2007年11月

2007年11月29日 22:01

 先日、防衛省の前次官が収賄の容疑で逮捕されました。事件の詳細はこれからもっと情報がでるでしょう。

 このニュースを聞いて思うのは、防衛省と他の官庁と異なる特殊な事情があって、不正の防止のためには、その特殊な事情を考慮して、対策を講じることが出来るのか、ということです。

 国防関係の公共調達は、他の分野と異なる特殊性があります。調達する資材が市場価格で評価することが難しいことが考えられます。どう言うことかと言えば、例えば他の官庁で乗用車を公用車として調達する場合、多少の仕様の違いがあるかもしれませんが、乗用車は市場で多く流通していて民間でも多く取引されています。なので明確に市場価格というのが判ります。

一方で、戦車や大砲などの兵器は通常民間人は買いませんので、市場価格と言う物がはっきりしません。厳密に言えば兵器の国際市場で相場があるだろうと思いますが、それでもやはり、一般の品物の様な市場の原理は働かないでしょう。実際の原価に適正な利潤を上乗せした価格よりもはるかに高い価格がついてしまう傾向になります。

各国の国情によって同じ兵器でも大幅に仕様が異なっていたり、他国よりも優位に立つために最新の技術を導入したりします。最新の技術であれば、1社しか作れない技術だったりして、どうしても必要ならば言い値で買うしかありません。

 また、一般の官庁ではオープンに出来る情報が、国防上安全保障上秘密にする必要があり、秘密であれば、外部で適正な調達であるか検証が困難となります。新技術を用いた新兵器はもちろんのこと、そうでないものでも、軍事組織の手の内を明かすことを嫌うので、情報公開には限界があります。

本当の国防上必要な秘密であるのか、あるいは関係者が不正や不当な調達をごまかすために秘密にしているだけなのか、チェック機能が働きにくいので厄介な問題です。

近藤巧器行政書士事務所 埼玉県朝霞市





2007年11月28日 21:15

磯野家家系図

 友人から「サザエさんクッキー」をもらいました。猫のタマを含む登場人物キャラの顔がクッキーになっています(ちなみに「サザエさん」は著作権の管理がうるさいことで有名です)。

私はバターの濃い味がとても好きなので良いんですが、バター嫌いの人には向かないかもしれません。

クッキーのおまけに磯野家家系図の小さな巻物がついています。テレビアニメ版ではなくて、長谷川町子の原画をもとにした絵が印刷されています。『サザエさん』の漫画の連載は昭和21年、テレビアニメの放送開始は昭和44年です。

 元来の原作では波平さんは明治生まれで戦争にも一兵卒で出征した経験を持っているはずでした。波平さんは54歳と言うなので、高度成長期の頃だったらあと1年で定年退職という感じですが、現在は60歳定年が主流となっています。

 東京世田谷にある長谷川町子美術館に行くと第1回のアニメ放送が見れるのですが、番組のオープニングでサザエさんが「この番組はカラーでお伝えします」と言うのが時代を感じます。第1回放送でサザエさんが気まぐれで入門した柔道道場の師範が元陸軍大将と言う設定で、昭和40年代ってまだそういう人が健在だったのかと改めて気づきます。

現行のアニメだとそういうキャラクター設定も年を追うごとにずれが大きくなっています。それでも磯野家は永久に不滅です。

長年、東芝が番組の単独スポンサーだったけど、いまは単独スポンサーでありません。総合電機メーカーにとって、テレビや冷蔵庫などの白物家電の売上に占める比重が低下したと言うことなのでしょうか?

近藤巧器行政書士事務所 埼玉県朝霞市




2007年11月26日 22:17

 今日は年末ジャンボ宝くじの発売開始の日でした。私が唯一常習的にやっているギャンブルが宝くじで、週に1回1枚のペースでくじを購入するのですが、年末ジャンボだけは連番で10枚買うことにしています。

季節の風物詩のニュースで取り上げられますが、そこででてくるのは、有楽町などの有名な売り場に開店前の早朝から待って宝くじを買うという気合の入った人たち。

考えてみると、初日に一番で宝くじを買ったところで、当選確率が上がる訳ではないし、また毎年1等がでる「当たりくじの名所」と言われるところは、他より販売数が多いから上位の等級が出るのであって、その分、はずれくじも多い訳で、やはり当選確率が高くなる訳ではありません。

また過去に1等が出た売り場だからと言っても、あくまで過去の事象に過ぎず、今回も1等が出る保証がある訳でもありません。

みんなそう言うことは、薄々知っているはずなのにどうしてこの様な行動を取るのはどうしてなのか?人間てのは決して合理性だけでは動かないのでしょう(はやく並んで買えば当たり易いと信じて疑わない人も少数いると思いますが)。

 この例から少し離れて宝くじ一般について考えてみると、経済合理性ということだけを考えれば、分別のある人間は宝くじ自体の購入をしないのではなかとも考えられます。宝くじの期待値(支払った金額と一回あたりに戻ってくる平均当選金額の比率)を考えれば100円を支払ったら50円も戻ってこない計算になるのでしょうし、確率的には損をする可能性のほうが高い訳です。

しかしながら、期待値だけを考えただけでは、それでもくじを買う人がいるのを説明が上手く出来ません。「結果に対する満足度」の平均(経済学では「期待効用」と言う)を考慮して、それが買わないことよりも高ければ、くじを買うし、そうでなければ買わないことになります。

人の性格にとって満足度は異なり、リスクを冒すのが好きな人は同じ条件であっても満足度は高めになり購入の選択をしやすいし、リスクを極力避けたい人は低めになって不買の選択をしやすいです。

リスク愛好家は、はずれた時のリスクに比べて大当たりしたときのリターンが莫大で、億万長者になる夢が極微少ながら存在し、そう言う可能性がある状況に身を置く事が、その人にとって喜ばしいと判断するからです。くじを買わなければ可能性はゼロな訳ですから。

株式投資やベンチャービジネス起業なども不確実な未来にたいしてどう選択するかと言う点では、過程や結果の複雑さを別として、人のリスクに対する性格が良く現れます。

私の場合は、ジャンボを十枚買っても3,000円ですから、例え300円しか当たらなくとも、他の娯楽と比べると安いものであると考えています。

近藤巧器行政書士事務所 埼玉県朝霞市













2007年11月24日 21:45

わたあめ製造機

 昨日、地元の社会福祉協議会がやっているお祭りにボランティアで綿飴(わたあめ、綿菓子)屋さんをやらしてもらいました。別なイベントを含めて、わたあめ作りをするのは3度目なのですが、久しぶりだったので、上手い具合に割り箸にわたあめを形成するのに苦心しましたが、やっているうちに勘を取り戻しました。何時間も綿飴製造に従事すると手や顔が綿飴まみれになります。

画像にあるのは失敗例です。ザラメをわたあめ製造機に投入すると直ぐに勢い良くわたあめが噴出してくるのですが、始めから焦って噴出している綿飴を直接、割り箸で絡めとるとあまり上手にできません。

周りの壁面にある程度わたあめが溜まったっところで割り箸を壁面に押し付けて絡めとって行き、ある程度塊になったところで、割り箸を回転させながら、直接噴出する綿飴を直接絡め取って行きさらに、塊を成長させます。回転というのは、地球(割り箸)が太陽(中央の吹き出し口)の周りを回るように、自転と公転をさせます。

何度もやると壁面に固まった砂糖が堆積して絡め取るのが難しくなるので、掃除をして除去する方がよいのですが、昨日はそうなるほど大量に作りませんでした。

お祭りや縁日でなじみの、わたあめですが、これを最初に考えた人って偉いですね。固体のザラメ(砂糖)を加熱して、気化させて、炉を回転させることによって遠心力がかかって空いた穴から空気中に噴出し、冷却されて綿状になるのです。

少量の砂糖が数百倍の体積になるので材料費は安いです。商売でやるのだったらなら人件費、燃料費や製造機の費用も考えなければなりませんが、それでも製造原価は安いと思います。

近藤巧器行政書士事務所 埼玉県朝霞市







2007年11月23日 22:16

 川越市の「公売財産下見会」を見る機会がありました。公売っていうのは、主に税金滞納者から差し押さえた財産を強制的に売却して、滞納分を少しでも取りかえそうってもの。

 言うなれば官公署が主催のオークションで、高い買値をつけた人が落札と言うことになります。最近はYahoo!オークションを用いてインターネットで参加できるものが多くなっています。

今回見た川越市の公売予定財産はYahoo!オークション−川越市 インターネット公売(web魚拓)で、大きいのは乗用車1台、他は「シャネル風バッグ」や「ルイヴィトン風バッグ」(「〜風」って言う表記は「真贋等についての鑑定は行っていません」と言うことらしいです)などです。

自動車の現物も見せてもらいました。平成10年式で車検が切れているもので、見積価格は3万円。もしも落札したら、落札者が車両の運送も車検手続も自分で全部手配しなければなりません。エンジンもちゃんとかかるのを見せてもらいましたが、助手席のパワーウィンドウが動きません。

見てきたものについてははこれ以上は差し控えますけど、インターネットオークションは遠くにいても参加できるのが、メリットですがやはり、出来るなら現物を見たほうが良いでしょう(不動産や自動車を現物を見ないで買う人はいないでしょうけど)。

基本的に公売をした官公庁にも本来の所有者も瑕疵担保責任(売ったものが欠陥品であった場合の保証)はありません。なのでリスクは高いわけですが、そういうこともあって格安で手に入る可能性が高いのです。

官公庁オークションを見てみたら意外な掘り出し物があるかもしれませんよ。

近藤巧器行政書士事務所 埼玉県朝霞市






2007年11月21日 11:57

東松山駅前の鳥居

 埼玉県の真ん中辺に東松山市があります。東武東上線の東松山駅前には大鳥居があって駅前のシンボルになっているのですが、駅前再開発で撤去してしまうようです。
この画像は少し古くて平成17年11月撮影です。

JR高崎線沿い鴻巣の免許センターに行く場合や同じく高崎線沿いで県北の熊谷方面に行く場合は、路線バスが東松山駅から出ていますので、東上線沿線の方が公共交通機関を使うなら、東松山駅経由で移動した方が便利な場合があります。

東松山の名物と言えば、やきとりです。東松山焼鳥組合があるくらい市内には焼き鳥屋さんが多くあります。東松山を経由するのはひょっとして、やきとりを食べたいがためなのかもしれません。

ここの、やきとりは、鶏肉ではなくて豚のカシラ肉を使用していると言う特徴があります。昭和20年代、この近辺で手軽に入手し易かった豚のカシラ肉を使い出したからだと言う経緯がある様です。

なので、豚肉が苦手の人や、イスラム教の人は注意が必要です。逆に鶏肉が苦手の人は大丈夫ですね。

もう一つの特徴は、やきとりを食べるときに味噌ダレをつける事です。このニンニクと唐辛子入りの味噌ダレには、やきとりにとても合っていて旨いです。

近藤巧器行政書士事務所 埼玉県朝霞市






2007年11月20日 23:51

 最近は、昔風の喫茶店がめっきり少なくなりました。私が言っている「昔風」とはフカフカした座席でゆったりとくつろげる様な、待ち合わせや、商談などに使用出来るような店舗をイメージしています。

スターバックスとかドトールの様なチェーン展開をしている店舗は各地で増えている一方で、そんな感じ昔風の喫茶店は今の人々の生活習慣に適合していないため数を減らしているのでしょう。

今の人の生活習慣といえば、誰もが携帯電話を持っていて、喫茶店が待ち合わせ場所として使わなくなりました。十数年位前までは、喫茶店に電話をして店内で待っている相手を呼び出してくれると言うことがありました。今ではほとんどないと思います。

それからこう言う喫茶店は地下にあったりして、地下にあると心理的に落ち着くのですが、やはりこれも携帯電話時代には電波が入らないと言うので敬遠されてしまいます。

考えてみれば、あまりに居心地がいいと、コーヒー一杯で何時間も粘る人が続出して、客の回転率も悪くなります。椅子が堅くてすわり心地の良くない方が回転率が高くなります。

少し前まであった「談話室滝沢」の様な喫茶店がなくなってしまって大変残念です。
談話室滝沢と言うのは平成17(2005)年3月まで、新宿(駅西口と駅東口)、池袋、御茶ノ水で営業していた喫茶店で、とても落ち着いた雰囲気の店でした。

ウェイトレスが全員正社員(終わりの頃には契約社員もいたそうですが)で会社の寮に住むのが基本で、安定した待遇の下でしっかりと接客の教育をされていたそうです。たいてい、喫茶店のウェイトレスはアルバイト店員がほとんどで、プロ意識の差が歴然とあるはずです。

注文を頼むと、上品な対応で「かしこまりました」と返ってきて、あれこそ本当の上流階級の家にいるメイドさんの様な感じで、「ご主人様」になった様な感じでしたね。それに比べて、メイド喫茶のウェイトレスはある方向に誇張された「なんちゃって」のメイドさんでしかない。

滝沢の飲み物はみんな千円と高くて(2杯目は500円だったか)、この手の喫茶店は恐らく飲み物の代金と言うより、ゆったりとした雰囲気の場所を借りる料金と言う意味合いがあるのだと思います。

滝沢が閉店したのは、客が減ったこともあるのですが、ウェイトレスに相応しい人材が揃わなくなったと言うのが理由だったらしいです。いずれにせよ時代に合わなくなったと言うことなのでしょう。

近藤巧器行政書士事務所 埼玉県朝霞市




2007年11月19日 22:33

「ナンパ族取り締まり路線 熊谷警察署」


 この画像は昨年10月に熊谷に行ったときに撮影したものです。熊谷駅の南口から少し歩いた近辺です。お役所の素晴らしいセンスを感じさせます(もちろん皮肉)。

こう言う標識とか看板って、かえって逆効果なんじゃないかと思ったりするんですけど、例えば人気が少ない場所とかに良く「不法投棄禁止」なんてのがあれば、「ここは不法投棄がし易い場所で、過去にもいっぱいあって、これからもいっぱい不法投棄が起こります」と言う逆のシグナルを与えてしまうことになるのじゃないでしょうか。

「ナンパ族取り締まり路線」とあれば、「ナンパ族」の「ナンパ行為」が起こり易い場所と言う意味に解せます。

私は実物を見たことがないし詳しいことを知らないので、想像の域を超えないのですが、「ナンパ族」と言うのは、恐らく、見知らぬ男女のグループが、その日に遊びに行く相手を見つけるために「お見合い」をする一団だと思います。男性のグループは自動車に乗っていて、女性のグループは気に入った相手の車に乗り込んで、移動します。

いつの間にか「ナンパ族」のスポットが出来て、情報を聞いて同様のことをしようと人が集まって来るのでしょう。こういう「ナンパ族」と言うのは、思いっきり大都会ではなくて、農村部が近い地方都市らしい感じがします。

 公道上で「お見合い」をやれば交通のじゃまになりますし、夜間だと騒音が起きるし、風紀上好ましくないし、未成年者がうろつくのは非行につながるとか、見ず知らずの人について行って、その人が悪い人だったら事件になる可能性だってある……。

こう言う現象は青少年のサブカルチャーとして風紀的な良い悪いは別としていつの時代にもある他愛ない存在ですが、上記の様な理由で、良識ある大人の立場から言えば許せないものであるのは確かです。直接取締る法令は道路交通法になるのでしょう。







2007年11月18日 21:35

これも私が毎月購読している月刊誌なんですが、今月はじめに出て直ぐ買った『諸君!』12月号を、読む暇がなくて今頃読み出しました。

その中に「経済オピニオン記事 あてにする馬鹿、読まぬバカ」と言う、松原隆一郎氏(東大教授)、東谷暁氏(ジャーナリスト)、吉崎達彦氏(双日総合研究所主任エコノミスト)の対談記事が載っていて興味深く読みました。

 日本経済新聞をはじめとする経済ジャーナリズムの問題点を論じています。

「本来、流行に異議をとなえたり、世論が沸騰している時こそ冷静な論をとくのがジャーナリズムの役目ですが、その時々のブームに便乗して煽って行く傾向があまりにも目につきます。」(東谷氏の発言)

 そう言えば思い返すと、バブル景気の頃は、バブルを煽る様の論調が主流でしたし、一時期、日本型経済に対する批判が槍玉にあがっていたり ― 日本型の規制の多く、閉鎖的な商慣行が、規制の少ないアメリカより高い物価をもたらしている等 ― していました。

 バブル絶頂の頃にはバブル崩壊の警鐘を鳴らすメディアは少なかったし、「構造改革」をやって得るもの確かに多かったでしょうけど、同時に失ったものも多かったとはずで、実は旧来の日本型経済の構造が続いてきたのは、それなりの合理的意味があることが判るのに、そう言った検証はメディアではほとんどなされなかったと思います。

 ある方向の論調がブームになっている時は、そっちの方向で記事を書いとけば、論証がかなりいい加減でも正しい様に思えてしまう、逆に言うと少数派の論調はどんなにしっかりした構成でも正しいとは思われず無視される。こう言うことは経済記事に限りませんね。経済の場合は、経済の専門用語がちりばめてあって、門外の人には、取っ付き難いと言うか、「そんなものか」みたく思えてしまいます。

 過去の新聞記事を読み返してみると、専門家でなくても、当時の新聞記者はこんな外れた論を書いていたのかと分かります。経済メディアもエコノミストも結構いい加減だったりして、昔の論調と180度違うことを言っていたり。いつの間にか「転向」してしまっていたり。メディアの悪いところは、過去に間違ったことを自己批判しないことでしょうか。

 就職活動をする学生は「日経を読め」と言われるそうですが、書いてあることを鵜呑みにせずに、自分なりに考えて「こりゃ本当かな」みたいな見方が出来ればいいですね。

 この対談で、今の学者や新聞記者が一つの経済理論やイデオロギーに凝り固まって、現実の経済を見ようとしないともありました。昔からそういう人は一定数の割合ではいたと思いますので、今に始まった問題ではありません。それに昔の新聞記者は良かったけど、今の若い記者は不勉強だと言う言い方がされているのですが、それは当たっていないと思います。

近藤巧器行政書士事務所 埼玉県朝霞市





2007年11月17日 23:40

 平成18年5月に新しい会社法が施行されてから、新しく有限会社を設立することは出来なくなりました。以前よりある有限会社は、株式会社の一種とみなされましたが、株式会社の中の特例有限会社として、今まで通り存続することになりました。
商号は今まで通り「有限会社」と名乗ることになっています。

従来の有限会社が持っている利点を残したまま、従来の有限会社には出来なかったことが新しい会社法により可能になりました(ただし吸収合併の際に有限会社が存続会社になれないなど、多少の制約があります)。

有限会社は特別な定めがなければ、役員の任期はありませんし、決算公告の義務もありません。実際には決算公告をちゃんとやっている株式会社は少ないわけですが。

新しい会社法施行以降は、有限会社でも社債や新株予約権の発行が可能となりました。

例えば、従来、有限会社で「出資100口」と呼ばれていたものは株式会社のように「100株」とみなされ、出資者である「社員」(日常語の従業員と言う意味ではない)は「株主」とみなされ、「社員総会」は「株主総会」になりました。

有限会社のオーナーの方々もいつの間にか株主になっている訳です。呼び名が変わっただけで、特別劇的に変わったことがある訳ではないのですが。

近藤巧器行政書士事務所 埼玉県朝霞市




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