固有名詞は文中でも大文字で表記することはだれでも(?)知っていると思います。
ところで、ふだん小文字で書かれるはずの名詞が大文字になっていると特別な意味を持つので、前後関係から判断したり、辞書で確かめる必要があります。

たとえば、white house は「白い家」ですが、the White House は「ホワイトハウス」(アメリカ合衆国の大統領官邸)を指します。
また、god は一般的な「神」ですが、God は「キリスト教の神」(唯一神)の意味に使われます。
このような例をいくつかまとめてみました。

● Father, Mother
まず、father, mother が大文字になると、自分の父親、自分の母親の意味になります。
特に、家庭内で用いたり、呼びかける時の表現は大文字になります。
 Is Father sleeping now?
  「お父さんは眠ってるの?」
  Give me some cookies, Mother.
   「お母さん、クッキーちょうだい!」
しかし、my を付ける時は小文字のままになります。
 Did you see my father?
 Do you know my mother?

●方角→地域

 方角は定冠詞を付けて
     the east 
=東
    the west 
=西
     the north =北
     the south =南
 ところが、the East, the West, the North, the South と大文字にすると、
 それぞれ、「東部・東洋」「西部・西洋」「北部」「南部」の意味になる。
 これの形容詞形も同じく、
   the Eastern =「東部の・東洋の」
   the Western =「西部の・西洋の」
 の意味になる。

●大文字の語+人名 で役職や身分などを表す=固有名詞

  Mother Teresa =「マザーテレサ」
     Aunt Polly    =
「ポリーおばさん」
     Uncle Tom
    =「トムおじさん」 

◆大文字になると、固有名詞または特定の物・建物・場所などを指す
 the Stars and Stripes 「星条旗」(合衆国の国旗)
   the Times 「タイムズ」(新聞名)
    Mercury =「水星」 (mercury=水銀)
 the Dippers=「北斗七星」(dipper=ひしゃく)
    the President=「大統領」(president=社長・学長)
 the Tower =「ロンドン塔」
 the Big Apple=「ビッグアップル」(New York 市のこと)
    the Lakes  =「湖水地方」(=Lake District)
    the Liberty Bell =「自由の鐘」(米国の独立宣言を告げた鐘)

宗教に関する語:
   Church, Devil, Heaven, Brother, Father など

※文中で大文字になっていて、おかしいなと思ったら辞書で確かめよう!

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逆にふつう、固有名詞で大文字で表記される語が小文字で書かれると普通名詞になるものがあります。

japan=漆、漆器
china=磁器、陶磁器

※最近、英語のチャットでは I (私は)を小文字でタイプしているのを見かけますが、これは、速く打つために大文字に変換する作業を省いているからだと思われます。


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