2013年07月24日
平面の磨き
先日行った山梨の研磨体験で、研磨したカボションを原石から買い付けて研磨している知人に見せたら、ニコニコしながら苦労のあとが忍ばれるね〜と言ってくれました。
確かに、楽しかったけれど、大変苦労しました。
体験だから面白い〜とやれましたが、きっと課題で点数がついたり、時間内に一人で終わらせなくてはいけなかったりしたら、ものすごく嫌というか、疲れてしまったでしょうね。
今日、クラフト学院に行って、蝋付けが上手くできなくて何度もやり直して、結局前回までに終わった部分を全部やり直しで、それでも終わらなかったという、なんだかモチベーションが下がるというか、投げ出したくなる気持ちになったからです。
勉強中だから当たり前ですが、なかなか上手く行かなくて、大変です。
さて、一枚目の写真は、研磨体験でカボションを磨くのが終わった人は、置いてある原石を適当に磨いて良いですよとのことで、体験させてもらった物です。
回転する研磨盤に石を押し当てて研磨します。
通常は棒の先に原石を接着して研磨するのですが、これらは手で持って摺ってみました。
研磨師の方々は、「手摺り」言っていました。
右側の小さいものは、もともとの原石がこれです。
一つだけの写真だと大きさがわかりませんが、一枚目の写真の大きい方の石より大きかったのです。
めちゃくちゃ歩留まり悪いです(笑)
形を整える研磨しかしてなくて曇った状態なので、この写真を見る限り、何もしない方が綺麗だったなぁと、ちょっとため息が出てしまいます。
原石を磨いて平面を出そうとしたのですが、思っていた部分とは違うところが磨けて減っていったり、手で持っているので、研磨盤の回転に負けて、石を飛ばしてしまったり、かなり大変な事になっていました。
この体験をして、手で原石を持って磨くというのが、どんなに大変なことか理解が深まりました。
その大変な事を、見学者の前で説明しながら、ひょいひょいっと研磨してしまう名人が、甲府に居ます。
最近TVなどに出演しているので、ご存じの方もいらっしゃると思いますが、その方がまたTVに出演するそうです。
日テレで金曜日の深夜23:30から放送される「未来シアター」という番組です。
ちょうど工場見学に行っていた時に、取材のクルーが入っていました。
26日金曜日にオンエアーされるそうです。
お時間がありましたら、ぜひご覧下さい。
ベルデライト・ホームページ
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