Raspberry Piブログ

オンラインショップ「ビクトリーセブン」による、Raspberry Piの話題が中心のブログです。

2015年01月

[コラム] 『ボタン長押しでシャットダウンする電源ボタンを作ろう 2』

Raspberry Piには電源ボタンがありません。起動するにはMicro USBの電源コードを挿すだけでよいため、電源ボタンがなくても特に不自由することはありません。しかし電源を切る際、いきなりMicro USBの電源コードを抜くと、メモリカードのデータが壊れてしまう可能性があります。そのため電源を切る際は、シャットダウンコマンドを実行しなくてはなりません。

shutdown-btn-ledそこで今回は、電源を切るためのボタンを作ってみます。電源ボタンは写真のようにGPIOポートに接続しました。DOS/Vパソコン用のリセットボタンを使ってもかまいません。
ボタン入力はGPIO22を使用し、ボタンが押されたらGPIO22に3.3Vを加えるようにします。

【接続例】
[PIN15] GPIO22 ---- ボタン ---- [PIN17] +3.3V
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Raspberry Pi B+用のまな板状のケース「オープンフラットボード」発売のお知らせ

GPIOポートの配線を付け替えたり、Raspberry Piで実験を行うとき、本体をケースに収めた状態だとケースの開け閉めが面倒です。かといってケースに収めないで使用すると、基板の裏のむき出しの端子が接触してショートしかねません。このまな板状のケースは上蓋がなく、底面のボード部分だけのオープン状態になっているため、GPIOポートなどの配線の取り回しが楽に行えます。

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底面に取り付けられたゴム足により、机の上でも滑りにくく、実験や作業に最適です。このケースはModel B+に合わせて作られていますが、ネジ穴の位置が同じModel A+でも取り付けが可能です。

商品ページ:Raspberry Piケース B+ オープンフラットボード(完成品)【メール便可】
販売価格:980円(税込1,058円)


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[コラム] Raspberry Pi Model B+でUSBの最大出力を1.2Aにグレードアップしよう

USB-up-to-1.2ARaspberry Pi Model B+では、4つのUSBポート合計で600mAまで流すことができるようになりました。600mAを越えるとリミッターが働いてしまい、それ以上流すことができなくなってしまうのですが、実は設定を変更することで最大で1.2Aまで流すことができるようになっています。

今回はUSBポートの最大出力を1.2Aに増やす実験を行います。

【設定方法その1
/boot/config.txt に以下の2行を追加してRaspberry Piを再起動する
max_usb_current=1
safe_mode_gpio=4

【設定方法
その2
GPIO 38にHIGHを出力する
echo 38 > /sys/class/gpio/export
#sleep 1  ←Permission deniedになる場合はコメントを外す
echo out > /sys/class/gpio/gpio38/direction
echo 1 > /sys/class/gpio/gpio38/value
echo 38 > /sys/class/gpio/unexport

どちらの方法でもかまいません。これにより600mAでかかっていたリミッターの値が、1.2Aまで上がります。2つめの方法ではGPIO 38にHIGHを出力していますが、GPIO 38がリミッターの制御に使われている特殊なポートようです。ちなみにGPIO 38にLOWを出力するとリミッターは元に戻ります。

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【実験結果】設定前(max 600mA)
4.85V - 0.00A 未接続時
 ↓
4.51V - 0.28A
 ↓
4.20V - 0.64A
 ↓
これ以上出力不可(PWR点滅)

【実験結果】設定後(max 1.2A)
4.14V - 0.70A
 ↓
3.95V - 0.90A
 ↓
3.68V - 1.20A
 ↓
3.57V - 1.30A
 ↓
これ以上出力不可(PWR点滅)

このように、設定を変更しただけでUSBポートに出力できる電流値の上限を増やすことができました。もちろんRaspberry Piの電源には、本体+USBポートの分の電流が流れますので、より大きな出力ができるACアダプタが必要になります。今回の実験ではiPad用のACアダプタを使用しました。


「USBメモリ型LEDライト」各種入荷しました

USBメモリのような形をした、USBコネクタに挿して使える USBメモリ型LEDライト(LEDランプ)が、各種入荷しました。モバイルバッテリーに取り付ければ懐中電灯に早変わり。USBメモリのような形をしているので持ち運びも便利です。

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基板状のタイプから、標準的な白色LEDのタイプ、柔らかい光りのタイプ、カラー、明るさセンサー内蔵タイプなど、様々なUSBメモリ型LEDライトをご用意しております。

商品ページ:USBメモリ型LEDライト
販売価格:230円(税込248円)〜480円(税込518円)

Raspberry Piの参考書
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