Fedora15の開発版(まだα版)をUSBメモリにインストール(Live環境)して試してみたところ、Fedora15に使われているGnomeShellは、以前に試したものとはかなり違う形になっていました。

デスクトップ


f15-first初期状態のGnomeShellのデスクトップには、上部のパネルと背景画像しか見られません。非常にすっきりしてしまいました。下部にもパネルがあるのですが、これはマウスポインタを近づけないと表示されないようになっています。

f15-second左上の「Activities」をクリックするか、デスクトップの左上にマウスポインタを移動すると、デスクトップが薄暗くなって左サイドにランチャーのドックが表示されます。

アプリケーションの起動


デスクトップの左上の方に「Windows」と「Applications」というボタンがありますので、「Applications」をクリックしてみましょう。

f15-apps-1このように、アプリのアイコンの一覧が表示されます。右サイドのカテゴリ名をクリックすると、それぞれのカテゴリのアプリのみが表示されます。

f15-apps-2デスクトップ右上にある検索窓に文字を入力すると、表示されるアプリを絞ることができます。…と同時に、下側に「Wikipedia」と「Google」の検索ボタンが表示されます。

ウィンドウの選択


デスクトップの左上の「Windows」をクリックしてみましょう。

f15-scaleCompizのスケールと同様な機能が使えます。マウスポインタを重ねたウィンドウには右上に閉じるボタンが表示されます。

ランチャーの追加と削除


f15-custom-1アプリの一覧にあるランチャーを右クリックすると「お気に入りに追加」が表示されますので、これをクリックすると左サイドのドックに追加されます。

ドック上のランチャーはドラッグすれば移動できます。また、移動時にドックの一番下にゴミ箱が表示されます。

仮想デスクトップの追加と削除


f15-custom-2「Activities」にしてデスクトップの右側にマウスポインタを移動すると、「+」マークが現れます。これをクリックすることで仮想デスクトップが追加されます。

システム設定


f15-settings-1上部パネルの右上にあるユーザ名をクリックすると、ウィジェット風のメニューが表示されます。ログアウト・シャットダウンはここから行ないます。

f15-settings-2システム設定関連のプログラムは「System Settings」をクリックして現れるコントロールセンター(システムの設定)から起動します。


クラシック・デスクトップ


f15-classic環境がGnomeShellに対応していない(3Dアクセラレーションが無効になっている)場合、Unityと同様にGnomeの従来のデスクトップ表示で起動します。

まだ開発途中なので、5月中旬の正規版リリースでは別物になっているかも知れません。

追記

世間ではいろいろと大変なことになっていますが、交通の便が悪くてもコンビニに品数が少なくなっても、節電・寄付などできる範囲のことをした上で、悲観的に考えすぎずに普段と変わらない日常生活を一日でも早く取り戻すことが大事だと思っています。