2012年06月26日

pomera dm100を使ってみる その2

昨日使い始めたときはなんだかディスプレイが見にくいような気がしていたdm100だったのだが、だんだんと慣れてきたらそれほど気にならなくなってきた。ある程度の輝度ムラはやっぱりあるもののまあなんとかなりそうな感じだ。

それにdm10を起動して見比べてみると意外にもdm100の方が目が疲れにくいような気さえしてきた。室内であっても少し薄暗いときに使う場合とか、目の疲れとかでも結構変わってくるのだろう。

ディスプレイの左端の部分にバックライトの光源の白い帯がうっすらと見えるのだがネットなどでblogなどにアップされている画像などを見るとだいたいのdm100でそうなっているようなので初期不良ではないようだ。

これもまあ一つの味付けだと感じてしまえば済んでしまうのかもしれないが、全く問題がないわけでもない。文字の視認性に問題が無くてもディスプレイに輝度ムラなどがありすぎるときにはやっぱり目の疲れがひどくなりやすいからだ。

dm200などでもっと理想的な文房具的なモバイル機器を目指すのなら一番基本的なディスプレイをまだまだ強化する必要があるだろう。

とはいえキーボードはdm10に比べてもっと打ちやすくなった印象だしこの薄さと重量ではこれぐらいの感じでも十分だと感じる。

またdm10だと素早く文字を打ったときにすぐに表示されないときがたまにあったのだがdm100だとcpuなどもパワーアップされているのか、打った瞬間に文字が表示されるので非常に気持ちがいい。

ほかにも少し問題点があるとすれば内蔵されているスクリーンフォントについてだ。24 X 24 ドットのフォントと32 X 32 ドットのフォントはなかなか綺麗に表示されるので問題ない。

だがそれよりも小さいフォントがあまりにもウェイトが細すぎてかなり見にくいような感じがする。本文表示用にはそれを使わなければいいだけなのだが、国語辞書などを引いたときに単語の意味などがそのフォントで表示されてしまうのだった。

まあ一応読めなくはないのだが本当はもう少しウェイトの太いフォントなどに好みで変えられるようにできればもっといいだろう。

キーボードや本体の機械的な面での全体的な作りは結構良くできているなあと感心してしまうのだがそういった細かいところとかソフトウェアの面とかが荒削りだなあと思ってしまったのだった。

でもまあそれがキングジムらしさなのかもしれないが。
ハードウェアの開発には相当関心がありそうだがソフトウェアの面ではそれほどでもないのだろう。

とはいえまた新しいバージョンのpomeraが出る度にだんだんと良くなっていくのかもしれないけど。

あと数年とか10年ぐらいしたらもっと良いディスプレイが安価で使えるようになるだろうし、単三電池2本で駆動できるcpuだって相当良いものが出てくるようになるだろう。

そんなだいぶ先でもpomeraがまだまだ開発されていれば本当に満足できるpomeraはその時に出てくるのかも。

とはいえいろいろ細かい不満点があるものの物としては僕はdm100に結構愛着を感じ始めてしまっている。ディスプレイだって使い込んでやればだいぶ見え方が変化してきてくれるかもしれないし。

LEDではないバックライトのディスプレイだと長時間使う内にちょっとずつ光量が落ちてくるはずだ。そうしたらもっとちょうど良い感じのところに落ち着いてくるかもしれないし。

あとはなんでスクロールバーが本文のところにないんだろうかと考えていたら、あるところにはちゃんと存在することを見つけてしまった。

それはかな漢字変換するときの変換候補のためのウィンドウの中だったりする。それだとちゃんと全体の変換候補のページがどれくらいあるのか直感的に分かるようになっているので結構便利だ。そんなことが出来るのなら本文の編集画面の数ドットを使ってもいいから、同じようにスクロールバーを出してくれたらどんなにいいだろうかと思ってしまう。

ネットなどで見てみるとdm20だとF7を押して文字情報表示のウィンドウを出すと本文のスクロールバーも一応表示されていたようだが、dm100ではそれすら無くなってしまったようだ。

やっぱりせっかくdm100は原稿用紙100枚分程度は扱えるようになったのだから文字情報表示のウィンドウにカーソルの現在行を表示してくれるだけでもいいのでファームアップなどでなんとかしてもらえないものだろうか。

と思ったのだが唯一現在行を知る方法があった。
dm100だと文字情報表示のウィンドウに選択している範囲の文字数と行数を表示してくれる。それを利用してやるとよさそうだ。まず、本文中に調べたいところ位置まで選択範囲を文書の先頭から作ってF7キーを押す。それだけで一応現在行を調べられるといえば調べられる。

なんとも面倒な方法なのだが、他にはどうしようもなさそうな感じだ。

せっかくpomera dm100には付箋文を付ける機能があるのだから本文中の付箋文の一覧を表示してくれる機能があるといいのかも。そしてその付箋文のある行の行番号もついでに表示してくれるとよさそうだ。

その一覧から各付箋文にジャンプできるようになれば簡易的なアウトラインプロセッサに少し近づくだろう。

もっともその付箋文の一覧から前後数行はプレビューできないとやっぱり不便になってしまうだろうけど。

表計算出来ないcsvエディタとか使いにくそうな機能を増やすよりもこういった微妙でさりげなく気が利いたエディタの機能強化をしていってほしいものだ。

だけどもエディタを機能強化すれば際限がなくなってしまうという可能性もあるしほとんどマニュアルを見なくても大体の人が使いこなせるという文房具的なモバイルから離れていってしまうのかもしれない。

もしかするとキングジムがpomeraのエディタ部分をここまでシンプルなままにしておくというのにもなんだか深いわけがあるのかも。

たぶん一般的な人が直感的に難なく使いこなせるというのが文房具で一番重要な要素だと考えているのだろう。

ただまあ、pomera dm100とか買う人なら大抵pc上でエディタとかも使っているだろうし正規表現検索とか置換とか出来ても罰は当たらないんじゃないかと思ってしまうのだが。

でもまあキングジムには良い意味で文房具的なガジェットを追求していって欲しい感じではある。

なんだかんだ言いつつもやっぱりpomera dm100を買ってしまった僕はやっぱりpomeraの事を相当気に入ってしまっているのだろう。なんだかよく分からないがpomeraは集めてしまいたくなる魅力がある。

確かに実用性はあるといえばあるのだが、家でノートpcを使っている代わりにたまに気分転換にpomeraを使ったりしているだけなのでそんなに無くても困らないはずなのだが。

ディスプレイもだんだん目に馴染んでくればバックライトのあることの便利さの方が目立ってきた感じだ。家の中で使うにしてもdm10だとちょっと暗いところに行ってしまうと全然見えなくなってしまうので困っていたことを思い出した。

dm100なら一応バックライトが付いているのでどこに行ったって照明の面で困ったりすることはないだろう。

やっぱりディスプレイにバックライトが必要だと感じる人はdm20ではなくdm100の方がずっと良く感じるのかも。

あと本体の横幅よりもディスプレイの幅が相当狭くなっているデザインなのだがこれも結構悪くない。なぜかというと広すぎるぐらいのフレームの部分がちょうど目隠しの役割をして外側の世界から遮断してくれる感じになってくれているからだ。

pomera dm10だとディスプレイも小さいのだがディスプレイの外側のフレームも小さいので画面を見ていると本体の外側の様子がどうしても目に入ってしまう。それはそれで浮遊感のあるような珍しい感覚なのだが、やっぱり落ち着いて文を打てるのはdm100の方なのかもしれない。

また、やっぱりディスプレイも少し大きくなったので一行あたりの表示できる文字数がやっとちょうど良くなった感じだ。

でもまあそういうことならdm20でも良かったのかもしれなかったのだが。やっぱりバックライトのおかげで活動範囲の広がったdm100の方を買って良かったのかもしれないと考え始めている。

あとはファームウェアアップデートで機能強化してくれればいいのになあと思うのだが今までの機種でもバグフィックスぐらいしかされている様子もないのであんまり期待できそうもない。

だけどもそこは新しい機種の出るときに解決してくれればそれでいいのかも。