2018年10月10日
名称のこだわり・その2
今年の初めに、この仕事をしてきて、名称についてごだわりがありますと書きました。
だいぶ経ってしまいましたが、その続きです。
私がこだわって使い分けているのは、「宝石、ジュエリー、宝飾品、アクセサリー」の4つです。
宝石という名称については前回書きましたが、接客中の言葉としてより、書き言葉の時にこだわっている感じです。
詳しくはこちら名称のこだわり・その1
話し言葉でこだわっているのは、ジュエリーとアクセサリーの違いです。
こちらは、私の中の感覚なので、これまた業界で決まっている話ではありません。
私は、K18、Ptで作られたものをジュエリー、それ以外の素材のものはアクセサリーと呼んでいます。
ただシルバージュエリーという言葉もあったりしますので、シルバー素材でもジュエリーとカテゴライズするものと、アクセサリーとカテゴライズするものがあります。
これも私の中での感覚なので、明確に基準があるわけではないのです。
なんとなく普段の自分の言動を思い返すと、シルバージュエリーに関しての自分の基準は、原石ではなく研磨や彫刻など、何かしらの手を加えられている宝石をセッティングしている装身具をジュエリーと呼びたくなっているようです。
そしてジュエリーと呼ぶ中にも、ファッション・ジュエリーという言葉もあります。
これも一体どういうカテゴリなんだろうと思いますが、いわゆる宝飾業界のお歴々がデパートの一階などで販売されていたお手頃価格のジュエリーをさして、高額ジュエリーと区別したくて言っているような印象があります。
私がG.G.を取得した頃に、勤めたダイアモンドの輸入卸の会社の社長とか、その関係の人がそう呼んでいたので、私もそういう考えになってしまっているのだと思います。
このあたりは、本当に感覚だったり、業界の慣習だったり、適当なことが多いので、どれが正解というのはないのではと思っています。
日本ではゴールドはK18が好まれますが、アメリカはK14ですし、最近では金の品位はもっと低くなっていますし、イギリスのアンティークはK10やK9などが多いですし。
アクセサリーだろうとジュエリーだろうと、好きなものを好きなように身につけられるのが一番ですよね。
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│宝石に携わっていて思うこと