Ubuntu7.10以前のバージョンをUSBメモリにインストールするには,ライブCDに付属するスクリプトを実行すればよかったのですが,Ubuntu8.04(Hardy)には,このスクリプトが含まれていません。

そこで,いろいろと試してみた結果,とりあえず起動に成功しました。

ubuntu-usb
←USBメモリから起動したHardy。起動方法がやや面倒。ユーザがroot表示?


作成したユーザで直接ログインするには至っていませんので,その意味ではまだ不完全ですが,インストール自体は簡単です。

通常のインストールのガイドにもなると思いますので,省略せずにインストール画面をすべて載せておきます。
【USBメモリへのインストール方法】
(注意) USBからの起動に対応したPCでないと起動できません。比較的新しい機種であれば対応していると思います。

Hardyでは,ライブCDでUSBメモリを起動ディスクに指定できる機能があります。この機能を使って普通にインストールしてみました。

必要なもの:Ubuntu8.04のライブCD,4GB以上のUSBメモリ

まず,USBメモリを挿入して,ライブCDからUbuntuを起動します。今回使用したUbuntuはUbuntu8.04(Hardy)の日本語ローカライズ版です。

1.言語とタイムゾーンの設定

言語は初めから日本語に指定されています。ここはそのまま「進む」。タイムゾーンも指定済みですので,現在時刻を確認して「進む」でOK。

hardy-usb-1hardy-usb-2



2.キーボードレイアウトの設定

キーボードも日本語キーボードが指定されていますので,ここも「進む」。

hardy-usb-3
一応,入力欄で半角記号キーなどの割り当てを確認しておくといいでしょう。


3.ディスクの準備

ここは,USBメモリ特有の設定です。ハードディスクが/dev/sdaのみの場合,USBメモリは/dev/sdbに割り当てられます。ここで間違えてしまうと,本体のPCが起動しなくなる恐れがあるので,慎重に確認しましょう。

hardy-usb-4
USBメモリの全領域をUbuntuで使う場合,「ガイド-ディスク全体を使う」をチェックし,USBメモリを選択します。


4.ユーザ情報の設定

hardy-usb-5
ここは通常のインストールと同じです。ユーザ名やパスワードを入力しましょう。


5.ユーザ設定のインポート

hardy-usb-6
HDDにLinuxが入っている場合,設定をインポートできます。必要がなければそのまま「進む」。


6.インストール準備終了

通常のインストールでは,これで「インストール」ボタンを押せばインストールが始まりますが,ちょっと待って下さい!

hardy-usb-7
このままでは,PCのHDDのMBRが書き換えられてしまいますので,「拡張…」のボタンをクリックして,MBRの設定を行います。


7.ブートローダの設定

「拡張…」ボタンを押すと,下の画像のようなウィンドウが表示されます。「ブートローダをインストールするデバイス」で,USBメモリを選択します。

hardy-usb-8
直接「(hd1)または/dev/sdb」と入力しても構いませんが,ここはくれぐれも慎重に。


あとは「OK」を押し,「6.インストール準備終了」の画面で「インストール」をクリックすれば,インストールが始まります。

8.ブートメニューの変更

インストールが無事に終了すると,「ライブCDをそのまま使い続ける」「再起動」するかを訊かれますが,ここではまだ再起動しないで下さい。

USBメモリから起動する際,インストール時のデバイス名/dev/sdb/dev/sdaに変更されてしまいます。

そこで,/boot/grub/menu.lstの記述を変更しておきます。

まず「場所→コンピュータ」「3.8GBのメディア」と書かれたドライブをダブルクリックしてマウントします。正常にマウントできたら,ライブCDのGnome端末で,次のコマンドを実行します。

$ sudo gedit /media/disk/boot/grub/menu.lst

あとは下の画像のように変更します。赤枠が変更した部分です。

menu-lst-1menu-lst-2


9.起動方法

PCのバイオスで,USBから起動するように設定し(これは機種によって方法が異なります),再起動すればUSBから立ち上がります。ただし,ログイン画面(GDM)から設定した一般ユーザでログインすると,正常にGUIが立ち上がりませんでした。

最終的には,最初の画像のように立ち上げることができましたが,その具体的な方法については,次回にまとめます。

ちなみに,Ubuntu日本語フォーラムで,oryaaaaaさんがインストール用のプログラムを紹介されていますので,それを使う方法もあります。