中学生はもちろんのこと、小学生でも「カタカナ」を書けますかと聞かれると、たいてい書けますと答えるでしょう。
ところが「ゐ」「ゑ」のカタカナを書きなさいと言われると、「知らない」という小中学生が大半です。おとなでもそうかも知れません。

「ゐ」「ゑ」のカタカナは次のとおりですが、最近はほとんど見かけることがなくなりました。

wiwe




ひらながの「ゐ」「ゑ」は見たことがあっても、ほぼ使うこともなくなりました。
以前は、whisky(ウイスキー)を表すのに、「ヰスキー」と表示していたことがありました。

これは英語の発音に近づけるためでしたが、最近は「ウイスキー」と書き、そう読むことが普通になっています。
今ではごくまれに、「ゑびす」「ヰせき」「ニッカヰスキー」などのように、会社名や商品名に敢えて残されているくらいでしょう。

では、なぜ「い」「え」以外に「ゐ」「ゑ」があるかということから考えてみると、古い日本語では平安時代の末から鎌倉時代の最初くらいまでは、
「い」と「ゐ」、「え」と「ゑ」は発音も区別されていた
ということなのです。
つまりワ行は「わゐうゑを」と表記され発音もア行の「あいうえお」とは区別されていたのです。
やがて、鎌倉時代の頃から発音が合流してしまい、ワ行は「わいうえを」に変わってしまったのです。

今ではほとんど使うことがないのだから覚える必要もないだろうと言うと、確かにそうなのですが・・・
「ヰ」は覚えておくと便利なのです。
「偉」「緯」「違」のようにその一部に「ヰ」を含み、音読みが「い」という漢字がいくつかあります。その漢字を書くときに、「ヰ」の部分を次のように間違えて書く場合が多いからです。
「ヰ」の部分から「い」という音読みができていると意識すれば、このような間違いはしないはずです。

ヰ×

次の漢字を書くときには「ヰ」の部分を正確に書けるようにしましょう。
偉緯K






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◆「ゐ」「ゑ」の入力方法(IME の場合)◆
【ローマ字入力のモードで】
「ゐ」=wiと入力すると「うぃ」か「ゐ」を変換選択できる。
「ゑ」=weと入力すると「うぇ」か「ゑ」を変換選択できる。

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【付録】
  ひらがなの「ん」の文字の形がどうもおかしくなってしまう方のために:
  「ん」は漢字の「无」(ム、ブ)の草書体から来ています。
  この「无」の文字を意識して「ん」を書くと、少し形がよくなるはずです。


nn漢字
      

んK





MKJ_BTN

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