なるほどの素

小中高校生のみなさんがよく理解できていないこと、今更質問しにくいことをいろいろな角度からまとめてあります。 若い教育者の方々の参考になればとも考えています。

短母音

英語・母音の種類とghの発音の区別

今回は、よく出題される gh の発音についてまとめてみましょう。

発音の問題でghの部分に下線部があり、その発音の区別が問題に
なっている場合は、gh を [ f ] と発音するかそれとも、発音しない(黙字)
なのかを区別する問題です。


  enough の gh は [ f ] と発音
  eight, night の gh は発音しない

この区別は gh の前に来る母音がポイントです。
一口に母音と言っても次のような種類があります。
VOWEL

この違いを念頭に置いて次の説明を読んでください。

短母音の後の gh は [ f ] という発音になる
   enough, rough, tough
        laugh, laughter
        cough
        draught ( =draft )

長母音の後の gh は発音しない
     bought, brought,  fought, sought
   
caught, taught ,naught, naughty, daughter, fraught, haughty
    through

二重母音の後の gh は発音しない
  high, sigh, thigh
     bight, fight, hight, light, might,  night, right, sight, tight
      bright, knight, flight , freight
     eight, neigh, weigh, weight, neighbor, straight
     bough   
     thorough
     though, although, dough, doughnut (=donut),
plough (=plow)

gh で始まる単語の gh は [ g ] という発音
  ghost, ghetto, Ghana
     spaghetti(イタリア語からの外来語)
GHANA

【傾向と対策】
  上で見たように、gh は発音しないものが多く、限られた単語だけが
  [ f ] と発音することが分かります。
  したがって、短母音+gh [ f ] と発音する語をしっかりと覚え、
  それ以外は黙字で発音しないと考えるといいでしょう。



【参考】
中世英語では、gh をドイツ語のch のように発音していたものが、
現在では消えてしまったという変化の経過があります。
実際、ドイツ語では night と同じ意味の「夜」をnacht (ナハトゥ)のように
ch の発音の残っているものがあるようです。


--------------------------------------------------------------------
★短母音かそれ以外の母音かという区別は、発音やつづりに影響する
 ことが多いので、意識して理解するようにしましょう。


《関連記事》
「つづりが oo の発音の整理」(ここからリンク)

「現在分詞(~ing)の作り方と母音の発音」(ここからリンク)

MKJ_BTN

================================

英語・規則動詞の過去形(~ed)の作り方と発音

動詞のうち、原形に-ed, -d を付けて過去形・過去分詞形を作る動詞を規則動詞と言う。
規則動詞は過去形と過去分詞が同じ形で使える。

現在分詞の作り方と同様に、短母音かそうでないかがポイントになるので、ここでも母音の種類の確認をしておきます。
【母音の種類】
VOWEL
※過去分詞も同じ形なので、過去形の作り方として説明します。

【規則動詞の過去形の作り方】
(1) 動詞の原形に -edを付ける     <原則>
    walk  →  walked,   want  →  wanted  
         talk    
→  talked       play   →  played     など
(2) e で終わる語は -d を付ける。
   ( -e を取って -ed を付けると考えてもよい) 
     like       liked,    hope     hoped
     love       loved ,  live     lived   など

 ● free -d だけを付けて freed になる

(3)語尾が「子音+y」で終わる語は y を i に変えてed を付ける
  study        studied,   cry         cried
      
try       tried,             hurry       hurried  な  ど
 ※ y で終わっていても、その前が母音の時はそのままedを付ける
   play   played,  enjoy    enjoyed

(4) 語尾が「短母音+子音」で終わる語=最後の子音を重ねてからedを付ける
    drop     dropped  , stop   stopped など
※最後が「子音+子音」の時はそのまま ed
     jump     jumped,  listen    listened など

※中学生レベルではここまでで充分ですが、高校英語ではさらに

(5) -c で終わる語は、k を加えてから edを付ける  
   picnic     picnicked,  panic     →  panicked
   mimic  
   →   mimicked
-------------------------------------

★高校レベルでは、上の(4) のグループに
-ir, -er, -ur で終わる1音節の語および2音節で後ろにアクセントがある語も含まれる。
    stir  →  stirred
   prefer → preferred,  occur  →  ocrrurred
など

以上で規則動詞の過去形を作ることができますが、間違いやすい例をいくつか挙げておきましょう。

● rain, need などは二重母音、長母音なので、そのまま ed
● look, cook, book のように、短母音ではあるが、 oo のつづりの時は、
  原形にそのままed を付ける。

       looked, cooked, booked など
● 2音節以上の単語では、後ろの母音にアクセントがある時だけ子音を重ねる
     omit, refer   
● visited, limited は短母音+子音字で終わるが、そのまま ed
 
      (アクセントが前にある場合)
● show は showed - showed で規則動詞と考えてもよいが、
  過去分詞は shown の方を用いるので、不規則動詞として覚える方がよい
            show - showed - shown

◆アメリカとイギリスで異なる場合

 ●アメリカ式( l を重ねない)   
 travel    → traveled, quarrel    → quarreled など
 ●イギリス式(子音l を重ねてから ed ) 
 travel    → travelled, quarrel    → quarrelled など
 worship   →  worshipped
◆意味によって活用が変わる動詞
  lie 「うそをつく」の時は規則動詞   lie - lied - lied
  lie 「横たわる」の時は不規則動詞   lie - lay - lain


※ このような規則はつづりと発音の関係から決まります。
  現在分詞の作り方とも共通点が多いので、比較しながら覚えるとよいでしょう。


☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

【規則動詞(-ed) の発音 】
規則動詞の -ed の部分の発音には [ d ][ t ][ id ] の3種類があります。
(1) 原形の発音の最後が [ t ] [ d ] で終わる語は [ id ] と発音
   wanted, started, visited, ended, skated, collected  など
(2) 原形の発音が[ t ]以外の無声音で発音が終わる語は、[ t ]と発音
発音T_1
   のいずれかで発音が終わっている場合:
   laughed,
    helped, stopped, dropped   
    liked, looked, picked 
    classed, practiced, mixed
    washed,  finished, wished
    watched, reached, pitched 

発音T_2
  の後は [ t ] と覚えると便利!

(3)原形の発音が[ d ]以外の有声音で発音が終わる語は、[ d ]と発音
   [ d ] と発音する語が最も多いので、(1)(2) 以外は [ d ] と覚える
   played, enjoyed, arrived, closed, called   など

※studied, enjoyed などは  [- id ]  の発音になるが、
 原形の発音が [ -i ] で終わっているので、
 ed の部分の発音は [ d ] で、上の (1) のグループ。

※ changed は子音のまま [ -d ] の発音で、(1) のグループ。


「現在分詞(~ing)の作り方と母音の整理」へのリンク


MKJ_BTN

==========================

英語・現在分詞(~ing)の作り方と母音の整理

中学1年生の学ぶ現在進行形に使う「~ing」の形を現在分詞と言います。
現在分詞は、過去進行形や現在分詞の形容詞的用法でも使う他、
同じ形で動名詞として「~する」の意味にも使われるので、
しっかりと理解しておきましょう。

現在分詞の作り方にはいくつかのきまりがあります。
run swim だけは子音を重ねるというような丸暗記では、後々応用が効かないので、あまり意味がありません。もっと単語が増えた時にも、応用が効くように理解しておきましょう。

現在分詞の作り方は、母音の種類によって違ってくるので、まず母音を整理しておきましょう。一口に母音と言っても次のような種類があります。

【母音の種類】
VOWEL
現在分詞を作る時に大切なことは、短母音とその他の母音との区別です。

【現在分詞の作り方】
(1) 動詞の原形にそのまま ing     <原則>
    play  → playing,  sing  → singing  
        walking,  sleeping,    など
(2) 発音しない e で終わる語(黙字)は e を取って+ing
     make  making     use   using   leave  leaving
     writing, taking, coming  など
(3) 短母音+子音で終わる語は最後の子音を重ねてからing
    run  →  running   swim  →swimming   
      sitting, putting, stopping, dropping など

※中学1年生レベルではここまで分かればOKですがさらに、
 
(4) -ie で終わる語は -ying に変わる
  die  →  dying ,    lie     → dying  
      tie  →  tying
※中学生レベルではここまでで充分ですが、高校英語ではさらに
(5) c で終わる語は k を加えてから ing
      picnic → picnicking,   panic → panicking
    mimic →  mimicking
-------------------------------------

以上で現在分詞を作ることができますが、間違いやすい例をいくつか挙げておきましょう。

rain, read二重母音、長母音なので、そのまま ing
       raining, reading
look, cook, book のように、短母音ではあるが、
   oo のつづりの時は、原形にそのままing
を付ける。
    looking, cooking, booking, hooking など
enjoy, play はそのまま ing
      enjoying, playing
 ※ y は子音ではなく、-oy, -ay で二重母音として発音する。
● 2音節以上の単語では、
 後ろの母音にアクセントがある時だけ子音を重ねる

   begin→ beginning , omit→ omitting , refer →  referring
 ※  visit, limit  は短母音+子音字で終わるが、
   前にアクセントがあるので、そのまま ing
         
 ( t を重ねない)
    
  visit    → visiting, limit  limiting
listen はそのまま ing
  短母音+子音のように見えるが、実はe 発音せずに、
  [ lisn ] なので、子音+子音 で終わっているから
see, dye は最後の e も発音していると考えて、そのままingを付ける
  see   → seeing,  dye → dyeing になる。

◆アメリカとイギリスで異なる場合
 travel, equal, level, quarrel などは
アメリカではそのままing を付ける
  taveling, equaling, leveling, quarreling
イギリスでは子音のl を重ねてからingを付ける
  tavelling, equalling, levelling, quarrelling
-------------------------
★現在分詞は中学3年生で「分詞の形容詞的用法」に使う他、高校英語では「分詞構文」でもよく使います。
しっかりとマスターしておきましょう!

★比較級(-er)・最上級(-est)の作り方も現在分詞の作り方が適用されます。基本をしっかりと理解しておきましょう。

 MKJ_BTN
==========================
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ