新しいネットブックでは、LANチップのドライバが認識されないことがよくあります。このように、ネットワークにつながらない状態でパッケージを追加したいという場合、ローカルのHDD内に仮のリポジトリを作ってしまうという方法があります。

(注意)これはあくまで実験的な内容です。ドライバが認識されない場合は、USB接続のLANアダプタを買ってきた方が手っ取り早いです。

ここでは、Fedora11のインストール用DVDに含まれるパッケージを使って、試してみましょう。

パッケージをコピーする

まず、どこでもいいので、パッケージの置き場所(/home/fedora/rpmとします)を用意しておきます。これは、ホームディレクトリにrpmというフォルダを作るか、下記のコマンドを実行します。

$ mkdir /home/fedora/rpm

続いて、作成したフォルダに、インストール用DVDの「Packages」というフォルダの中にあるrpmパッケージをすべてコピーします。約3.2GBの容量がありますので、結構時間がかかります。

createrepoを実行する

yumコマンドで利用できるようにするには、パッケージのリストなどが含まれるメタデータが必要です。これを作成するには、createrepoというコマンドを実行します。

$ cd /home/fedora/rpm ←パッケージをコピーした場所に移動
$ createrepo -v /home/fedora/rpm ←メタデータを作成

これで、/home/fedora/rpmの中にrepodataというフォルダができ、その中にfilelists.xml.gz、other.xml.gz、primary.xml.gz、repomd.xmlという名前のメタデータが作成されます。

リポジトリを登録する

まず、rootになって、/etc/yum.repos.d に移動します。

$ su  ←rootになる
パスワード: ←rootのパスワードを入力してEnterキーを押す
# cd /etc/yum.repos.d/

このディレクトリに、今回作成したローカルリポジトリの定義ファイルを新たに作成します(fedora-local.repo とします)。

# gedit fedora-local.repo

[fedora-local]
name=Fedora $releasever - local
baseurl=file:///home/fedora/rpm/
enabled=1


以上の手順が終了すれば、DVDからコピーしたパッケージをyumコマンドや「ソフトウェアの追加/削除」でインストールできるようになっていると思います。また、「システム>管理>Software Sources」にも作成したリポジトリが表示されます。

local-repoここのチェックを外せば、リポジトリを無効にすることができます。


(参考)RPMファイルを追加・削除した場合は、適宜 createrepo コマンドを実行して、メタデータを更新する必要があります。また、定期的に公開されているリポジトリからRPMファイルをダウンロードしたい場合は、rsyncを用いて同期をとるという方法もあります。