以前に紹介したGnome Shellですが、Fedora12(Constantine)とUbuntu9.10(Karmic Koala)の標準リポジトリに加わりました。これは、来年9月に公開予定のGnome3.0に標準装備されることになっているウィンドウマネージャで、Ubuntu Netbook RemixやMoblinと同様、Clutterの技術を利用しています。Ubuntuの方はまだコマンドで起動する必要があるので、Fedoraの方で紹介します。

ActivitiesのOverview機能


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デスクトップの左上の「Activities」をクリックすると、サイドバーと仮想デスクトップが一覧表示される。


GnomeShellのインストール


端末で下記のコマンドを実行するだけです。

$ su
# yum install gnome-shell


もちろん、システム>管理>Add/Remove Softwareを使って「gnome-shell」で検索して導入しても構いません。Ubuntu9.10の場合もパッケージ名は同じです。

GnomeShellの起動(1)


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Fedora12では、デスクトップ効果の一種として扱われていますので、まず「システム>設定>デスクトップ効果」を起動します。

GnomeShellの起動(2)


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デスクトップ効果の選択で、Compizと並んでGnomeShellが選択できるようになっています。

GnomeShellの起動(3)


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GnomeShellを選択すると、設定を維持するかどうかを訊かれますので、「設定を維持する」を選択します。

GnomeShellの初期画面


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GnomeShellでは、パネルは上部パネルのみとなります。現時点では、残念ながらパネルのカスタマイズはできないようです。

Overview機能

GnomeShellの最大の特徴は、このOverviewでしょう。左サイドにアプリケーションのランチャーと、フォルダのショートカット、最近開いたファイルのプレビュー(選択して開ける)が並び、仮想デスクトップの数を変更することもできるようになっています。

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左上の「Activities」というボタンをクリックするか、Windowsキーを押すことで、Overview機能が有効になります。


アプリの起動

アプリの起動は、左サイドのAPPLICATIONSのところにある「More」をクリックすればカテゴリが表示されるので、ここから行います。また、上部の検索機能は非常に便利です。「fi」と入力すればFirefoxのランチャーが表示されますし、「gi」でGimpが見つかります。Gnome-Doに近い機能です。残念ながら、今のところ、ファイル検索には使えないようですね。

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左サイドのAPPLICATIONSのところにある「More」をクリック。

仮想デスクトップ


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仮想デスクトップを増やすには、右下の「+」ボタンをクリック。減らす場合は、デスクトップ上の「ー」をクリックします。

ウィンドウ選択

Overviewで表示されるそれぞれのデスクトップ上には、開いているウィンドウが一覧表示されます。ウィンドウの数によってサムネールの大きさが変化します。Compizの「展開」と「スケール」を合わせたような感じです。

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ウィンドウをそれぞれのデスクトップに移動することもできる。

システム設定(1)


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システムの設定を行うには、まず右上のユーザ名をクリックして、「System Preferences」を選択する。

システム設定(2)


gs-11コントロールセンターが開くので、ここから各種設定用のアプリが起動できる。通常のデスクトップに戻すには、ここにあるデスクトップ効果を起動しよう。

サイドバーの表示


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右上のユーザ名をクリックして、「Sidebar」にチェックを入れると、Overviewのサイドバーの簡易版が表示される。

ざっと見てこんな感じですが、まだGnome3.0の正式リリースまで時間があるので、今後、新たな機能が追加されるかも知れません。

Compiz FusionやKDE4の3D機能に比べると、非常に軽いという印象ですが、やはりどのPCでも使えるわけではなく、ある程度のグラフィック機能が要求されるのではないでしょうか?

KDE4の不評もあって、デフォルトとすることに反発している人も少なくないようです。個人的には、今回のFedora12と同様に、デスクトップ効果で選択という形にする方がいいと思いますが…。みなさんはどう思われますか?