DSCN737111月10日にModel Aの後継モデルとなるModel A+が発表されました。Model A+はModel B+からメモリやLAN、USBポートを減らした廉価モデルとなっていていますが、Model Aと比べるとGPIOのピンヘッダがModel B+と同じ40ピンに増えています。また消費電力も大幅に削減されています。

Model B+とA+の主な違い
(SPEC)
  • メモリ 512MB → 256MB
  • LANコネクタ あり → なし
  • USBポート 4個 → 1個
  • サイズ 86×56 → 65×56 (mm)
  • 消費電力 → 20~25% DOWN

サイズが小さくなった

DSCN7388今 までModel AとModel Bは同じサイズでしたが、Model A+は長辺の長さが86mmから65mmになり、とても小さくなりました。HDMIやMicro USBコネクタなどの位置はModel B+と共通で、GPIOのピンヘッダやネジ穴の位置についてもModel B+と同じです。減らされたパーツの部分が無くなったという感じです。


Model B+用のケースが "一応" 使用可能

DSCN7362コネクタの位置やネジ穴の位置がModel B+と同じため、Model B+のケースを使用することができます。

ただし基板が小さくなったぶん、USBコネクタがケースの中に入ってしまうため、ケースを加工したり、延長ケーブルで引き出す必要がありそうです。

なお、USBキーボードを挿した状態で起動したところ、キーボードが認識せず、挿し直すと正常に認識するという現象がありました。


Model A+の消費電力を測定

簡易的な電流計で、Model B+、A+、B の電流値を測定してみました。USBキーボードのみ接続(LANケーブルは未接続)したときのRaspbian起動後のアイドル時と、stressコマンドでCPU/メモリに負荷を与えた場合の結果です。

アイドル時 ※参考値
  • Model B : 0.31A (1.55W)
  • Model B+ : 0.20A (1W)
  • Model A+ : 0.09A (0.45W)
負荷時 ※参考値
  • Model B : 0.36A (1.8W)
  • Model B+ : 0.24A (1.2W)
  • Model A+ : 0.11A (0.55W)
Model BからModel B+に変わって大きく消費電力が下がりましたが、Model A+はそれよりも更に消費電力が下がっていることがわかりました。


乾電池で動くか?

DSCN7391最後に乾電池でModel A+が動作するかどうか実験をしてみました。新品の単3アルカリ電池2本からUSBの5Vを出力する充電器に接続すると、正常に起動することができました。startxでLXDEの起動もできました。アルカリ電池では長時間の使用は期待できませんが、スマートフォン用のモバイルバッテリーなどを使えば、長時間の使用もできると思います。


Model A+の使い道は…

小型で低消費電力と いうメリットがある一方で、LANポートが無いため、ネットワークに接続して何かをさせる用途には向いていません。ただし常時ネットワークへの接続が必要 ないのであれば、セットアップのときだけUSBのLANアダプタを使用したり、Model B+でセットアップしたMicroSDカードをModel A+に移し替える手もあります。GPIOポートはModel B+と同じですから、ネットワークへ接続が必要のない制御用や、センサーなどを接続した観測用などには便利そうです。