世の中は受験シーズンのピークを迎え、今日も多くの受験生が果敢に戦っていることと思います。僕は本業のからみで受験生とは違った立場で忙しい時期にあるとはいえ、気づいたら前回の更新から1ヶ月以上経ってしまいました。その間、期待して訪れていただいた皆さんには申し訳ないと思っております。

さて、今回はいよいよα2まで進んできたUbuntu 12.04 LTSの開発版を試してみましたので、その報告です。できるだけ新しい状態で試してみたかったので、昨日付のdaily build版を外付けHDDにインストールしました。正式版では64ビットバージョンがメインになるようですが、試したのはi386版です。

HUD(Head-Up Display)

UnityのDashの検索窓からアプリケーションのメニュー選択を可能にする機能です。

HUD
アプリケーションのウィンドウをアクティブにした状態でAltキーを押下することで起動。日本語で検索して日本語メニューを表示することもできます。これまでPPAから最新のUnityに更新する必要がありましたが、いまはデフォルトになっています。

precise-ccsm
HUDを起動するキーバインドは、CompizConfig設定マネージャのUbuntu Unity Pluginにある「Key to show the HUD」で変更することができます。

11.04段階でのUnityは酷評されても仕方ない状態だったと思いますが、こういう将来を初めから提示していたならUnityに失望してUbuntuから離れていった人をもう少し引き止めておけたのでは?

Keyboard Shortcutsのメニュー表示

Superキー(Windowsキー)を長押しすることで、Unityのキーボード・ショートカットキーの一覧が表示されるようになりました。

keyboard-shortcuts
Windowsキーを基軸としていろいろなことができますね。見た目も綺麗ですし、僕のように物覚えが苦手な人には非常に役立ちます。日本語の方がわかりやすいのですが…翻訳はこれからかな?(協力できてなくて申し訳ありまペン)

Alt+Tabキーでのカバーフロー表示

Alt+Tabキーでのウィンドウ選択にカバーフロー効果が追加されています。

alt-tab
こういった見た目の美しさもシェアを獲得するためには重要ですね。デザインそのものをパクるのではなく、"根本的な考え方"をアップルからパクって欲しいと思います。

Unity Video Lens

Unityは、Windowsキーを押すことで表示されるDashという検索画面を中心に利用しますが、ここにYouTubeなどの動画を検索する画面が加わりました。

video-lens
YouTubeはMovies,Education,Showsのカテゴリ内のみが有効になっています。僕のYouTubeアカウントの動画はHowto & Styleカテゴリに属しますので表示できませんね...orz

ちなみに、この機能は、Ubuntu 11.10のユーザの方でも下記の手順で導入できます。
[for 11.10 users]
$ sudo add-apt-repository ppa:atareao/lenses
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install lens-video scope-youtube


外観の設定によるランチャーサイズの変更

外観の設定にLauncherのサイズ変更の項目が加わっています。

icon-size
デスクトップの背景を変更するお馴染みの設定画面ですが、ここで左サイドのLauncherのアイコンサイズやGTKテーマの変更ができるようになっています。11.10ではCompizConfig設定マネージャを導入し、Ubuntu Unity Pluginの項目で設定を行う必要がありました。

ちなみに、Launcherはこれまでウィンドウを近づけると隠れる設定になっていましたが、12.04ではデフォルトで常に表示される設定になっています。

MyUnity:Unityのカスタマイズツール

LauncherのアイコンサイズやGTKテーマの変更以外にもいろいろとカスタマイズしたいという方も多いでしょう。そんな方にお勧めなのが、このMyUnityです。universeリポジトリに新たに加わっていますので、サードパーティーのリポジトリを追加しなくても、ソフトウェアセンターやaptコマンドを使って簡単にインストールできます。

myunity-1
LauncherのサイズやLauncherの背景の透明度、マウントデバイスの表示、Dashの表示形式、パネルの透明度、デスクトップ上のホームディレクトリのアイコンやデバイスのアイコンなどの表示・非表示の切り替えなど、いろいろとカスタマイズできます。

他にも多くの変更点があるかと思いますが、デスクトップユーザとして面白そうだなと思ったところを挙げておきました。11.04しか使ったことのない方は、4月に公開されたら是非12.04に切り替えてみてください。個人的には、いまでもUnityは使いづらいとは思っていますけど、Unityの印象は確かに大きく変わりましたし、使いこなしてみたいと思えるUIに変化しているということは言えるでしょう。