Ubuntuでウィンドウをリサイズするとき、マウスポインタをウィンドウのコーナーに近づければいいわけですが、認識する範囲がかなり狭く使いづらくなっています。

このストレスから解放してくれるのがUnity Grab Handlesです。Ubuntu 11.04 (Natty)ならCCSMを使って簡単に有効にすることができます。

unity-grab-1ウィンドウのコーナーなどに9つの円形のマークが現れます。これらをドラッグすれば簡単にリサイズが可能。

CCSMの導入

Compiz設定マネージャ(CCSM: compizconfig-settings-manager)をまだ導入していないなら、ソフトウェア・センターで「ccsm」で検索してインストールします。端末でaptを使うなら下記のコマンドを実行します。

$ sudo apt-get install compizconfig-settings-manager

Unity Grab Handlesの有効化

まずCCSMを立ち上げましょう。「Alt+F2キー」でコマンド入力欄を表示させ、「ccsm」を実行します。

unity-grab-2「画像の読み込み」カテゴリにある「Png」にチェックを入れて有効にします。


unity-grab-3「未分類」カテゴリにある「Unity MT Grab Handles」にチェックを入れて有効にします。


unity-grab-4「Unity MT Grab Handles」の設定画面を開き、「Toggle Handles」の「無効」と書かれたボタンをクリックします。


unity-grab-5「有効」にチェックを入れ、キーバインドを設定します。

キーバインドの設定は、Shift・Super(Windowsキーのこと)・Ctrl・Altのいずれかの組み合わせを選ぶか、「キーの組み合わせをつかむ」をクリックして使いたいキーを押してください。

以上で終了。ウィンドウを選択して、設定したキーの組み合わせを実行すれば、Unity Grab Handlesが利用できるようになっているはずです。