この記事は、テトリス Advent Calendar 2017の2日目の記事です。
お久しぶりの投稿となります。(今年は初めて……)
hebo-MAIさん発案による、テトリスのアドベントカレンダー企画で、記事を何本か書かせてもらうことになりました。よろしくお願いします。
去る11/25(土)、愛知県名古屋市にて、レトロゲーム対戦会「裏旧劇3」が行われました。
この裏旧劇では第1回目からGB版『テトリス』が採用タイトルのひとつとして使われており、私も参加者・実行委員として参加しております。
本日までですが、ニコ生にてタイムシフトが残っておりますので、視聴可能な方(プレミアム会員、またはタイムシフト視聴予約済)は観てみてください。
■予選(〜準々決勝) 1:55:00〜2:50:00頃
■本戦(準決勝・決勝) 32:00〜56:00頃
私の結果はというと、準決勝でそらしめじさんに2-3で惜敗となり、ベスト4という結果でした。
(ちなみに、裏旧劇1では優勝、裏旧劇2ではhebo-MAIさんに負けの準優勝でした)
このGB版『テトリス』の対戦ルールは、おおまかにこんな感じ。
最近、個人的にNESテトリスをやり込んでいて、ブロックの積み速度、特に横移動速度には絶大な自信を持っていたので、今回は結構自信がありました。
しかし、いざプレイしてみると、意外にもノルマで接戦が多かった。
そこで、「実は攻めすぎてるのが良くないのかな?」と思って、ちょっとした考察をしてみる事に。
このゲームの対戦は「一度決まった穴は試合中ずっと同じ」であることが肝で、相手に攻撃を送るとそれだけ相手の消せるラインが増え、ノルマ消化を手助けしてしまいます。
せりあがり1ラインは単位ブロック9個分、すなわちテトリミノ2.25個分。それをペナルティとして加算することにして、
「テトリミノの積み速度(時間)は一定」「ライン消去ロスはテトリミノ2個の積みと同じ」と仮定したとき、
「必要テトリミノ数 + (ライン消去回数×2) + (相手に送った攻撃ライン数×2.25)」
を計算してみる事にします。すると……
……あれ? これテトリスが断トツに悪くないですか?w
そう、テトリスは相手に4段分の地形、すなわち、テトリミノ9個分のブロックを送ってしまうので、相手はその地形を棒(Iテトリミノ)1個でそっくり消すだけで4ライン分のノルマを消化出来てしまうんですね。
ただ、返す側もテトリスを撃つと当然同じ事になるので、送られたブロックを利用してうまく2〜3ライン消しで返せれば、逆にノルマ争いで優位に立てるのでは? という計算結果になってしまいました。
GBテトリスはブロック消去時間が長いゲームなので、てっきり消しの回数を減らした方が効率が良いのかと思っていたのですが、どうもそうとは限らないという結論に。
ただ、これは両者が窒息せずにノルマ争いになる事が前提なので、相手に止めを刺せそうなら攻撃に転じた方がいいでしょうし、その時その時の状況にもよるでしょう。(なお、裏旧劇ではSFCのスーパーゲームボーイ2を使った画面横並び対戦で相手の状況が確認できますが、通常のゲームボーイでの対戦ではそれが出来ません)
あとは、ノルマクリア時に残るブロックが少ない(=無駄がない)という事も当然大事になってくるので、消し方だけに拘り過ぎるのもあまり良くないでしょう。
ツモも現在のテトリスに比べるとかなり凶悪なので、それもうまく対応しなければなりません。
いや〜、GB『テトリス』対戦、意外と深い。
お久しぶりの投稿となります。(今年は初めて……)
hebo-MAIさん発案による、テトリスのアドベントカレンダー企画で、記事を何本か書かせてもらうことになりました。よろしくお願いします。
去る11/25(土)、愛知県名古屋市にて、レトロゲーム対戦会「裏旧劇3」が行われました。
この裏旧劇では第1回目からGB版『テトリス』が採用タイトルのひとつとして使われており、私も参加者・実行委員として参加しております。
本日までですが、ニコ生にてタイムシフトが残っておりますので、視聴可能な方(プレミアム会員、またはタイムシフト視聴予約済)は観てみてください。
■予選(〜準々決勝) 1:55:00〜2:50:00頃
■本戦(準決勝・決勝) 32:00〜56:00頃
私の結果はというと、準決勝でそらしめじさんに2-3で惜敗となり、ベスト4という結果でした。
(ちなみに、裏旧劇1では優勝、裏旧劇2ではhebo-MAIさんに負けの準優勝でした)
このGB版『テトリス』の対戦ルールは、おおまかにこんな感じ。
- ダブル(2段)消しで1段、トリプル(3段)で2段、テトリス(4段)で4段分、相手のフィールドがせりあがる
- せり上がり穴は1試合中ずっと同じ場所が空いている。場所は1P・2P共通。
- 相手のトップアウト(窒息)による勝利のほか、30ライン消去でノルマクリアとなる
最近、個人的にNESテトリスをやり込んでいて、ブロックの積み速度、特に横移動速度には絶大な自信を持っていたので、今回は結構自信がありました。
しかし、いざプレイしてみると、意外にもノルマで接戦が多かった。
そこで、「実は攻めすぎてるのが良くないのかな?」と思って、ちょっとした考察をしてみる事に。
このゲームの対戦は「一度決まった穴は試合中ずっと同じ」であることが肝で、相手に攻撃を送るとそれだけ相手の消せるラインが増え、ノルマ消化を手助けしてしまいます。
せりあがり1ラインは単位ブロック9個分、すなわちテトリミノ2.25個分。それをペナルティとして加算することにして、
「テトリミノの積み速度(時間)は一定」「ライン消去ロスはテトリミノ2個の積みと同じ」と仮定したとき、
「必要テトリミノ数 + (ライン消去回数×2) + (相手に送った攻撃ライン数×2.25)」
を計算してみる事にします。すると……
- シングルのみ: 30+(12×2)+(0×2.25) = 54
- ダブル のみ: 30+(6×2)+(6×2.25) = 55.5
- トリプルのみ: 30+(4×2)+(8×2.25) = 56
- テトリスのみ: 30+(3×2)+(12×2.25) = 63
……あれ? これテトリスが断トツに悪くないですか?w
そう、テトリスは相手に4段分の地形、すなわち、テトリミノ9個分のブロックを送ってしまうので、相手はその地形を棒(Iテトリミノ)1個でそっくり消すだけで4ライン分のノルマを消化出来てしまうんですね。
ただ、返す側もテトリスを撃つと当然同じ事になるので、送られたブロックを利用してうまく2〜3ライン消しで返せれば、逆にノルマ争いで優位に立てるのでは? という計算結果になってしまいました。
GBテトリスはブロック消去時間が長いゲームなので、てっきり消しの回数を減らした方が効率が良いのかと思っていたのですが、どうもそうとは限らないという結論に。
ただ、これは両者が窒息せずにノルマ争いになる事が前提なので、相手に止めを刺せそうなら攻撃に転じた方がいいでしょうし、その時その時の状況にもよるでしょう。(なお、裏旧劇ではSFCのスーパーゲームボーイ2を使った画面横並び対戦で相手の状況が確認できますが、通常のゲームボーイでの対戦ではそれが出来ません)
あとは、ノルマクリア時に残るブロックが少ない(=無駄がない)という事も当然大事になってくるので、消し方だけに拘り過ぎるのもあまり良くないでしょう。
ツモも現在のテトリスに比べるとかなり凶悪なので、それもうまく対応しなければなりません。
いや〜、GB『テトリス』対戦、意外と深い。
実際にはGBの操作体系上2ミノ置くのも難しいので、差はより大きいかと。
お互いがこの辺理解した立ち回りをすると何が起きるのかは、今後の大会での
対戦を通じて確かめてみたいですね。今後ともよろしくお願いします。