ASCII.jpさんとの連動企画です(勝手に連動させてるだけですが)。
【連動記事】
ASCII.jp:もっと軽く! NetWalkerのデスクトップ環境を変えろ!

実はNetWakerに関する情報はかなり前からお知らせしていただいていたのですが、今回はUbuntu Magazine Japanの記事の担当ということで、NetWalkerの実機は先行販売で個人的に入手しました。それが黒幕…もとい編集Sさんにバレて(?)、依頼された記事が上のNetWalkerの記事です。

さて、ASCII.jpさんの記事では、XfceFluxboxのみを扱いましたが、NetWalkerで使えるデスクトップ環境は、これだけではありません。締切に間に合いませんでしたが、LXDEWindow Makerも使えることを確認していますので、ここで改めて紹介させていただきます。ただし、最軽量なのは今でもFluxboxだとは思っています。

LXDE on NetWalker

LXDE(Lightweight X11 Desktop Environmentの略)は、ネットブックなどの比較的処理能力の低いパソコンでもスムーズに動くように設計されたデスクトップ環境です。ウィンドウマネージャにOpenBoxを、またファイルマネージャとしてPCManファイルマネージャを採用しており、いずれも消費メモリが少なく、さくさく動きます。

lxde-1
LXDEのデスクトップ画面。壁紙がとてもクールでナイスです。

LXDEのインストール方法

インストールするパッケージ名は「lxde」で、Synapticパッケージマネージャで検索して導入するか、次のコマンドを実行します。

$ sudo apt-get install lxde

インストール後の容量の増加は約30MBで、Xfceよりかなり少なめです。気になるメモリ使用量ですが、Firefoxの使用時で約140MBとなっており、Gnomeよりも動きがスムーズです。カテゴリ分けが若干異なるもののメニューにはGnomeと同じような項目が並んでいるので、Fluxboxのようにとまどうことはないでしょう。というか、Windowsに似ているので、むしろGnomeより使いやすいかも知れませんね

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LXDEのメニュー。WindowsXPのスタートメニューに似ています。

無線LANの認識

LXDEに変更すると、デフォルトのGnomeで認識されていた無線LANが無効になってしまいます。が、LXDEではNetwork Managerが見当たりません。そこで、一度ログアウトしてGnomeでログインした状態で、Wicdというネットワークマネージャに入れ替えましょう。

[2009.10.1修正]
$ sudo apt-get install wicd

Wicdをインストールしたら、Gnomeの上部パネルを右クリックして「パネルへ追加」を選択。「ネットワークの監視」を追加します。

lxde-3
「ネットワークの監視」を追加


これで上部パネルに、Wicdのアイコンが表示されますので、これをクリックすると、Wicdマネージャが開きます。

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Wicdマネージャ。「高度な設定」ボタンをクリックする。

ここで、接続可能な無線LANのアクセスポイントが見えるはずですので、「高度な設定」ボタンをクリックしてパスフレーズを入力し、OKをクリックします。

wicd-2
パスフレーズを入力し、OKをクリックする。

この設定がうまく終われば、LXDEでログインした後も下部パネルにWicdのアイコンが表示され、無事につながるはずです。

Window Makerまでは書けませんでしたね...orz.
今回は《LXDE編》ということにして、続きは次回にしましょう。