Ubuntu 11.04(Natty)では、まだThunderbirdを使っていなかったので入れてみたのですが、NattyのThunderbirdでは極めて簡単にGmailが使えることがわかりました。Thuderbirdではローカルにメールのデータが保存されるので、Gmailのバックアップとしても有効な手段です。

thunderbird-gmail-1GmailのデータをThunderbirdに取り込んだところ。Gmail側で作成したラベルごとに、フォルダが表示されています。もちろん、通常のメールアカウントとの併用も可能です。Nattyでは、バージョン3.1.11。

Thunderbirdのインストール

Thunderbirdはデフォルトでインストールされていないので、追加でインストールする必要があります。thunderbirdだけだと、メニューが英語表記のままだったので、端末からaptで日本語パッケージも入れました。なお、次期バージョンのUbuntu 11.10では、Thunderbirdがデフォルトのメールクライアントになるようです。

$ sudo apt-get install thunderbird thunderbird-locale-ja

Gmailアカウントを追加する

thunderbird-gmail-2既存のアカウントがすでにある場合、メニューの「編集」から「アカウント設定」を選択して、左サイド下部の「アカウント操作」の「メールアカウントを追加」を選択します。

thunderbird-gmail-3メールの送信時に表示される名前、Gmailのメールアドレス、Gmailのパスワードを入力して「続ける」ボタンをクリックします。

thunderbird-gmail-4GmailのIMAPサーバ(受信サーバ)とSMTPサーバ(送信サーバ)が自動的に認識されます。IMAPなのかPOPなのかも判別しているようです。

thunderbird-gmail-5無事にGmailのアカウントが追加されました。ちなみに、通常のメールアカウントでも受信サーバと送信サーバは自動認識してくれるようです。至れり尽くせりですね。

インストール直後にThunderbirdを起動すると、いきなりメールアカウントの設定が開きます。実際の作業は、名前とメールアドレスとパスワードを入力するだけという…。なんてシンプルなんでしょう。