野菜ソムリエ コミュニティ 京都

京都の野菜ソムリエ(ジュニア野菜ソムリエ、シニア野菜ソムリエを含む)たちの活動やニュースをつづります。京都府在住で、野菜が好きなら、野菜を極めたいなら、あなたも仲間になりませんか?お待ちしています!

種苗会社の研究農場を見学

さる平成29年7月23日(日)、コミュニティメンバーで丸種株式会社様の滋賀研究農場を見学させていただきました。集まったのは、京都・滋賀・奈良の野菜ソムリエ有資格者11名です。
丸種株式会社様は、京都駅から程近い京都市下京区七条に本社を置く、1941年創業の種苗会社です。農産種苗の育種生産及び販売を中心に、草花種子・球根・花木・果樹苗木の生産及び販売、農業用資材の販売などを手がけておられます。今回は、その丸種さんの滋賀研究農場を訪れました。

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※本記事に掲載の各野菜の説明には、丸種株式会社様のHP、パンフレット、ちらしからの引用を含んでいます。

●当日のスケジュールは下記のとおりです。説明のあと、ハウスと露地の圃場を見学しました。
 10:00 丸種株式会社 滋賀研究農場(滋賀県湖南市)に集合
 10:15 ビニルハウスおよび露地で研究栽培されている野菜を巡るツアー
 11:45 セミナー
 13:00 終了
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●圃場見学(ハウス)ツアー
<メロン>
ネットありとネットなしの品種があり、主に露地はネットなしの品種のようです。世間では、ネットの割れ方がキレイな方が美味しいと言われていますが、実は味とはあまり関係なく、むしろ作り手によって味は大きく変わるそうです。170723丸種4
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<キュウリ>
きゅう太郎は、うどんこ病に強い完全節成ミニキュウリです。一般に家庭菜園などでも、かわいらしい姿で人気のある野菜です。しかし、実は生食用ではなく元々ピクルス用の品種。韓国などに輸出され、キムチに使われているそうです。きれいな花と完全節成ということから、刺身などの”つま”にも使われています。170723丸種6
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<パプリカ>
パプリカは、パプリパープルやパプリホワイトなど珍しいカラーのものや、パプロングのように長くて大きなものまで、様々な品種が揃っていました。果実のヘタの回りが凹んでいるタイプのパプリカは、雨が溜まると腐る原因となるので、露地には不向きだそうで、主にハウス栽培されます。
紫のパプリパープルは、アントシアニンを含みますが、果実の表面のみで、切ると内側は緑色をしています。加熱によってアントシアニンが破壊され、緑色に変わります。
他にも、ちびパプやパプリ娘など様々な品種がありました。カラフルなので、いろんな料理に使いたいですね♪
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<トマト>
まずは、大玉トマト。トマトは、栽培において「耐病性と抵抗性」がキーワード。栽培環境を整えるのが非常に難しく、黄化葉巻病や萎縮病、TMV、葉かび病などに耐病性のあるものを使用しなければ、すぐに病気になってしまうようです。ちなみに、大型トマトの収穫適期は緑色から少し赤みがかった頃のようです。170723丸種12

つぎに、ミニトマト。看板ミニトマトが”甘っこ”です。最高糖度12程度の甘さと、トマトならではの酸味が抜群のバランスで口に広がります。一言、「とても美味しい!」ミニトマトです。
また、なつめっ娘シリーズもたくさんありました。食味に優れ、かわいいナツメ型をしています。糖度9前後で口当たりがよく、食感も楽しめるタイプのミニトマトです。170723丸種10
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中玉のワンダーボール50。白→オレンジ→赤と色を変え、熟していきます。房取りも可能で、ゴルフボール位の大きさになり、非常にフルーティな味わいが口の中に広がります。
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●圃場見学(露地)ツアー
ハウスの後は、露地栽培のコーナーへ。
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<ナス>
看板ナスの”ふわとろ長”。ふわふわトロトロの食感で、食べごたえも十分。見た目も大迫力の長ナスです。丸種さんでは、ナスは肩よりも低い位置に果実ができるように仕立てるようで、少し屈むとナスが所狭しとぶら下がっていました。油を使用することで、素材が生かされ、トロトロで美味しくなるそうです。25cm程度の長さのものを選べば、グリルに直接入ります。
ぜひ、”ふわとろ長”を手に入れて、様々な料理に活用してくださいね(レシピ募集です♪)
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<おでん大根>
おでんが美味しい大根品種。緻密で滑らかな食感、だし汁を思いっきり吸い込むやわらかな肉質が特徴。開発者の苦労の末、細胞壁が薄い大根を作れたことが、味が染み込みやすく崩れにくいという特徴に現れたようです。一般平坦地では、9月上中旬まきの11〜12月獲りが最適です。170723丸種1


●セミナー
丸種株式会社の牧野貢士様から、昨今の野菜事情、種苗事情をお聞きしました。
例えば、ミニトマトの”甘っこ”は、小笠原諸島にて”母島トマト”として、地域に根差した産業となっていることや、いわゆる変わり野菜は、ただ単に販売するのではなく、食べ方の提案が必要であることなどを教えていただきました。
また、種のお話として、オーガニックやF1などのことも伺いました。オリンピックに向けて、これからも注目すべき分野であるとのことでした。
全般を通して、牧野様をはじめ丸種種苗様の野菜への愛情を感じました。また「どのように調理すれば美味しく食べられるのか」という、生活者目線も含めて種を追求されている姿勢に感動しました。さらに、日本の農業の先まで見据えて事業を行われていることに、感銘を受けました。170723丸種20


多くの方のお力によって、野菜が種から食卓までつながっていることが感じられる機会でした。丸種株式会社様、案内してくださった牧野貢士様、ご参加の皆さん、どうもありがとうございました。170723丸種21


レポート・写真/野菜ソムリエ 由利敬亮

見学の後はスペシャルメニュー

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午前6時から始まったセリを見学し、私たちも朝食を摂ります。普段、市場の方が利用されている場外の喫茶店で、コーヒーとサンドイッチをいただきました。ちなみにまだ午前7時半ですが、市場の朝は早い。すでにモーニングセットの時間は終わっていました(^^ゞ

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喫茶店へ向かう途中に通った、輸入果物の倉庫。世界中から様々な果物が集まっています。

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さて、朝食の後は京果(京都青果合同株式会社)の事務所へお邪魔し、勉強会です。

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松本雄治執行役員から、市場のあらましや青果の販売動向などについてお話をうかがいました。

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近年は産直なども増えていますが、大きく値崩れすることなく生産者を守り、また消費者にも安心安全な青果を安定供給するために、卸売市場と仲買制度は欠かせないもの。生産者と消費者を繋ぐ情報提供の場としても、重要な役割を果たしています。質疑応答も盛り上がり、予定時間を過ぎてしまいました。

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このあと、普段は非公開の配送とパッキングを行うセンターも特別に案内していただきました。15度に保たれた室内の1階はスーパーの各支店ごとに青果が分類され、出荷を待っていました。細かく仕分けされているのを見ると、ここまでやらんとあかんのやなと思わせます。それぞれフォークリフトで配送トラックに積み、速やかに送られます。そして2階は、青果のパッキング場です。

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野菜や果物の重さを量り、袋詰めしてシールで封をしたり、トレイにのせてラップでくるんだり。やはり、スーパーのバックヤードでは手が回らないので、ここまでやって出荷するのだそう。競り落とされた後も、実に様々な工程と人の手を経て店頭に並ぶのだということを実感しました。食品を売買するだけでなく、市場の役割はとても大きいのです。
と、いろんなことを勉強させていただいた市場見学でした。京果の皆様、ありがとうございました。遠方からお越しの滋賀コミュに皆様、お疲れ様でした。またこういう機会を持ちましょうね。

レポート・写真/野菜ソムリエプロ 川添智未

中央卸売市場を見学

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滋賀県のコミュニティメンバーとの合同交流会、イタリアンディナーの翌日は京都市中央卸売市場の見学です。当日は早朝、5時40分にJR丹波口駅で集合。眠いけど、まだ気温が上がってなく爽やかなので助かります。

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長年京野菜に携わってきた藤田正・コミュニティ京都副代表の案内で、まずは青果棟の遠地物野菜と果物のセリを見学します。大きなセリ場は活気にあふれ、マイクのガイドと競り合う声で賑やか。

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壁にはモニターがあり、昨日の相場が表示されています。

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この日は京都市の「食の海援隊陸援隊」の市場見学もあったので、いつもよりギャラリーが多いのです。

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全国から集まった青果は品目ごとにセリのコーナーが分けられ、それぞれ目当ての品を落とそうと仲買人さんが品定め。緑の制服を着た卸売業者・京果の方がマイクで品と産地を読み上げ、仲買人さんが競り落とす値段を提示します。金額の符丁は、素人には全く解りません。

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セリを待つ野菜たち。ローラーコンベヤで次々と運ばれていきます。

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果物のコーナー。旬のスイカの垂れ幕がPOPですね。今、並んでいるのは冷蔵保存されたリンゴですが…

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松茸も早々と並んでいました!中国産松茸は、実は8月が一番、荷が多くて安いんだそうです。いまはまだ走りなのできっと高いでしょうね。みんな鼻を近づけてクンクン。いいにおいがしました。

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次に近郷野菜市場へ移動。京都・滋賀産の青果だけを専門に扱う市場です。

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藤田副代表にうかがうと、遠地物とは別に近郷市場が設けられているのは、全国で京都だけなんだそう!

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近郷市場のセリはローラーコンベアではなく、京果の方が竹竿を持って移動します。仲買人さんも付いて歩きます。そしてセリにかける野菜に竿を立てると、セリが始まるのです。なんとなくアットホームな雰囲気。

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京野菜・賀茂なすは亀岡などでも作られていますが、上賀茂で栽培されたものはブランドの格を感じさせます。

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近郷の野菜ですから、滋賀産の水菜やカブなどもたくさん並んでいました。滋賀コミュの皆さん、滋賀産の野菜を見つけるとうれしそうです。

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そして、今日も一緒に見学している精華町の清水さんが栽培した伏見とうがらしも出荷されていました。野菜の等級は秀・優・良・並の順で、清水さんは「秀」品にはブランドシールを貼るんだそう。

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近郷市場の周りにはぐるっと、近郷野菜専門の仲卸業者が軒を連ねています。ほとんどが料理屋さん向けの取引だそうで、ちょっと珍しいツマ物なども並んでいました。続く…

レポート・写真/野菜ソムリエプロ 川添智未

七夕の夜に滋賀&京都コミュ合同交流会

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7月7日午後7時、七夕の金曜夜に、野菜ソムリエコミュニティ京都と滋賀の合同交流会を開催しました。場所は昨年に続き、コミュニティ京都代表の店「イタリア食堂910」です。当日は京都から9名、滋賀からは5名にご参加いただきました。

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まず、コミュニティ京都代表・工藤から、今年もご一緒してくださったコミュニティ滋賀への感謝、集まってくださった皆様へ感謝の言葉を述べました。そして、コミュニティ滋賀代表・岸田さんの乾杯の挨拶でスタート。

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乾杯!では、みんなでいただきまーす!!

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遠方から来られた方もおられるので、まずはお腹が空いているだろうと、京都産の旬の夏野菜をたっぷり使った料理をどんどん出します。
そして野菜ソムリエが集まる席なので、食べ比べもしました。翌日の市場見学でナビゲーターを務めてくださるコミュニティ京都の藤田副代表が作られたサラダコーンは、早熟気味のものと過熟気味のものの食べ比べです。同じ生産者、同じ品種でも収穫時期が違えば味が変わります。そんな普段は意外と出来ない食べ比べに、一同は歓声を上げてくれました。ちなみに生食のためか、皮の軟らかい早熟のほうが人気でした。
アルコールも入り、座が和んできたころを見計らって自己紹介。個人個人の活動やコミュニティとしての活動の発表などを通して、いっそうの理解を深めました。みんなが繋がって、また新しいものが生まれると良いですね。

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野菜の料理がたくさん出ましたが、メイン料理はコミュニティ京都の清水さん(精華町)が作られた伏見唐辛子2種を使った肉料理!最後まで、旬の京野菜を味わい尽くしました。

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今年も2日連続の企画で、翌日の市場見学は早朝5時40分集合なのですが、時間とともに盛り上がり、時間を忘れてドルチェの野菜ソムリエティラミスを味わうころにはすっかり夜は更けていました。

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参加してくださった皆様、どうもありがとうございました。

レポート/野菜ソムリエプロ 工藤 豊(京都)
写  真/野菜ソムリエプロ 鳥越よし子(京都)、中島貴美(滋賀)

種苗会社の圃場見学で勉強を!

京都駅前に本社を構え、京野菜はもとより多様な西洋野菜、ユニークな野菜の種も扱っておられる丸種株式会社。そのご厚意で、滋賀の研究農場を見学させていただきます。新品種を含む、さまざまな夏野菜が栽培されている姿を見に行きませんか? 実際に栽培されているものを見た後は、新品種が生まれるまでの誕生秘話や、種屋さん業界の話など、なかなか聞けない話を直接に伺える、セミナー付きの企画です。
野菜ソムリエ有資格者だけへの限定企画! 普段は非公開の圃場見学と、タメになるタネのお話、ダブルで満喫できますよ。

【丸種株式会社研究農場見学会&種屋さんセミナー】
日 時:7月23日(日) 10時〜13時(終了予定) 現地集合、現地解散 
場 所:丸種滋賀研究農場
    ( 滋賀県湖南市菩提寺105)
※電車でご来場の場合、最寄り駅はJR草津線「石部駅」です。当日、駅から圃場までの送迎カーが出ます。 
参加費:無料
定 員:約20名
※ご応募はコミュニティ京都会員以外の方も可能ですが、野菜ソムリエの有資格者に限ります。
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■参加お申し込み方法■
下記内容を記載の上、メールでお申し込みください。

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 △監曳室垰疚勝淵灰潺絅縫謄5都会員様以外の同伴者ご希望の場合)
 E日の交通手段(自家用車か、電車か)
 づ日に連絡がつくお電話番号
 ゥ瓠璽襯▲疋譽后癖嵜用)

●お申込みメールの宛先
 コミュニティ京都事務局

 vc_kyoto@yahoo.co.jp

※メールタイトルは、「丸種見学」でお願いいたします。
※受付完了のメールを上記メールアドレスからお送りしますので、受信されるメールアドレスにメールが届くように設定をお願いいたします。
※電車にてご来場の方には、後日メールにて集合時間をお知らせします。
※圃場内での事故防止のため、幼児はご参加いただけません。
※終了後は現地解散ですが、ランチをご希望の方は「ランチ希望」をお書き添えください。ただいま、みんなで食事できるところを検討していますので、参加者にはご案内する予定です。

●お申込み締切
2017年6月2017年7月20日(木) 20時まで
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