Raspberry Piブログ

オンラインショップ「ビクトリーセブン」による、Raspberry Piの話題が中心のブログです。

2013年04月

[コラム] 第2回『Raspberry Pi+AirPlayが面白い』

iPhoneやiPadにはAirPlayという、映像や音声をワイヤレスで別の機器に送信して再生する機能があります。AirPlayを使えばリビングの大画面テレビに、iPhoneの映像を映し出すことが可能です。そのためにはApple社のApple TVという製品が必要なのですが、XBMCというメディアセンターソフトを使用すると、Apple TVを持っていなくてもAirPlayに対応することができます。

Raspberry Pi用にはRaspbmcというRaspberry Pi版のXBMCがあります。SDメモリカードに書き込むためのイメージファイルが配布されていますから、ダウンロードしてSDメモリカードに書き込んであげれば、あとはRaspberry Piに挿して電源を入れるだけで完成です。初期設定ではAirPlayは有効になっていないので、設定画面でAirPlayを有効にすると、ネットワーク内のiPhone/iPadに自動的に認識されます。

この状態でメディアファイルを再生中にボリューム調整の画面を表示させると、出力先を切り替えるためのアイコンが現れます。ここでXBMC (raspbmc)を選択すれば、Raspberry Piに接続されたテレビの大画面に映し出されます。

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正常に画面が出力されないアプリも多々ありますが、余っているSDメモリカードがあるならRaspbmcで試してみるのも面白いでしょう。

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 Youtubeアプリも対応しています。

[コラム] 第1回『SiriとRaspberry Piで声で命令するリモコンを実現する』

2012年2月に発売され1年で100万台が出荷された35ドルのコンピューター、Raspberry Pi。今も世界中に向けて出荷されています。これから4回にわたって、Raspberry Piの魅力をお伝えしていきたいと思います。

よくSF映画で、声で身の回りの機器を動かすシーンを見かけます。主人公が朝起きて、洗面台に向かい「天気予報」と言えば鏡に天気予報が映し出されたり、「○○に電話」と言えば部屋の空間に相手の顔が映し出されて会話をしたりします。これはまだまだ未来の話、と思われるかもしれませんが、実はもう実現可能なところまできています。

それを実感できるのが、こちらの動画。iPhoneのSiriとRaspberry Piを使って、ガレージのドアや、部屋の照明、エアコンを声でコントロールしています。

SiriProxy on Raspberry Pi Home Automation Control


iPhoneに向かって「Open garade door」と喋ると、「OK. I am opening your garage door.」と言って、ガレージのドアを開けてくれます。しかしiPhoneにそんな機能はありません。

これはAppleのやiOSに搭載されている、Siriという音声認識を利用しています。本来であればAppleのサーバーと通信するものなのですが、SiriProxyを使ってSiriの音声認識をRaspberry Piに迂回させています。この命令の内容をプログラムで判定し、接続された機器を制御する仕組みです。

SiriProxyの面白いのは、喋った内容が文字として送られてくるところです。音声で制御するシステムを作るには、今までは声を解析するところからはじめなければなりませんでした。しかしこれはiOSのSiriやAppleのシステムがやってくれますので、そういった特殊な技術は必要ありません。プログラムはRubyのプラグインを使うことで簡単に作成することができます。さらにRaspberry PiはGPIOポートの制御が容易に行えますから、GPIOポートに信号を送ってあげれば、Raspberry Piから家の中の機器をコントロールできるというわけです。

iPhoneとRaspberry Piと制御回路を組み合わせれば、SF映画の世界がもうすぐに実現しそうですね。

Raspberry PiのGPIO早見シートを作りました

DSCN1720Raspberry PiのGPIOピンヘッダの周りに被せて使う、GPIO早見シートを作りました。フォト用紙など、厚めの用紙に印刷すると使いやすいです。

こちらよりダウンロードして印刷してご利用ください。
※PDFファイルへの直リンクはご遠慮ください

新しいRaspberry Piのケースが入荷しました!

新しいRaspberry Piのケースが入荷しました。
とてもコンパクトなケースです。

DSCN1053フタの部分にGPIOポート用の穴が開いており、上蓋を閉めた状態GPIOのケーブルが引き出せるようになっています。

→Raspberry Piケース SBシリーズ

DSCN1242ケースに入れた状態でもLEDの状態を見ることができます。

→Raspberry Piケース TEKシリーズ

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→Raspberry Piケース 組立式ケース
Raspberry Piの参考書
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