6.3taikai「練習では、あの失敗は無かった」というのは、よくある話。練習で失敗していない箇所も気を付けなければいけない。練習の前半では、色んな失敗をしておいたほうがいい。そこを気をつけるようになるから。また練習の前半に出た失敗は、その人の特性みたいなところで、まさにそこが、本番で出やすい失敗であり、練習の後半で調子よくても油断できないところ。
小型1番員 ホースをしっかり担ぐ事ができなかった失敗例に関して。第2ホースを担ぐ動作から、オス金具を掴む動作、そして走り出しまでの部分訓練の練習不足。ホースを担いだとき、いかに、しっかりと担げるか。担いでから、オス金具を掴むときに、上体を起こしてオス金具を掴もうとすると、結局、上体がぶれる。肩を迎えにいくようにホースを担ぎ、そのままオス金具を掴めば上体もぶれない。しかもオス金具の置かれた位置が一定なら目線だけで掴みにいける。頭をいかに動かさずに、オス金具を見れるようにするか。担がれたホースは、肩や手、指と一体感はあるか?つまり、ちゃんとホースが手についているか?という話。ホースの担ぎなおしなど、落とした様なもの。搬送要領不適。タイムロス。練習で、あえて重いホースを使用する事が上達の秘訣。
次に、ホース展張で、ホースを曲げる失敗例に関して。フック系かスライス系か。自分の悪い癖を直すこと。第1ホースはフック、第2ホースはスライスなどという、日替わりメニューなど基礎ができていない証拠。火点が見えていない。腕の振り、体重移動など、基礎からやり直す必要あり。ホースを曲げた展張員は、いくら個人賞を取っても喜んではいけない。みんなに曲げた事実は観られている。ホースを曲げては県大会では通用しない。送水への影響、タイムロスなど、悪いことばかり。練習は、まず重いホースから。楽しては上手くならない。
次に、ホース延長について。コースに元々あるラインや、タイヤ痕など、目印に頼り過ぎて、行き過ぎ、ホース引っ張りというミスが、県大会でもあったりする。やはり歩数を、もっと大切にしなければいけない。
次に、第3結合部いたりで、規律ができていない事例に関して。雑な操法の典型例。そんな番員は、ホース延長でオス金具を腰につけてからの走り出しも曖昧だ。消防の掟破りは総合で大減点されても仕方ない。
基本注水姿勢だけでなく、あらゆる姿勢で、ふらついたり、足の位置がずれたり、動いたりするのも、練習不足。
その回れ右は、本当に正しいのか?回った後、つま先が浮いてないか?その駆け足は正しいのか?腕は振れているか?極端に小股になっていないか?規律訓練を、もっとやれば見えてくる。
次に、吸管操作について。控え綱を、ちりよけ籠から外した後、控え綱の端末を見失う現象。ちりよけ籠への取り付け方や、ゴムの強さ、控え綱の巻き方など、工夫が必要。
次に、送水ミスに関して。そのミスの前のミスを引きずっていないか?吸管バンドの外し方、吸管の引き摺り・・・
「そこで頭の中が真っ白になってしまった」などと。焦るな。やってしまったものは仕方ない。今、次、やるべきことをやるだけ。当たり前の事をボンヤリせずに、ちゃんとやるだけ。
次に、”待機線での整列休めの姿勢が悪い”という失敗について。ヘルメットの被り方が悪い事に気づかなければならない。ヘルメットのラインが揃っていなかったり、後ろの方に(額が大きく見えるようなかたちで)被っていたりするのは、もう、その時点でよくない。指導が悪い。ずっと、それでよしとしてしまっていたのだろう。
また、整列休めで、隊員間の横の間隔についてだが、足の方を見ると、ものさしで測ったのであろう、ピッシリと揃っているのだが、背丈の関係で、肘が重なり合ってしまうという問題。市大会レベルでは、事前の説明会などで、審査員に確認し、それでよしとしても、県大会となると、さすがに見栄えが悪い。並んだ時点で、総合で減点覚悟。なかなか大変だが、同じ体格の番員をそろえる事も、県大会では重要になってくる。
次に、タイムが遅いという大失敗例に関して。小型ポンプ操法で50秒を越える様なタイムは、とても訓練された操法とは言い難い。消防操法の基準から、かけ離れたダラダラしたもので、仮に市大会で優勝したとしても、県大会の練習では、相当な苦労が予想されるのだ。県大会入賞など夢の夢。「ゆっくりな操法なんて誰でもできる」 「基準タイムで減点を限りなく無くしてこそ操法」 「本当の操法を知らずに喜んでいる」 タイム50秒を越えるような操法のチームを優勝させたり、それに迫る順位に入賞させる審査員も審査員なのではないか。他の地域の団員が視察に来ていたら、レベルが低いとか、やる気がないと思われてしまう。敏捷性、士気は、とても操法にとって重要なもの。高順位でもタイムが遅いならば、有頂天になってはいけない。高順位な事を自慢したい気持ちを抑えなくてはいけない。入賞や個人賞で、自分は上手くなったと天狗になってはいけない。
それから、昔よく言われた事で 「消防操法の”ものまね”になってはいけない」という話。ノウハウ(know how)を知る事は大切。だが、ノウハウだけではレベルは上がらない。ノウホワイ(know why)を知らなければ、ものまねになり、本当の上達とは言えない。(参考文献 危険物の保安管理・危険物保安協会発行)つまり、何故、その操作が必要なのか?何のために何をするのか?操法の意味と内容を知らなければ、ボンヤリとした動作、流れになってしまう。
よく、操法を観る人が、(何か違う・・・)と感じるときは、その場合がある。
消防操法とは 「一番 熱くなれるもの」 今日から、来年に向かって もっと熱くなれ。