現在完了には<完了><経験><結果>と<継続>
用法があり、そのうち、
「(ずっと)~している。」<継続>とほぼ同じ意味を表すのに、
「現在完了進行形」があります。
今回はその微妙な違いについて考えてみましょう。

【現在完了】<継続>
  We have lived in Osaka for three years.
   「私達は3年前から大阪に住んでいます。」
     It has rained since this morning.
   「今朝からずっと雨が降っています。」
     How long have you been in Japan?
   「あなたは日本にどれくらい居ますか。」

のように have (has) +過去分詞 の形で<継続>の意味を表すことが
できます。

【現在完了進行形】
  She has been reading a book for half an hour.
   「彼女は半時間、本を読んでいます。」

    現在完了= have  +過去分詞
+    進行形=         be        +現在分詞
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現在完了進行形=
have  been  + 現在分詞
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上のように、進行形を作る be が過去分詞になり、
常に been の形になります。

過去のある時点から現在まで続いてきた動作や状態
を表すのは現在完了の<継続>と同じですが、
今後も続くことを暗示している場合が多い

●現在完了の継続
現完線図1

●現在完了進行形
現完線図2
★現在完了進行形の意味
  日本語に訳してしまうと、現在完了との違いがあまり出てきませんが、
  次のような場合に、現在完了進行形を用います。

◆現在までの動作・状態が今後も続く意味が含まれる。
  It has been raining since this morning. 
      「今朝からずっと雨が降っています。」
    (→まだしばらく降りそうだ)
  They have been playing tennis for  thirty minutes. 
      「彼らは30分前からテニスをしています。」
    (→まだしばらく続けてやりそうだ)

◆結果に重点を置く場合
  You have been playing tennis for two hours.
          You must be tired.

      「あなたは2時間もテニスをしている。疲れているに違いない。」

     My brother has been watching TV for three hours.
        He should do his homework now.

     「弟は3時間もテレビを見ている。もう宿題をした方がいいな。」


◆現在の直前に動作・状態が終了した場合:
主語が誰か特定できない場合に多く、その動作が「現在の直前」
に終わっている意味。

  Someone has been using my slippers.
   「だれかが私のスリッパを使っていたな。」
    (まだ暖かいぞ)

現在完了・現在完了進行形のどちらにも用いることができる
動詞と現在完了でしか用いない動詞があります。

【進行形にしない動詞】
 know, want, wish など進行形にしない動詞があります。
 このような動詞はやはり現在完了進行形にせずに、現在完了の形で
 用います。
   I have wanted to buy a new guitar.
       How long have you known the doctor?

◎現在完了進行形と同様に、過去完了進行形や未来完了進行形も
  あります。
                      had been +現在分詞 =過去完了進行形
 will (shall) have  been  +現在分詞 =未来完了進行形



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