第1回ではBlynkのセットアップを行いました。第2回ではスマホから、Raspberry Piに接続したLEDを制御してみます。

今回は例として、GPIO 24にLEDを接続します。
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Raspberry Piのターミナルを開いて、念のためちゃんと点灯するかどうかgpioコマンドを使って確認します。LEDが光らない場合は、配線を確認してみてください。
$ gpio -g mode 24 out
$ gpio -g write 24 1
$ gpio -g write 24 2

Blynkを起動していない場合は、起動します。
$ cd ~/blynk
$ sudo ./blynk --token=自分のAUTH TOKEN

スマホのBlynkアプリにLEDを点灯させるためのボタンを設置します。右上のマークが三角になっていることを確認します。四角の場合はRaspberry Piと接続状態のため、四角をタップして切断します。三角にします。
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何もないところをタップします。
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するとウィジットの一覧が出てきます。今回はボタンを設置するので「Button」をタップします。
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ち なみに表示されている200という数字は消費するEnergyのことで、電池マークのところに2000と表示されているのが現在使用可能なEnergyの 残高。無料で2000まで使用できるので、たとえばボタンなら10個まで無料で使えるということです。これ以上使いたい場合は「+Add」ボタンから、有 料のEnergyを購入することもできます。

画面上にボタンが設置されました。場所は自由に変更できますので、移動したい場合は長押ししてください。続いてボタンの設定を行います。ボタンをタップします。
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わ かりやすいように簡単な名称を付けます。お好みで画面上の色も変更できます。ボタンのタイプはPUSHとSWITCHの2種類あり、PUSHは押すとオ ン、離すとオフ、SWITCHは押すとオン、もう一度押すとオフになります。今回はSWITCHを選択します。(なぜかPUSHタイプは正常に動作しない ため)次にGPIOポートの割り当てをします。PINをタップします。
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左 側はDigitalを選択します。Digitalを選択すると、Raspberry PiのGPIOポートの選択できるようになります。Virtualについては第3回以降で説明します。右側はGP24を選択してOKを押します。GP24 は、GPIO 24という意味です。
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これで準備は完了です。右上の三角ボタンをタップして、Raspberry Piに接続します。マークが四角に変わったら接続完了です。接続したらボタンをタップしてみてください。
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LEDが光りましたか?

反応するまで少しタイムラグがあります(場合によっては数秒かかることも)。あまり頻繁に操作すると処理が追いつかない場合もありますので、はじめはゆっくり操作してみてください。


<応用編>

せっかくなので他のウィジットも試してみましょう。一旦Raspberry Piとの接続を切って、「Slider L」というウィジットを追加します。スライダーは左右に動かせるボリュームで、オンとオフだけでなく中間の状態も指定することができます。
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Raspberry PiではPWM(パルス幅変調)に対応したGPIOポートは限られているので、ここではDigitalのGP18を選択します。実際にはGPIO 18の他にもPWMが使用できるポートはあるのですが、現時点ではGPIO 18しか選択できないようです。
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Raspberry Pi側の配線も変更しましょう。GPIO 24に繋がっているLEDをGPIO 18に接続します。

配線を変更したら右上の三角ボタンをタップしてRaspberry Piに接続して、スライダーを左右に動かしてみてください。手を離した位置に応じた明るさでLEDが光っていると思います。
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<ウィジットの削除>

最 後にウィジットを削除する方法を説明します。接続していない状態のときにウィジットをタップすると、ウィジットの設定画面が開きましたが、下にスクロール していくと「Delete」というボタンが現れます。Deleteをタップすれば、そのウィジットは削除することができます。
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下にある数字は戻るEnergyで、使用したEnergyは削除すれば戻ってきます。もしEnergyが足らないという場合は、不要なウィジットを削除してみるとよいでしょう。

今回は1台のRaspberry Piで実験をしましたが、Blynkでは複数のプロジェクトを作成することができます。左上のアイコンをタップすると、複数のプロジェクトを左右にスワイプして切り替えられるようになっています。
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次回はRaspberry PiのCPUの状態をBlynkで表示する実験を行います。CPUの温度やクロック周波数、システムのロードアベレージ(負荷)をスマホの画面上で確認してみましょう。


連載 IoTサービス「Blynk」を使ってRaspberry Piをスマホからコントロールしよう