入試問題では、国別の生産量の違いだけではなく、地域(大陸)別の特徴を問う問題もよく出題されます。
各地域の気候や食生活の違いを理解しておく必要があります。
(世界国勢図会 2023/24 より)
上の表で、地域名が抜いてあっても答えられるくらいにしておきましょう。
再度「小麦」vs「米」の違いをよく見ておきましょう。
小麦は世界中で生産され食用となるので、どの地域でも多い。
米はアジアが圧倒的に多く、ヨーロッパやオセアニアでは少ないのが
特徴。
面積・人口・気候・文化の総合問題とも言えるので、面積と人口を比較して
おきましょう。
※カリブ海諸国は北中アメリカに含めてあります。
●アジアの特徴
人口が圧倒的に多いアジアは小麦・米・いも類のいずれも最も多い。
気候が温暖・湿潤な地域が多く、米の生産に適している。
米は生産量の多い上位国はすべてアジアの国
小麦はアジア・北米・ヨーロッパの各地で栽培されている。
●米の生産国
●小麦の生産国
とうもろこしは国別では中国が2番目に多いことも覚えておこう。
●ヨーロッパの特徴
小麦が圧倒的に多く、米の生産は少ない。
●北中アメリカの特徴
とうもろこしはメキシコなどで食用とする他、家畜の飼料とするので
生産量が多い。
●南アメリカの特徴
大豆の生産が多く、ブラジルとアルゼンチンの2国で
世界の約50%になる。
※2018年はアメリカ合衆国が1位だった。
上の表にはないが、「さとうきび」の生産はブラジルが最も多いことも
覚えておきましょう。
●アフリカの特徴
地中海に近い北アフリカでは小麦が栽培されるが、全体に少なく
キャッサバ・ヤムイモなどを主食とする国が多いため、いも類の生産が多い。
●オセアニアの特徴
面積・人口ともに、他の地域より限られてくるために、生産量は
少ないが、小麦の生産量は南アメリカよりも多い。
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◆輸入先にも注意!
生産量だけはなく、日本が輸入している相手国を問う問題もあります。
主要な作物の輸入先も覚えておきましょう
小麦・米はアメリカ合衆国からの輸入が多いので、タイ、カナダで判断。
● 米の輸入先 小麦の輸入先
※米の輸入先は年度によってはアメリカ合衆国が2位。
********************
【確認問題】
次のA~Cが何の作物か答えられるようにしておこう。
穀類だけで出題されると、南アメリカとアフリカの区別が難しく
なりますが、南アメリカの方が全般に少しずつ多いと理解しておこう。
年度によって少し数値は変わるが、順位の傾向は
変わらない。
A=米 (アジアが圧倒的に多く、ヨーロッパは少ない)
B=とうもろこし(北中アメリカが最も多い)
C=小麦(ヨーロッパも2番目に多い)
《関連記事》
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各地域の気候や食生活の違いを理解しておく必要があります。
(世界国勢図会 2023/24 より)
上の表で、地域名が抜いてあっても答えられるくらいにしておきましょう。
再度「小麦」vs「米」の違いをよく見ておきましょう。
小麦は世界中で生産され食用となるので、どの地域でも多い。
米はアジアが圧倒的に多く、ヨーロッパやオセアニアでは少ないのが
特徴。
面積・人口・気候・文化の総合問題とも言えるので、面積と人口を比較して
おきましょう。
※カリブ海諸国は北中アメリカに含めてあります。
●アジアの特徴
人口が圧倒的に多いアジアは小麦・米・いも類のいずれも最も多い。
気候が温暖・湿潤な地域が多く、米の生産に適している。
米は生産量の多い上位国はすべてアジアの国
小麦はアジア・北米・ヨーロッパの各地で栽培されている。
●米の生産国
●小麦の生産国
とうもろこしは国別では中国が2番目に多いことも覚えておこう。
●ヨーロッパの特徴
小麦が圧倒的に多く、米の生産は少ない。
●北中アメリカの特徴
とうもろこしはメキシコなどで食用とする他、家畜の飼料とするので
生産量が多い。
●南アメリカの特徴
大豆の生産が多く、ブラジルとアルゼンチンの2国で
世界の約50%になる。
※2018年はアメリカ合衆国が1位だった。
上の表にはないが、「さとうきび」の生産はブラジルが最も多いことも
覚えておきましょう。
●アフリカの特徴
地中海に近い北アフリカでは小麦が栽培されるが、全体に少なく
キャッサバ・ヤムイモなどを主食とする国が多いため、いも類の生産が多い。
●オセアニアの特徴
面積・人口ともに、他の地域より限られてくるために、生産量は
少ないが、小麦の生産量は南アメリカよりも多い。
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◆輸入先にも注意!
生産量だけはなく、日本が輸入している相手国を問う問題もあります。
主要な作物の輸入先も覚えておきましょう
小麦・米はアメリカ合衆国からの輸入が多いので、タイ、カナダで判断。
● 米の輸入先 小麦の輸入先
※米の輸入先は年度によってはアメリカ合衆国が2位。
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【確認問題】
次のA~Cが何の作物か答えられるようにしておこう。
穀類だけで出題されると、南アメリカとアフリカの区別が難しく
なりますが、南アメリカの方が全般に少しずつ多いと理解しておこう。
年度によって少し数値は変わるが、順位の傾向は
変わらない。
A=米 (アジアが圧倒的に多く、ヨーロッパは少ない)
B=とうもろこし(北中アメリカが最も多い)
C=小麦(ヨーロッパも2番目に多い)
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