アクセス解析したところ、かなり古い記事へのアクセスが多いようなので、一応、現時点で最も簡単な方法を書き直しておきます。

過去の記事:Ubuntu LinuxをUSBメモリにインストールする方法

上の記事の投稿時点では、USBメモリへのインストールはかなりハードルが高い作業でしたが、Ubuntu 9.04(Jaunty Jackalope)の場合、当時と比較して、格段に易しくなっています。

USBメモリへのインストールについて

USBメモリへのインストール方法は、大別して2通りあります。

1つは、通常HDDへのインストールと同じ手順で行う方法です。最近はUSBメモリを自動的に指定してくれるので、リスクは軽減されているものの、最後のステップで本体のHDDのMBRを書き換えてしまう危険性があります。

もう1つは、「システム>システム管理>USBスタートアップ・ディスクの作成」を利用する方法です。容量が4GB程度あれば、インストール後の変更を反映させる形式で、インストールできます。また、LiveCDと同様、インストール後の変更を反映させない形でインストールすることもできます。

以下では、Ubuntu 9.04がインストールされているPCを使って、「USBスタートアップ・ディスクの作成」を利用する方法を紹介しておきましょう。

ただし、インストール後にUSBメモリから起動するには、実行するPCのバイオスがUSB起動に対応している必要があります(比較的新しいPCであればほとんど対応しているはずです)。

USBメモリへのインストール方法

まず、4GB程度の容量をもつUSBメモリを用意します。また、事前にUbuntu 9.04(Jaunty)日本語Remix版のISOイメージをダウンロードしておきます(注意:インターネットに接続されている必要があります)。続いて、UbuntuがインストールされているPCを起動して、用意したUSBメモリを挿入します。あとは、以下の手順を進めるだけです。

usb-inst-1
システム>システム管理>USBスタートアップ・ディスクの作成を選択します。


usb-inst-2
パスワードを要求されるので、ログインしているユーザのパスワードを入力します。


usb-inst-3
これが「USBスタートアップ・ディスクの作成」の画面。すでにUSBメモリが認識されています。「CDを挿入するか、「その他」を選択してください。」と書かれている部分の右にある「その他」のボタンをクリックします。


usb-inst-4
事前にダウンロードしておいたISOイメージを選択します。すみません、Karmicになってます…。


usb-inst-5
ISOイメージの選択後のようす。「データ保存領域を確保し、行われた変更を保存します」の部分にチェックを入れ、確保する容量:のスライダーを保存に利用したい量だけ移動させます。


あとは、下部の「スタートアップ・ディスクの作成」というボタンをクリックして待つだけです。

なお、「シャットダウン時に、全ての変更は破棄されます」の部分にチェックを入れておくと、変更が保存されないLiveCDと同じ形式で作成されます。

usb-inst-6
インストール中…。


usb-inst-7
インストールが無事に終了。


この画面が表示されれば、無事にインストールが完了しているはずです。再起動して、USBからブートしてみて下さい。

トラブル・シューティング


他のディストリを試した後や、通常インストールに失敗した後に、作業を行うと、GRUBが残っていて起動できない場合があります。

その場合は、下記のコマンドでUSBメモリのMBRを消去し、Gpartedでfat32形式に再フォーマットしてから試してみるといいでしょう。

$ sudo dd if=/dev/zero of=/dev/sdb bs=512 count=1

《重要》 of=に続く、/dev/sdbの部分は、必ずUSBメモリのデバイス名に合わせて下さい。間違えると、本体のPCが起動できなくなる可能性があります。

【追記 2009/8/9】

USBメモリのデバイス名は、USBメモリを挿した状態で、下記のdfコマンドを実行すれば確認できます。

$ df
 ファイルシステム 1K-ブロック 使用 使用可 使用% マウント位置
 (省略)
 /dev/sdb 613184 610348 2836 100% /media/xxx


 最後の「/media/xxx」(xxx はUSBメモリによって異なります)の部分がUSBメモリのマウント位置ですので、その先頭の「/dev/sdb」がデバイス名となります。

以下、必要があれば追加していきます。