家庭用ミシンの押さえのご注文をいただきます。

その時の「品名」を申し上げるのですが、かみ合わないときがあるんです。

なぜ 話が通じないんだろうか (-_-;)

ふっと思ったんです。
もしかしたら「部品」の「名前」が、人によって違うんじゃないかと・・・。

ということで、部品のそれぞれを説明していきたいと思います。


  一般的な「ミシンの押さえ」のです。
osae1













 それぞれの「商品名称(名前)」をご紹介

osae2
部品を全部外すと『ネジ穴のあいた棒』だけになります。

押さえを取り付ける『棒』なので

通称 『押さえ棒』 といいます。

この『棒』自体に、ネジがありますので、
次の『押さえ止めねじ』を止めるための
ボルト&ナットのような「ナット」は不要です。






osae3押さえ金止めねじ』と言います。
※形はいろいろございます。

工業用ミシンや職業用ミシンの場合は
ギザギザの付いているネジの頭は、
普通の「ネジ」のように小さくです。

左の『押さえ金止めねじ』は家庭用ミシン用で
ネジの頭が大きいので、ドライバーなど
道具を使わなくても、押さえを交換できるように
大きく・ギザギザにしてあります。

力の弱い方の場合は「針板ドライバー」を使っていただければ
楽にネジを「締めたり」「ゆるめたり」できます。

osae4

『押さえ棒』に『押さえ金止めねじ』を
付けたところ。











osae5
『押さえホルダー』と言います。

以前のミシンの押さえは、
この「ホルダー部」と
「ソリ」が一体になっていましたが、現在は簡単に押さえを
交換できるように、上(ホルダー部)と下(ソリ)が外れるように
なっております。

※ミシンのメーカーと機種によって形状は違います。









osae7
押さえの「ソリ」は・・・
※これは「ワンタッチ式」タイプです。

呼び方は「押え」「ソリ」「フネ」「スキーの板みたいんもの」
「生地押さえ」「スリッパ」・・・・などなど

ミシンのメーカーや機種
押えの種類によって形は様々です。









O031












osae8
これは「一体式の押え」です。

現在の家庭用ミシン(職業用・工業用ミシンは別)には
一体式は少なく、ワンタッチ式がほとんど使われています。

ワンタッチ式 も 一体式も同じように
「押え金止めネジ」で固定します。





oase9
ワンタッチ式の押えは
「押えホルダー」に取り付けて使います。

『押えホルダー』を『押え棒』に固定したまま
『ソリ』のみ交換できますので、
『ソリ』の交換が簡単にできます。







では 押えを ミシンに取り付けてみます。

 
osae11
ミシンの押え上ゲレバーを上げて
『押え棒』の下に「押え」を、ネジ位置に合わせて置きます。












osae12

『押え金止めネジ』が押えの「U」溝
の底に当たるように
押え上ゲレバー を下げます。

押え上ゲレバーを上げた状態で
押えを固定するために、ネジを締めると
押えの「U」溝の底にネジが当たらず
押えが浮いた状態になる場合がございます。





osae13
ネジをしっかりと締めて下さい。

ネジが緩むと、縫っている最中に
押えがずれて、針に当たって折れたり
折れた針が飛んでしまって
知らずに触れてケガをするということがありますので
注意してください。







ワンタッチ式押え を取り付ける場合

osae14
ワンタッチ式の場合は
押えホルダーと押え をセットしてから
画像の用に押えを置いて
押え上ゲレバーを下げて、ネジをしっかり締めて下さい。









osae15














ワンタッチ式押えの「ソリ」の交換方法

BlogPaint
画像の『押えホルダー』の後ろの「黒いボタン」を
押すと『ソリ』が外れます。













osae17
『押えホルダー』に『ソリ』を取り付ける場合は
『押えホルダー』の溝 と 『ソリ』のピン の位置を
合わせてから 押え上ゲレバー を下げて
『ソリ』を固定して下さい。

取付が完了しましたら、一度押え上げレバーを
上げて『ソリ』が外れないか必ず確認してください。








victor1

BlogPaint