイトに恵まれ、新しい寮も居心地がいい。だが山頂での生活も半年を過ぎ、そろそろ“下界”に降りたい思いも芽生えてきた。4回目の引越しをする日も、そう遠くはない気がする。

vancouver_olympic at 19:52│Comments(0)TrackBack(0)mixiチェック

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