衝撃!朝食べると「シミ・シワ」になりやすいフルーツ&野菜があった
27日放送のTBS『世にも不思議なランキング なんで?なんで?なんで?』は、女性が勘違いしている「シミ・シワを招く危険なこと」を検証した。
「朝食にフルーツ&野菜」は、間違い!?
健康や美容のため、朝食にサラダ、フルーツ、スムージーなどを積極的に摂っている女性は多いはず。しかし、朝食にフルーツや野菜を食べることが、かえってシミ・シワの原因になることがあるという。
その理由について、聖マリアンナ医科大学幹細胞再生医学・井上肇特任教授は、「フルーツや野菜の中には日焼けを起こしやすくする成分が入っているんです」と、衝撃の事実を語った。
日焼けは肌の大敵。特に日差しを浴びる機会が多いこの時期、紫外線を浴びると肌を守るために分泌される"メラニン"が、シミ・シワの原因になるという。
日焼けしたい女性8人で、実験!
番組では、「この夏、日焼けしたい」という、8人の女性たちに協力してもらい、日焼け度を測定。フルーツ&野菜たっぷりの特製スムージーを飲んだ4人と飲んでない4人を2時間後、約1時間にわたり、日焼けしてもらった。
その結果、スムージーを飲んでいない4人の日焼け値が平均2.10だったのに対し、スムージーを飲んだ4人の平均が4.26と、日焼けに大きな差があることが判明。
飲んだチームの女性は、肌の色からも日焼けしたことが分かり「いつもはこんなにならない」「思った以上に焼けた」と、驚きを隠せなかった。
メラニンを攻撃する"ソラレン"が原因!
この理由について、井上教授は「フルーツや野菜に入っている"ソラレン"が日焼けしやすい身体にしてしまう」と、指摘。
井上教授によると、フルーツや野菜から摂取されたソラレンは、紫外線に過敏に反応してメラニン細胞を刺激するという。刺激されたメラニンはいつもより多く分泌され、より黒く日焼けしてしまい、結果、シミ・シワの原因になるそうだ。
ソラレンを多く含む食材、少ない食材は?
■ソラレンを多く含むフルーツ&野菜レモン、オレンジ、みかん、グレープフルーツなどの柑橘系。キウイ、イチジクなど。
セロリ、パセリ、アシタバ、大葉、みつ葉などセリ科の野菜。ジャガイモ きゅうりなど。
■ソラレンが少ないフルーツ&野菜リンゴ、スイカ、バナナ、イチゴ、桃、ブドウなど。
ダイコン、ゴボウ、ニンジン、カブなどの根菜類。かぼちゃ、ネギ、レタス、キャベツ、トマトなど。
井上教授によると、「肌に影響が現れるソラレンの量は約10mg以上」で、ソラレンを多く含む食材で作ったスムージーなら約2杯(500ml)程度なのだそう。
ちなみに、日焼け実験に参加した女性4人が飲んだスムージーはソラレンを多く含むもので、1人2杯ずつ飲んでもらっていたのだとか。
ソラレン食材は、食べる時間を調節!
井上教授は、「ソラレンが入った野菜・フルーツを食べるには、タイミングが重要。ソラレンを摂取してから約2〜5時間後に紫外線を吸収しやすい身体になる」と、アドバイス。
例えば、朝9時に朝食を摂った場合、5時間後は日中の紫外線が強い時間と重なるため、とても危険ということになる。
そのため、ソラレンが入ったフルーツ&野菜は、夕方以降に食べるのが一番の安全策なのだとか。
また、「あまり外を出歩かないから大丈夫」というインドア派も油断は禁物。リビング、オフィス、学校など室内にいても、壁や床に反射した紫外線の影響で日焼けする"室内日焼け"は避けられないそうなので注意が必要だ。