

もうフロッピーディスクを知らない方も多いと思います。外部記憶装置といえば、今では数十GBのUSBメモリが普通に使われていますが、昔は1.44MBほどのフロッピーディスクが主流でした。GBではありません、MBです。デジカメの写真1枚よりも小さいですね。そんな昔に使われていたフロッピーディスクですが、USB接続のFDD(フロッピーディスクドライブ)なら、Raspberry Piでも簡単に使用できます。
インストール
$ sudo apt-get install mtools dosfstools
/etc/mtools.conf を以下のように編集します。(FDDが/dev/sdaの場合)
#drive a: file="/dev/fd0" exclusive
↓
drive a: file="/dev/sda" exclusive 1.44m mformat_only
A:ドライブ(/dev/sda)をフォーマットします。
$ sudo mformat a:
ファイルシステムにマウントします。
$ sudo mkdir /mnt/floppy
$ sudo mount -t msdos /dev/sda /mnt/floppy
/mnt/floppyにマウントされました。/mnt/floppyにアクセスすればフロッピーの読み書きができます。
$ df -h
ファイルシス サイズ 使用 残り 使用% マウント位置
rootfs 6.1G 2.7G 3.2G 46% /
/dev/root 6.1G 2.7G 3.2G 46% /
devtmpfs 180M 0 180M 0% /dev
tmpfs 38M 268K 38M 1% /run
tmpfs 5.0M 0 5.0M 0% /run/lock
tmpfs 75M 0 75M 0% /run/shm
/dev/mmcblk0p5 60M 19M 41M 31% /boot
/dev/sda 1.4M 0 1.4M 0% /mnt/floppy
アンマウント
$ sudo umount /mnt/floppy
usbmountを使えば自動的にマウントしたりできるので便利です。
実用性はともかく、プレゼンネタにしてみてはいかがでしょうか。