Raspberry Piブログ

オンラインショップ「ビクトリーセブン」による、Raspberry Piの話題が中心のブログです。

2013年11月

Raspberry Piでフロッピーディスクを使おう

fdd1fdd2

もうフロッピーディスクを知らない方も多いと思います。外部記憶装置といえば、今では数十GBのUSBメモリが普通に使われていますが、昔は1.44MBほどのフロッピーディスクが主流でした。GBではありません、MBです。デジカメの写真1枚よりも小さいですね。そんな昔に使われていたフロッピーディスクですが、USB接続のFDD(フロッピーディスクドライブ)なら、Raspberry Piでも簡単に使用できます。

インストール
$ sudo apt-get install mtools dosfstools

/etc/mtools.conf を以下のように編集します。(FDDが/dev/sdaの場合)
#drive a: file="/dev/fd0" exclusive
 ↓
drive a: file="/dev/sda" exclusive 1.44m mformat_only

A:ドライブ(/dev/sda)をフォーマットします。
$ sudo mformat a:

ファイルシステムにマウントします。
$ sudo mkdir /mnt/floppy
$ sudo mount -t msdos /dev/sda /mnt/floppy

/mnt/floppyにマウントされました。/mnt/floppyにアクセスすればフロッピーの読み書きができます。
$ df -h
ファイルシス   サイズ  使用  残り 使用% マウント位置
rootfs           6.1G  2.7G  3.2G   46% /
/dev/root        6.1G  2.7G  3.2G   46% /
devtmpfs         180M     0  180M    0% /dev
tmpfs             38M  268K   38M    1% /run
tmpfs            5.0M     0  5.0M    0% /run/lock
tmpfs             75M     0   75M    0% /run/shm
/dev/mmcblk0p5    60M   19M   41M   31% /boot
/dev/sda         1.4M     0  1.4M    0% /mnt/floppy

アンマウント
$ sudo umount /mnt/floppy

usbmountを使えば自動的にマウントしたりできるので便利です。
実用性はともかく、プレゼンネタにしてみてはいかがでしょうか。

最近のRaspbianはsudoしなくてもGPIOにアクセスできる

今までGPIOポートにアクセスするには、sudoコマンドでスーパーユーザー権限で実行する必要がありました。ところが最近のRaspbian(2013-09-25-wheezy)では、一般ユーザーのpiでも直接GPIOポートにアクセスできるようになったようです。いちいちsudoする必要がなくなり、便利になりました。

今までのやり方
$ sudo su
# echo 25 >/sys/class/gpio/export
# echo out >/sys/class/gpio/gpio25/direction
# echo 1 > /sys/class/gpio/gpio25/value
# echo 0 > /sys/class/gpio/gpio25/value
# echo 25 >/sys/class/gpio/unexport
# exit

最近のRaspbian(2013-09-25-wheezy〜)
$ echo 25 >/sys/class/gpio/export
$ echo out >/sys/class/gpio/gpio25/direction
$ echo 1 > /sys/class/gpio/gpio25/value
$ echo 0 > /sys/class/gpio/gpio25/value
$ echo 25 >/sys/class/gpio/unexport

新しくgpioというグループが加わり、gpioグループにユーザーpiが含まれているようです。
$ ls -l /sys/class/gpio/
-rwxrwx--- 1 root gpio 4096 11月 21 11:52 export
 :
$ ls -l /sys/class/gpio/gpio25/
 :
-rwxrwx--- 1 root gpio 4096 11月 21 11:53 direction
-rwxrwx--- 1 root gpio 4096 11月 21 11:53 value

$ id -Gn pi
pi adm dialout cdrom sudo audio video plugdev games users netdev input spi gpio

NOOBSでインストールしたときにSDカードの容量を効率的に使う方法

今までRaspberry PiのSDカードにOSをインストールするには、OSのイメージファイルをイメージ書き込みソフトを使って書き込んでいましたが、NOOBSを使えば、PCからファイルをコピーするだけで済むようになりました。

noobsNOOBSには様々なOSが収録されているので、Raspberry Piを起動してインストーラーからインストールしたいOSを選択するだけなのでとても簡単です。しかしインストールしなかったOSのデータもSDカードの中に入ったままになっているため、その分だけ容量を食ってしまっています。ただでさえ容量が少ないのにもったいないですね。

NOOBSを使いながらも容量を効率的に使いたい、という場合は、NOOBSのファイルを展開して必要なファイルだけコピーすれば、使わないOSのデータに容量を取られてしまうこともありません。os フォルダの中に様々なOSのデータが入っています。もしRaspbianをインストールしたいなら、osフォルダの中については、Raspbianフォルダだけコピーします。

実際に4GBのSDカードにインストールして、dfコマンドでルートパーティションのサイズを比較してみました。

全てコピーした場合
Filesystem     1M-blocks  Used Available Use% Mounted on
rootfs              2426  1728       575  76% /

Raspbian だけコピーした場合
Filesystem     1M-blocks  Used Available Use% Mounted on
rootfs              3154  1730      1265  58% /

2426MG→3154MBと、728MBも容量が増えました。

Raspberry Piのアルミ製ケースが入荷しました

1.5mm厚のアルミを使った、重厚感のあるRaspberry Pi専用ケースが入荷しました。

アクリルやプラスチック製のケースとは全く次元の異なる、デザイン性に優れたケース。ケースの表面はアルマイト処理で美しく、塗装とは違って傷がついても目立ちにくいのが特徴です。

DSCN4142

商品ページ:Raspberry Piケース アルミ製GeekFunシリーズ
 カラー: レッドブラックシルバーアウトレット
販売価格 2,480円(税込)

今回は入荷量が非常に少量となっております。
次回入荷は1ヶ月以上かかる予定ですので、ぜひお早めにお求めください。

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