RouterBOARDの搭載OS RouterOSには現在3つのリリースレーンがあります。

bugfix  旧カレントリリースから分離。ある程度のBugがつぶされている。
Current  カレントリリース、一応公式なRouterOSのリリースバージョン
RC 最新の実装を含むベーターリリース、Bugも豊富だが使える新機能、Bugfixも多い

通常の利用ではbugfixやCurrentを利用するのが無難です。
(Bugfixでは実装されてない機能を利用したい場合はCurrentを利用します。)

RouterOSのupdateと再インストール

RouterOSは通常RouterBOARDに出荷時、
ライセンスを含む形でインストールされ搭載されています。
ここに新しいOSをuploadして再起動する事で更新ができるのですが、
RC等を利用している場合、内部パラメーターの変更等でうまくコンフィグが引き継がれない等の
問題が発生する場合があります。(内部設定パラメーターがおかしくなる場合がある)

Update挙動としては、差分のモジュールと設定の部分を差し替えている感じですね。

この際は設定の初期化を行う事で大体正常に戻るのですが、
場合によってはこれで対応できない場合があります。
その際はUpdateでなくそのRouterOSのリリースをNANDへ直接書き込む事で、
クリーンな環境として再インストールする事ができます。


再インストールにはNetinstallを使う

RouterBOARDにはNetbootする機能があり、この機能で書き換え用のカーネルを起動させて、
NANDへOSを書き込む事が出来ます。この一連の作業をサポートするツールがnetinstallです。
netbootをさせる場合、RouterBOOTで本体の起動元をNANDからnetboot(bootp)に変更する必要があります。
コンソール搭載機種はコンソールからnetbootへ変更し、起動する事でnetbootできますが、
コンソール非搭載機種はなかなかどういう状態でbootしているのか、状態がつかめません。

この場合の起動方法は以下の通りです。
1)リセットボタンを何かで押しながら電源を投入
2)actの点滅を確認
3)act消灯、Etherのled消灯 act再点灯、Etherのled点灯、点滅
4)3を確認しながらストレージが表示されるまでリセットを押し続ける。
Etherの点滅を確認してもストレージが見えない場合は再度1からやり直してください。

bootpでRouterBOARDを起動させる前にNetinstallを起動、設定させます。
netinstallを管理者権限で起動させ、起動後、netbootingのボタンでnetinstallのIPを設定します。
Service enableのチェックを入れ、boot用のipアドレスを設定します。

下のファイルでinstallしたいRouterOSの格納フォルダを選択しておくと、
フォルダ内のRouterOSが表示されるようになります。

正常にストレージが表示されると、右上に認識しているRouterBOARDのsoftwareIDと
ライセンスKeyが表示されます。
これが表示されない場合はnetinstallを中止してください。
(別途ライセンスを抜かないとライセンスが消えます)

ストレージを選択すると、ファイルに当該のRouterOSが表示されます。
(MIPSBEならMIPSBEのOSのみ表示されます。)
あとは、インストールしたいOSを選択してINSTALLを押すと
NANDの初期化、パーテーション、OS転送、再起動まで行われます。

再起動後はnetinstallを終了してWebfigアクセス、もしくはWinbox等でアクセスできるか
確認を行ってください。

本来、RCリリースの変更はNetinstallで行うのが良いようですが、
通常の方法でも最近はそこそこ設定が引き継がれますので、
よほどの怪しい挙動がない限りはnetinstallは行わなくともよくなりました。

また、ブリック時(起動しない、bootloopする等)はnetinstallが必須となります。
RouterBOARDユーザーはnetinstallの練習をしておいた方が良いかもしれません。




どのリリースを使えば良いのか?

現状ではカレントリリースをとりあえず使ってほしい。というところ。
Bugfix版も良いのですが、実装が古い場合があるので、
使いたいプロトコルに合わせてOSをチョイスしなければならない場合もあります。
現状のカレントリリースは3年前に比べればものすごく安定していますし、
ブリックの頻度もかなり低いのが現状です。

現在ではカレントOSの過去リリース版もDLできるようになっているので、
安定しているカレントを過去版で探して利用するのも安定させるポイント。
(FixListを参考の上、使いたいプロトコルがFixされているか、確認が重要)

RCはBugを含みますが、過去に問題だった点のFixが入っており、安定して動く場合も多く、
特定用途で運用を行いたいけど、プロトコルはこれが安定しないとだめ、という場合はRCの利用を
検討した方がよいでしょう。(カレントリリースまで時間がかかりますし、出てもFixされていない場合がある)

RBug.jpでは検証等も有志で行っていますので、わからない場合は掲示板等に質問をしてみると、
良いかもしれません。