楽しい一時技術の向上?

2012年01月20日

作りについて思うことあれこれ

マリガーネットアラベスク去年の秋に作ったマリガーネットのリングについて、熱く語っていなかったなぁと思って、今更ながらご紹介。

このリングにセッティングされているマリガーネットは、10年くらい前に知り合った石屋さんから、買わせてもらったもの。
知り合った当時は、始めたばかりという感じで、石屋さんの友人が、私が前に勤めていた職場の同僚という経緯で紹介してもらった人です。

彼は、とても感じの良い人で、いつもニコニコしていて、このマリガーネットは自分で研磨したと嬉しそうに話てくれました。
もともと地質学を勉強していたそうで、そちらから宝石の世界に入り、研磨も私が知り合った頃はしていませんでした。

それがバンコクで研磨できる人に研磨してもらっているうちに、自分もやってみたくなって、始めてみたそうです。
とても楽しそうにそういう話をしてくれるので、聞いている私も嬉しくなってきます。
そういう石をセッティングしているからか、私はこのリングを見ていると、楽しくて嬉しくなってきます。

そういうふうに、楽しんで始める人もいれば、家業としての仕事なので、愛情がない場合もあるようです。

数少ない同業の友人から、職人さんが代替わりして、ちょっと頼みにくくなっているという話を聞きました。
彼女は私と同じように、デザインをするけれど、作りは職人さんにすべてお任せというスタイルで、ジュエリーの仕事をしています。
もともとデザイナーの友人はほとんどいないので、他のデザイナーさんがどういう風に職人さんとやり取りしているか、詳しくはしらないのですが、彼女はほぼ私と同じように仕事を進めています。

その職人さんは、彼女のデザインを見て、これを作るにはこうやって作るといいよとアドバイスしてくれたり、ちょっと面倒な仕事でも、どうしたら彼女の希望の形になるか考えて、提案してくれて、自分の現在のやり方だけではできないと思っても、いろいろ工夫してくれていたそうです。

私がお願いしている職人さんも同じで、いつもより良い物が出来上がるように、考えてくれています。

ところが、彼女がお願いしている職人さんは、そろそろ引退を考えて、お子さんに仕事を譲り始めています。
そのお子さんにももちろん作りを勉強させて、後を継がせる方向だったのですが、お子さんたちは腕がイマイチだったようで、職人の作りのセンスがないらしいのです。

今は、仕事を受けても、実際の作りは他の人にしてもらっているらしいとのこと。
そうすると、どうしても間に人が入るので、真意が伝わりにくいそうです。
彼女が作ってもらいたい形ではなく、彼らが作れる形で出来上がって来るとのこと。

そうなってくると、納得のいくものがなかなか出来上がらなくて、困っているそうです。
彼女いわく、お父さんは仕事に愛情を持ってやっていた感じがあるけれど、息子さん達は家業だからということでやっていて、愛情もそうだけど、自分たちの楽な方向の仕事になっているように感じるとのこと。

それはそれで、考え方というか仕事としてあることだけれど、ちょっと残念な話だなぁと思ってしまいました。

職人さんの高齢化による引退という話は、避けて通れないことなので、私もいつかそのうち覚悟しておかなくてはとついつい思ってしまいます。

今のところあと10年くらいは大丈夫だと思っていますが、大丈夫ですよね?>Tさん

それにしても私も研磨とか作りとか、自分で出来たら楽しいだろうなぁと思ってしまいます。
商品として通用しなくても、作りとか理解するのに役立つだろうなと思うので、ちょっと勉強したいかなと思う今日この頃です。

ベルデライト・ホームページ

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verdelite at 14:41│Comments(0)TrackBack(0) ジュエリー | 四方山話

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