Ubuntuには、gksuやnautilus-gksuといったGUIを管理者権限で操作するためのパッケージが存在します。Fedoraにはgksuがないようなので、探してみたら同等なものがありました。

Fedora11でUbuntuのgksuに相当するのは「beesu」、nuatilus-gksuに相当するのは「nautilus-beesu-manager」というパッケージです。Fedora10以降、rootユーザでログインできないように変更されたため、新たに加えられたものらしいです。

システム>管理>ソフトウェアの追加/削除(Packgekit)で、それぞれの名称で検索すれば簡単に導入できます。yumで入れる場合は、端末から

$ su
# yum install beesu nautilus-beesu-manager


というコマンドを実行します。

beesuの使い方

基本的には、Ubuntuのgksuと同じです。例えば、マルチブートの設定を記述する/boot/grub/menu.lstを管理者権限で開くには、次のようなコマンドで用います。

$ beesu gedit /boot/grub/menu.lst

nautilus-beesu-managerの使い方

nautilus-beesu-managerをインストールしただけではスクリプトが1つも有効になっていませんので、まず端末からnautilus-beesu-managerを起動します。

$ nautilus-beesu-manager

※ 「一般ユーザで実行」に修正しました。(06/26 01:34)

これで、次のような画面が開きます。

beesu-1
ファイルを管理者で開く場合は、Edit with gEditにチェックを入れ、フォルダを管理者で開く場合は、Open Nautilus Hereにチェックを入れて、OKをクリック。


beesu-2
無事にスクリプトがインストールされると、このような画面が表示されるので、OKをクリック。


beesu-3
右クリックして「スクリプト>beesu>Open Nautilus Here」を選択すると、管理者権限でNautilusが開きます。


Fedoraでもインストールさえクリアーすれば、Ubuntuと同様な操作ができる一例ということで…。