ベランダ天体観測所

観測所とは名ばかりの街中のマンションのベランダで、惑星を中心とした天体写真を撮っています。

木星 UT2024/11/18, 20

 11月撮影の残りの木星像を掲載。1枚目は18/19日の夜。短時間の晴れ間からのカラー1回分の撮影で、シーイングも予想はしましたが、酷いものでした。
Jup-241118-0
 もう一枚は20/21日の夜の撮影。
良く晴れましたがシーイングはダメでした。
Jup-241120-0

 どちらも mid-SEB outbreak 狙いで一応写ってはいます。この後も狙うつもりでしたが、いろいろあって、火星は撮っても木星は撮れていません。ここまで47夜で目標未達。年が明けて宵の空で撮影できるようになるまで、木星はお休みかも知れません。



火星 UT2024/11/11,12,16,24,30

 11月の残りの火星、6日分を掲載。まずは11日/12日の夜。良く晴れ、シーイングもこの時期としては割合良好でした。視直径は10秒に到達して、随分大きくなったなぁと感じました。
Mars-241111-0
 翌夜。曇り空から4時半頃になって晴れ間が広がり、既にベランダ上階庇ギリギリで、シーイングも良いとは言えませんでしたが、何とか1セット撮影しました。
Mars-241112-0
 また翌夜。太陽湖が正面に回ってきました。
Mars-241113-0

 このあと数夜晴れず、少し間をおいて、次は16/17日の夜。晴れると思っていませんでしたが、3時に目が覚めると晴れ間から火星が見えていたので、急いで撮影開始。しかしすぐに雲が流れてきて、まともに撮らせてくれませんでした。
Mars-241116-0
 
 また数夜晴れず、次は20/21日の夜。
Mars-241120-0
 翌夜。
Mars-241121-0

 また間があいて、次は24/25日の夜。雲の多い空で、晴れ間から撮り始めましたが、RGB、B、Gと撮った後、Rを撮り始める前に完全に曇ってしまいました。
Mars-241124-0

 この後、旅行で数日撮れず。次は30日/12月1日の夜。なかなか晴れてくれず、ベランダリミットぎりぎりでの撮影でした。シーイングは、この時期としてはマシでした。大シルチスが正面です。
Mars-241130-0

 視直径が10秒を越えてからは、数夜見ないだけで、次に見た時大きくなってきたなぁと感じます。来年1月の衝に向けて、さらに大きくなるのが楽しみですが、これから冬の悪シーイングが多くなるのが残念です。




Z50 + Z 28-400mm f/4-8 VR で野鳥撮影(その2)と Z50II 購入予約

 秋から冬が近づき、野鳥の季節となりました。Z50 + 400mm /f4.5 で出かける事が多いのですが、時には 28-400mm f/4-8 で出かける事もあるので、珍しい鳥さんはいませんが、その時に撮った写真を何枚か掲載。
 撮影はすべてテレ端開放で手持ち、元画像から1800×1200ピクセルを切り出して掲載。明るさ調整はしていますが、シャープネス等はいじっていません。まずは小鳥の類で、ノビタキ。
DSC_8456
 ノビタキをもう1枚。
DSC_1430
 次はエゾビタキ。
DSC_1747
 次はタヒバリ。
DSC_4668
 次はベニマシコ。
DSC_4439
 400mm/f4.5 と比べると、解像感は少し落ちますし、ボケもあまり綺麗ではないし、ベニマシコの写真は、少し薄暗い場所で f8 だと感度が上がってノイズが増えてしまっています。それでもWEBなどでリサイズしてなら、一応使えると感じます。

 次は水鳥で、比較的近くのカンムリカイツブリ。
DSC_4452
 次は川の対岸近く、200m以上遠方のカモ類。
DSC_1625
 これくらい遠いと双眼鏡では種類の判別が難しくなりますが、写真だとオオバンとホシハジロの群れにハシビロガモが2羽混じっているのが分かります。同じく遠方のカモ類をもう1枚。
DSC_4502
 これもキンクロハジロの群れにスズガモが2羽混じっているのが分かります。私が写真を撮る理由の一つが、遠方の鳥の識別にあるので、その点では十分役に立っていると言えます。

 ここから飛びものですが、余り撮れていません。まずはマガモの群れ。
DSC_1471
 次はオオタカ幼鳥。
DSC_1812
 次はキジバトを狙うハヤブサ。
DSC_4329
 最後はハヤブサ。
DSC_4361
 飛びものも撮れない事はないですが、Z50 だと野鳥が少し遠いと 400m/f4.5 でもピントが合っては外しを繰り返して歩留まりが低いのですが、このレンズでは f が暗いためか、さらに酷い感じがします。また最後のハヤブサの写真では、パープルフリンジがかなり目立ちます。

 という事で、Z 28-400mm f/4-8 VR、不満点は沢山残りますが、野鳥撮影でも(私の目的では)使えなくはないなぁと思います。それよりはやはり Z50 の AF が問題で、なんとかして欲しいといつも思っていました。Z8 が発売されたとき、クロップして使えば D500 の代わりになるという話があって、一理あるとは思いましたが、どうせクロップして使うのに、大きく、重く、価格も高い Z8 を買うのもなぁと思っていたところに、今回 Z50II の発表がありました。
 上位機種と同じ EXPEED 7が採用され、独立鳥認識もあるので、Z8 並みとまではいかなくても、今よりは AF の改善が期待できます。さらに UHS-II 対応とバッファ容量増でお値段も Z50 より少し up 程度。AF さえ良くなるのであれば、かなり値段が上がっても買うつもりでいたので、これは買うしかない感じ。撮像素子が古いままだとか、IBIS不搭載とか、撮影枚数低下とか、重量100g増などが欠点として挙げられますが、個人的には許容範囲内で、早速予約しました(いつ手に入るかは分かりませんけど)。
 この Z50II 、他社の同価格帯の機種とスペックを単純に比較すると、凄く魅力的、とは言えない気もしますが、私が Nikon を使っている理由は、使いたい望遠レンズ(以前はサンヨンpf、今はヨンヨンゴ)があるからなので、問題なしです。手に入る日を楽しみに待ちたいと思います。




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