独学Linux

Linuxの導入から応用まで、独学で学んだことを綴って、仲間を増やします! 日々の格闘を報告したいと思います。

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ゼロからはじめるSphinx《LaTeX編》

前回の続きで、SphinxでLaTeXを使う設定をまとめておきます。TeXLive2011を前提にすると汎用性がないので、今回はUbuntu 11.10(Oneiric)のデフォルトのTeXLiveを使うことにします。
(前回の段階では使えないと思っていたのですが、latex・htmlともに成功しました)

latexコンパイルの設定は、make latexを実行するたびに、面倒な設定変更を行う必要があるため、LaunchpadのPPAに、この設定を反映させたSphinxパッケージを用意しました。PPAにパッケージをアップロードするのは初めてだったので、やや苦戦しましたが…(苦

launchpad
現状のパッケージ名は、sphinx-1.0.7+dfsg-ppa2~oneiricです。12.04バージョンを作るかどうかは未定。「ppa2」となっているところや、もうひとつ失敗したPPAのページを消したりしているところに苦戦したようすが見え隠れしております。

TeXLiveをインストール

必要なパッケージを絞り込めていませんので、結構量が多いですが必要そうなものを一式入れておきます。下記のコマンドを実行すれば入りますが、ディスク使用量を約426MBほど消費しますので、空き容量に注意してください。

$ sudo apt-get install texlive texlive-base ptex-base ptex-bin \
  dvipsk-ja xdvik-ja ptex-jisfonts gs-cjk-resource jmpost dvipdfmx \
  texlive-math-extra okumura-clsfiles jbibtex-bin mendexk


これで、通常のLaTeXのコンパイルは問題なくできるはずです。


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ゼロからはじめるSphinx《入門編》

Sphinxは、HTML文書・LaTeXを用いたPDFファイル・EPUB形式の電子書籍などを同一のソースファイルから作成できるドキュメント作成プログラムです。通常のプログラムのコンパイルのように、makeコマンドを使ってそれぞれの形式の文書を作成します。

Sphinxのソースファイルは、reStructuredText(拡張子は .rst)と呼ばれるマークアップ言語で記述します。以下に、サンプルをお見せしますが、これらはすべて特別なレイアウト調整を行っておらず、デフォルトのレイアウトを使っています。このように、非常に完成度の高い多様な文書が同一のソースから作成できるというのは魅力的ですね。

以下、Ubuntu 11.10(oneiric)でSphinxを使ってみたという備忘録です。
詳細は、Sphinxの日本語マニュアルを参照してください。

Sphinxの使用例


sphinx-latex
make latex→make all-pdf-jaで生成したPDF文書。contentsのリンクは自動的に生成されています。このように、インデックスが自動生成されるところもSphinxの利点です。改ページ位置の調整はできるのでしょうか?なお、デフォルトのconf.pyでは、ドキュメントの種類が「manual」になっていますが、この場合は「howto」を指定しました。
latex_documents = [
('index', 'test.tex', u'量子力学入門',
u'Masahiko Yamaguchi', 'howto'),
]


sphinx-html
make htmlで生成したHTMLをFirefoxで開いているところ。このまま公開できそうな完成度です。cssファイルは、build/html/_staticフォルダの中に、またTeXの数式画像はbuild/html/_images/mathフォルダの中に入っています。

sphinx-epub
生成したEPUBをSigilで開いています。数式以外の文字はSigilで再編集することもできます。FBReaderでは、文中のTeXフォントがすべて別行立てになってしまいます。また。スマートフォンではCopperReaderを使って読むことができました。ただし、数式はpng画像のため、かなり粗い表示になってしまいます。jsMathを使えばもう少しましかも。


Sphinxを使用する際の注意点

数式の入っていない普通の文書でHTML文書やEPUBを作るだけなら問題ありませんが、LaTeXを利用する場合、platexとdvipdfmxがUTF-8に対応していなければ失敗します。ちなみに、UbuntuとFedoraのTeXLiveはUTF-8に対応していませんが、TeXLive2011を入れれば使えます。メジャーなディストリですと、Vine LinuxぐらいしかUTF-8に対応していないのでは?

[2012.01.13 追記]
Makefileにnkfコマンドを加えることで、Ubuntu 11.10のデフォルトのTeXLiveでも利用可能であることがわかりました。詳しくは次回の記事でまとめます。

Sphinxのインストール

Ubuntu 11.10では、デフォルトのリポジトリに含まれていますので、ソフトウェアセンターで「python-sphinx」を検索して入れるか、次のコマンドでインストールします。

$ sudo apt-get install python-sphinx
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Bluetoothを利用したAndroidとのファイル共有《続編》

先日の記事(Bluetoothを利用したAndroidとのファイル共有《Fedora16対応》)では、スマートフォンからPCへのファイル転送ができませんでしたが、bluemanというパッケージを追加したところ、アクセスを許可する表示が出て転送に成功しましたので、メモしておきます。

bluemanのインストール

下記のコマンドを実行します。Ubuntu 11.10でも同様に、bluemanを導入することでスマートフォンからPCへのファイル転送が可能になりました。
[Fedora16]
$ su -c 'yum install blueman'
[Ubuntu 11.10]
$ sudo apt-get install blueman

blueman-managerの起動

次のコマンドでblueman-managerを起動しておきます。
$ blueman-manager

blueman-1PCからの送信に成功しているなら、特に設定しなくても、このように認識されているはずです。
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本日発売!Ubuntu Magazine Japan vol.6

アスキー・メディアワークスさんから、待望のUbuntu Magazine Japan vol.6が本日発売されます。

Ubuntu Magazine Japan公式サイト
Amazonから購入

前回に引き続き、僕は執筆に加わっていませんが、Japanese Teamのみなさんと、おなじみのu-bonさんらの努力の賜物です。今回はプリンタ関連で活躍されているOさんも執筆されておられるようです。

あまりネタばらししてしまうと、楽しみが半減してしまいますので、目次だけ紹介しておきましょう。

  • 11.10 Oneiric Ocelot完全分析
  • Ubuntu 11.10最新FAQ50 【基本&セットアップ編】
  • スマホとUbuntu完全連携
  • Ubuntu 11.10最新FAQ50 【システム設定&ハードウェア編】
  • デュアルブートより簡単・便利!タダで実現する仮想化
  • Unityデスクトップを使いこなす
  • Ubuntu Oneの得テク
  • Ubuntuの日本語入力 基礎のキソ
  • 使いながら覚える コマンドライン再入門 第1回

  • 中でも、Japanese Teamのいくやさんが書かれているUbuntuの日本語入力 基礎のキソは、ベテランユーザの方でも一度は読んでおくべき内容かと思います。

    その他にも、動かし隊が行く!やらUbuntuロードテストやら発掘!お宝アプリなど盛りだくさん。おっと、忘れちゃいけない「うぶんちゅ!」も健在です。世界的に有名になったUbuntu mangaの今回のテーマは…おや?誰かが来たようだ。続きを読む 》

    Bluetoothを利用したAndroidとのファイル共有《Fedora16対応》

    Bluetoothの機能を利用すると、LinuxをインストールしたPCとAndroid携帯の間でファイル転送を行うことができます。今回は、ネットブックのAspireOneの内蔵BluetoothとAndroid 2.2搭載のスマートフォンGalaxy S(SC-02B)を使って試してみました。

    結果は、Fedora16→Galaxy Sへのファイル転送は問題ありませんが、逆方向のGalaxy S→Fedora16への転送はできませんでした。Ubuntu11.10でも同様な状態ですが、Ubuntuの場合はUbuntu Oneが使えるので、あまり気にしていなかったりします。

    Bluetoothデバイスは双方とも自動認識されているものとして、Bluetoothを利用したファイル共有の手順をまとめておきます。

    Android側の設定


    G-setting
    まず、Android側で設定メニューから「無線とネットワーク」>「Bluetooth設定」と辿り、「Bluetooth」を有効にします。

    Fedora側の設定とペアリング


    blue-0
    パネルのBluetoothのアイコンをクリックして、「Bluetooth」「検出可能かどうか」をともに「ON」にし、「Bluetoothの設定」をクリックして設定画面を表示させます。
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    TeXLive2011の導入と設定《Ubuntu 11.10 (Oneiric)対応》

    本日、休日を利用して、常用しているメインのノートPCをUbuntu 11.10に移行しました。必要なデータをバックアップしておき、クリーンインストールです。アップグレードしてしまうと、インストール済みのアプリの設定が悪さしてしまう気がするのと、比較的純粋な環境で使いたかったためで、他意はありません。

    新規にLinuxをインストールした場合、はじめにインストールするアプリの1つにLaTeXがあるのですが、あえてデフォルトのTeXLiveは使わず、UTF-8に対応しているTeXLive2011を入れてみることにしました。結構、時間と手間がかかりましたので、覚書として残しておきます。

    texworksTeXLive2011を利用したTeXworksを使用しているところ:TeXのソースが表示されているウィンドウの左上にある緑色のボタンをクリックするだけで、コンパイルとPDFファイルのプレビューが同時にできる。

    TeXLive2011のインストール

    TeXLive2011は、下記のサイトにあるソースファイルからインストールする必要があります。英語のサイトですが、日本語に対応したパッケージも同梱されていますので、心配無用。ただし、今回はwgetで入手しますので、同サイトから直接ダウンロードする必要はありません。

    ● ダウンロード元:Installing TeX Live over the Internet

    まず、端末で下記のコマンドを実行し、パッケージを入手して展開します。
    $ wget http://mirror.ctan.org/systems/texlive/tlnet/install-tl-unx.tar.gz
    $ tar zxvf install-tl-unx.tar.gz

    あとは、展開してできたディレクトリに移動して、「install-tl」というスクリプトを実行するだけです。といっても、このスクリプトで処理が終了するまでには、相当な時間がかかります。家の環境(すいません、いまだにADSL)では、75分ほどかかりました...orz
    $ cd install-tl-20111130
    (注意:ディレクトリ名はダウンロードした日付によって異なります)
    $ sudo ./install-tl
    [sudo] password for (username):
    (パスワードを入力してリターンします)続きを読む 》

    Ubuntu12.04とFedora17の開発スケジュール

    開発版のスケジュールをまとめておきます。Ubuntuは基本的に木曜日、Fedoraは火曜日に公開するという慣例があります。ただし、Fedoraは直前にスケジュール変更される場合が多いので注意が必要です。

    Ubuntu 12.04 LTS (Precise Pangolin)

    日程公開バージョン
    2011年12月1日(木)Ubuntu 12.04 Alpha1
    2012年2月2日(木)Ubuntu 12.04 Alpha2
    2012年3月1日(木)Ubuntu 12.04 Beta1
    2012年3月29日(木)Ubuntu 12.04 Beta2
    2012年4月26日(木)Ubuntu 12.04 LTS 正規版
    ※ 日本語Remixは正規版の公開後、数日以内には公開されると思われます。
    ※ これまでのLTSのデスクトップ版のサポート期間は3年間でしたが、12.04ではサポート期間が5年間に変更されます。

    (参考)PreciseReleaseSchedule
    (参考)Pangolin:アルマジロに似た哺乳類。


    Fedora 17 (Beefy Miracle)

    日程公開バージョン
    2012年2月28日(火)Fedora 17 Alpha
    2012年4月3日(火)Fedora 17 Beta
    2012年5月8日(火)Fedora 17 正規版
    ※ Fedoraは多言語対応しており、日本語に特化したバージョンはありません。
    ※ F17では3DアクセラレーションなしでもGNOME Shellが利用可能になる予定です。

    (参考)Fedora 17 Schedule
    (参考)beefymiracle.org
    続きを読む 》

    GNOME Shell Focus Effects Extension

    GNOME Shellには、いろいろな拡張機能を追加することができます。その多くは、以前のGNOME2の機能を復活させるタイプものがほとんどですが、今回はCompizのようなウィンドウ・エフェクトを紹介しましょう。

    fedora-gnomeshell-extension-1Focus Effects Extension:非アクティブなウィンドウが半透明になり、傾いた状態になります。これはFedora16のLiveCDで試しているところです。なお、Ubuntuで試したものはYouTubeに動画を掲載しています。
    [この記事の後半を参照]

    Ubuntu 11.10とFedora 16で試してみたところ、どちらもほとんど同じ手順で導入できました。ホームディレクトリ内の.localフォルダに保存する形式ですので、比較的安全な形で試せると思います。

    必要なパッケージを導入

    まず、必要なデータを入手するためにgitを、また設定を有効にするためにGNOME Tweak Toolを使いますので、それぞれインストールしておきます。
    Ubuntu 11.10の場合は、事前にGNOME Shellをインストールしておく必要があります。なお、Ubuntu 11.10でGNOME Shellをインストールするには、下のボタンをクリックするだけでOK。
    gnome

    [for Ubuntu 11.10]
    $ sudo apt-get install git gnome-tweak-tool
    [for Fedora 16]
    $ sudo yum install git gnome-tweak-tool

    Ubuntu 11.10とFedora 16で異なるのは、この部分だけで、以下の手順は共通です。

    続きを読む 》

    Fedora16の正規版がリリース!

    昨日、予定通りにFedora16(開発コードネーム:Verne)正規版が公開されました。新しい機能については、以前に開発版の記事を書いていますので、そちらを参考にしてください。


    これは、LiveCDで起動して、GNOME Shellのlauncherをカスタマイズしているところをキャプチャした映像です。続きを読む 》

    Ubuntu 11.10(Oneiric)の日本語環境に関する注意点

    先日、Ubuntu 11.10(Oneiric)の正規版および日本語Remixが公開されました。こちらでは日本語Remixを外付けHDDにインストールしましたが、特に問題はありません。ですが、本家CDからのインストールあるいは11.04からのアップデートなどの際に、問題が生じる場合があるようです。

    3時間ほど前に、Japanese Teamの小林さんがメーリングリストに投げていますので、注釈を交えてお伝えしておきます。詳しい経緯は、Japanese TeamのIRCの過去ログを参照してください。

    すべてのアプリケーションで正しい日本語フォントが表示されない場合

    原因はつかみきれていませんが、日本語フォントの設定に失敗することがあるようです。以下のコマンドを実行することで修正できます。

    $ sudo fontconfig-voodoo -s ja_JP

    一部のアプリケーションで正しい日本語フォントが表示されない場合

    日本語 Remix CDからインストールしていない環境では、一部のアプリケーション(Unity 2D)やWebページで、デフォルトの日本語フォント(Takao Pゴシック)が用いられない不具合があります。修正するには以下のコマンドを実行してください。

    $ sudo wget https://www.ubuntulinux.jp/fonts.conf.d/oneiric-69-language-selector-ja-jp.conf -O /etc/fonts/conf.avail/69-language-selector-ja-jp.conf

    これにより、フォントの設定ファイルが日本語Remix CDに含まれているものと同じものに差し変わり、どの言語に対しても日本語のフォントを優先して用いるようになります。この問題は、Ubuntu本体のレポジトリで修正するよう働きかけていく予定です(注:陰ながら応援していますのでよろしくお願いします)続きを読む 》
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