too, also のどちらも副詞で「~も(また)」の意味に使われます。
まず、too の方がより一般的に用いられ、ふつう文末に置きます。

I like apples, too.
Tom can play the piano well, too.

ところが、よく問題になるのは、「too は何を修飾しているのか?」です。
つまり、 I like apples, too. の場合、
私もリンゴが好きです。」
「私はリンゴも好きです。」
のどちらなのかということです。
これは前後の文脈や会話の流れから決まります。
(1つの文だけではどちらとも理解できる。)
I like oranges. の後に、
I like apples, too. なら、
「私は(オレンジ+)リンゴも好きです。」のようにリンゴを修飾しています。
ところが、
My sister likes apples. の後に続けて、
I like apples, too.  なら、
「(私の妹+)私もリンゴが好きです。」の意味になる。

会話の場合には、どちらを強調して言うかによって区別することもできます。
I like apples, too. と I を強く言えば、「私も~」
I like apples, too. と apples を強く言えば、「私はリンゴも~」の意味。
ということになります。

◆too はいつも文末に置くか?
 too はそれが修飾する部分をはっきりさせるために、文頭や文中に置かれることもあります。しかし、
 中学生が英文を書くときには、文末と決めておく方がいいでしょう。

◆too の前に「,」(コンマ)は必要か?
結論から言うと付けても付けなくてもかまいません
中学校で使用している教科書でも、
NEW CROWN と NEW SUNSHINE の2社は付けない。
NEW HORIZON ,TOTAL ENGLISH,COLUMBUS, ONE WORLD は付ける。

に分かれています。

ただし、too を文頭や文中に置く場合にはコンマを付けます。
He, too, likes playing tennis.
「彼もテニスをするのが好きです。」

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次に also の使い方です。
also も意味はtoo と同じ「~も」ですが、文末ではなく文中に用います
原則的には、「頻度を表す副詞」とほぼ同じ位置、つまり、
●be動詞や助動詞があればその直後。
●一般動詞の時はその直前に置く。

I am also a student.              [be動詞の後]
He can also run very fast.  
 [助動詞の後]
Alice also has a little cat.   [一般動詞の前]
しかし、too に比べるとはるかに、いろいろな位置に置いて、何を修飾しているかをはっきりとさせることができます

通常は
I also like apples. ですが、
I like also apples. とすると、
「私はリンゴも好きです。」の意味が明確になり、

Takeshi can swim well also in the sea.
とすると、
「タケシは海ででも上手に泳げる。」の意味になります。

●Also が文の最初に来て「それに、そのうえ」のような意味で
 接続詞に近いはたらきをすることもある。
Also, people in the village were kind to us.

そのうえ、その村の人たちは私達に親切にしてくれました。」

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◆否定文「~も…ない。」
 too, also の否定文は全否定になるので、どちらの場合も either を使います。
My brother can't play the guitar, either.
「私の兄もギターを弾けません。」
というように、 not ~ either で「~も…ない。」と覚えてしまえばいいでしょう。
この場合のeither はtooと同じように、文末に置きます

疑問文では too, also がそのまま使えます

Can you play the guitar, too?
Will she also come to the party?



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