おい、ジッペイ死んじまったぞ


編集元:http://hayabusa3.2ch.net/test/read.cgi/news4viptasu/1344553418/



1 :名も無き被検体774号+:2012/08/10(金) 08:03:38.30 ID:r68s3JY20
かわいそすぎるだろ

2 :名も無き被検体774号+:2012/08/10(金) 08:04:54.63 ID:M8C2j0Jn0
ひどいよな

3 :名も無き被検体774号+:2012/08/10(金) 08:04:55.97 ID:NvCF0nTf0
熱中症か?

5 :名も無き被検体774号+:2012/08/10(金) 08:06:30.29 ID:r68s3JY20
>>3
熱中症みたいだな。車の中でエアコン無しとか鬼だな

7 :名も無き被検体774号+:2012/08/10(金) 08:07:25.37 ID:NvCF0nTf0
>>5
そうか…かわいそうにな…



4 : 忍法帖【Lv=9,xxxP】 :2012/08/10(金) 08:05:39.05 ID:gMzHPmy40
全滅…

8 :名も無き被検体774号+:2012/08/10(金) 08:08:47.05 ID:7dagdtAa0
>>4
いや、9匹中ジッペイ含む7匹って言ってたぞ。

6 :名も無き被検体774号+:2012/08/10(金) 08:07:20.99 ID:VerSnOrDi
人間でも死ぬわ

9 :名も無き被検体774号+:2012/08/10(金) 08:11:11.48 ID:PdhmcjA/0
声帯とられちゃったから吠えることもできず…

10 :名も無き被検体774号+:2012/08/10(金) 08:13:21.26 ID:Hn09rIQ1O
>>9
そうだった…


全頭声帯無かったのかな…

残酷だ

11 :名も無き被検体774号+:2012/08/10(金) 08:13:33.79 ID:xh/H9q4qO
許せない。

12 :名も無き被検体774号+:2012/08/10(金) 08:15:28.03 ID:Hn09rIQ1O
一時間半、犬だけを車の中に置き去りだって

ナニ考えてんだろ、飼い主

13 :名も無き被検体774号+:2012/08/10(金) 08:19:42.41 ID:Cv/1aZsQ0
悲しすぎる(´;ω;`)熱中症って本当なの?

16 :名も無き被検体774号+:2012/08/10(金) 08:21:31.46 ID:Hn09rIQ1O
>>13

ジップで言ってたから間違いないよ



15 :名も無き被検体774号+:2012/08/10(金) 08:21:16.65 ID:M8C2j0Jn0
苦しんで死んでいったと思うと…

17 :名も無き被検体774号+:2012/08/10(金) 08:23:52.12 ID:OldcL1XA0
飼い主はパチンコにでも行ってたのか

18 :名も無き被検体774号+:2012/08/10(金) 08:25:19.14 ID:dPrVRvSV0
最初エアコンついてたらしいよ

19 :名も無き被検体774号+:2012/08/10(金) 08:26:16.45 ID:Hn09rIQ1O
ダイスケ、仕事無くなっちゃったね

20 :名も無き被検体774号+:2012/08/10(金) 08:34:02.81 ID:RTJ8F3Y20
そもそもロシアの犬種だろ?
日本の夏に毛も剃らずに放置じゃ死ぬわ

21 :名も無き被検体774号+:2012/08/10(金) 08:36:45.98 ID:F6T2CeUB0
最後苦しかったんだろうな
かわいそうに

22 :名も無き被検体774号+:2012/08/10(金) 08:39:01.59 ID:AHyYwP+Y0
車を移動させたやつがエンジン切ったんだろうな

23 :名も無き被検体774号+:2012/08/10(金) 08:39:59.70 ID:eCVGRHVni
・゜・(ノД`)・゜・
エアコン過信してんじゃねー!

24 :名も無き被検体774号+:2012/08/10(金) 08:43:09.78 ID:B84CGmix0
>>22
多分そうなんだろうな。
許せないわ

25 :名も無き被検体774号+:2012/08/10(金) 09:04:20.31 ID:rm9LEOOf0
車内放置で殺した時の状況としてエアコンつけっぱで放置してた
とかいうけど、車乗りなら盗難怖くて普通エンジンかけっぱで放置とかしないよね






26 :名も無き被検体774号+:2012/08/10(金) 09:08:28.35 ID:5s+22uLG0
ZIPPEI買ってきたぞ!おすすめエサ教えろ!飼い方わかんね!買ったけどクソだろ!
声帯切ってみるぞ!これ食べてみろ!次の収録行くぞ!車乗れ!ちょっと出掛けてくる!帰ってきたら蒸し焼きになってた!

……もう、いいかげんにしろよマジで。
ZIPPEI死んで悲しいのはわかるけど、その度にいちいちスレ立てやがってZIPPEIERの品位に関わるだろ。
そんなんだから、今や犬を持ってる事自体が恥ずかしい奴なんてレッテル貼られんだよ。
俺自身小学生の頃から溺愛していた生粋の飼い主として、本当にガッカリしてる。
頼むからZIPPEIERは節度と慎みのある対応をして、
「あ、ZIPPEIERは紳士的なんだな」「カッコいい!」
「ZIPPEIERを持つという事は、立派なことなんだな……」
って思われるようにして行こうぜ……?
みんなで、変えて行こうぜ……?

32 :名も無き被検体774号+:2012/08/10(金) 12:02:10.94 ID:X51xQ3CH0
声帯切られてこき使われて最期は車に置き去りか…



人を自殺させるだけの簡単なお仕事です 4

361 :名も無き被検体774号+:2012/07/31(火) 17:56:22.52 ID:eery24b20
「奇声をあげて敵を威嚇するだけのお仕事です」だっけ?
最後の瞬間に居合わせて泣きそうになったぜ
これもそんな気がする

362 :名も無き被検体774号+:2012/07/31(火) 18:01:21.45 ID:L3gTQZh30
>>361
そういうのは言わない約束

365 :名も無き被検体774号+:2012/07/31(火) 20:17:55.81 ID:DgfHb8Lt0
奇声のと同じ人なん?

面白さそのまま文章力が格段に向上されてなさる



369 :名も無き被検体774号+:2012/07/31(火) 22:34:33.50 ID:rIGoNaRq0
ひょっとすると、僕はもう、二度と青空に
会うことはないのかもしれないな、と思います

向こうがなりふり構わずに来れば、
僕たちがちょっとやそっと抵抗したところで、
速いか遅いか程度の差にしかならないでしょう

どうせなら部屋を思いっきり汚しておこう、
そう僕は思います
片付ける人の苦労を少しでも増やすために

それから二週間が過ぎます

397 :1:2012/08/01(水) 10:50:19.65 ID:o8xWRF6G0
なんかおかしいと思ったら
>>369と>>371の間に本来これが入るはずだったんだな



その日、喫茶店で本を読んでいると、
自分の名前が呼ばれたような気がしました
もちろん、”くもりぞら”ではない方の

顔を上げると、店員が僕の顔を覗き込んで、
「やっほー」と手を振っていました

同学部の先輩、顔を合わせれば
挨拶はする程度の仲の人です

しばらく、スクリプトに従ったような
様式に忠実な会話を僕らは交わしました

398 :名も無き被検体774号+:2012/08/01(水) 10:51:36.47 ID:B/UX+8cL0
>>397
おかえりー
納得です

399 :1:2012/08/01(水) 10:54:16.50 ID:o8xWRF6G0
>>398
暑さで俺の頭がいかれちまってるらしいんです
ここ三日くらい、自分でも何を書いているのかよくわからない

371 :名も無き被検体774号+:2012/07/31(火) 22:42:27.33 ID:rIGoNaRq0
不自然でない程度の時間が経つと、
先輩に気付かれないよう、そっと店を出ます

この店にくるのはもうやめにしよう、と僕は決めます
結構お気に入りの場所だったのですが、
知人がいるとなると、どうしようもありません

次の店を探さなきゃな、と溜息をついたとき
ふいに僕は体をのっとられました

遅かったじゃないか、と僕は思います

どうくるのかと自身の体の様子を見ていると、
まっすぐどこかへ向かって歩きはじめます

372 :名も無き被検体774号+:2012/07/31(火) 22:48:32.83 ID:rIGoNaRq0
これから味わうであろう痛みを想像しながら、
僕は操作に抵抗して、口を動かします

自分を殺そうとしている相手との
コミュニケーションを試みます

「二分でいいから、話を聞いてくれ」

しかし僕の体は構わず動きつづけます

「あんたにも関係のある話なんだよ」

舌は思い切り攣ったような痛みが走り
唇の端が切れて血が垂れてきます

376 :名も無き被検体774号+:2012/07/31(火) 23:06:14.80 ID:rIGoNaRq0
「なあ、そもそも、どうして自殺させるべき対象が、
 頭にぱっと浮かんでくるんだと思う?」

慎重に言葉を選びながら、僕は言います

「俺はこれまで、六人の標的を自殺させてきた。
 たぶん、お前と同じようなやり方で。
 だが七人目を殺すことが出来なかった」

「そうして今、お前に命を狙われてる。
 以前自分が他人にしていたことを、
 今度は他人に自分がされているわけだ」

378 :名も無き被検体774号+:2012/07/31(火) 23:13:54.91 ID:rIGoNaRq0
「操られる側になって分かったことだが、
 『人の体をのっとって操れる人がいる』
 ということを前提として知らない限り、
 自分が操作されている事実には、
 なかなか気付けるものじゃないらしい。

「それくらい自然に感じられるんだ、
 体をのっとられて動かされるってことは。
 あるいは、起こっていることが不自然すぎて、
 事実を受容できないのかもしれない」

「そこまではいい。しかし、ここから俺が言うのは、
 証拠はないし、論理が飛躍しているし、
 何より自分にとって都合がよすぎる考えだ」

379 :名も無き被検体774号+:2012/07/31(火) 23:20:40.79 ID:rIGoNaRq0
「でもな、仮にだ。人の体をのっとる俺たちもまた、
 実に自然に、体をのっとられているんだとしたら?
 俺たちは自分で考えて人を殺しているように感じているが、
 実際のところ、操られているだけだったとしたら?」

そこまで言って、僕は限界を悟ります
これ以上喋ることは出来なさそうです

足が止まる様子はありませんでした

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人を自殺させるだけの簡単なお仕事です 3

編集元:http://hayabusa3.2ch.net/test/read.cgi/news4viptasu/1342927743/

人を自殺させるだけの簡単なお仕事です 1
人を自殺させるだけの簡単なお仕事です 2


312 :名も無き被検体774号+:2012/07/30(月) 19:11:17.00 ID:e6Xcvivh0
僕はなにか意地悪なことを言ってやろうとして
そのとき、不意に、「のぞかれた感じ」がしました

のぞかれた感じ。

「青空」僕は早口で聞きます
「一度、俺に遺書を直させようとして、
 ものすごい力で抵抗したことがあったよな。
 どうすればあれほどの力で抵抗できる?」

青空は「それはですね」と言いかけた後、すぐに勘付き、
「もしかして、のっとられてます?」と聞いてきます

314 :名も無き被検体774号+:2012/07/30(月) 19:24:58.55 ID:e6Xcvivh0
「いや、まだ大丈夫だけど、一瞬、覗かれたような感じがした」

「ああー。あれ、確かに覗かれてる感じしますよね」
青空はなぜか、はにかむように笑います
「ついにあなたも標的になっちゃったわけですね。なかまー」

「まだ決まったわけじゃない。俺の気のせいかもしれない」

「でも、仮に狙われ始めているんだとしてですよ、
 なんで私より先にあなたを狙うんでしょう?
 前回の経験から言うと、先に私を殺すはずなのに」

「俺もそう思ってたんだが、考えてみれば、今この場には、
 『死ぬべき人間』が二人そろってるわけだ。つまり――」

316 :名も無き被検体774号+:2012/07/30(月) 19:31:28.47 ID:e6Xcvivh0
「つまり、『お前を殺して俺も死ぬ』の形式が、
 いちばん手っ取り早いということですね」

納得したように青空がうなずきます

「相手の人、良い判断なんじゃないですかね。
 私と違ってくもりぞらさんは操られるの初めてだから、
 うまく抵抗することができないでしょうし。
 そっかー、私はくもりぞらさんに直接殺されるのか」

「さっさと言え、どうすれば操作に抵抗できる?」

青空はそっぽを向いて、つんとした態度で言います
「教えてあげません。教えて欲しそうだから」

317 :名も無き被検体774号+:2012/07/30(月) 19:40:57.75 ID:e6Xcvivh0
僕たちはちょうど、街の広場に着いたところでした
木陰に入ったところで、僕は青空の後ろに回り
青空の細くてひんやりした首に、右腕を巻き付けます

青空は力を抜き、黙ってそれを受け入れます
”気をつけ”の姿勢のまま、後ろの僕に体重を預けます
僕の腕は少しずつ青空の首を絞めていきます

体を乗っ取られるのは初めての経験でした
あまりにも違和感がなくて、最初は自分の意思で
自分を動かしているかのような錯覚を受けました

おそらく今僕の脳は、「腕が動いたということは、自分から
腕を動かそうとしたということだ」と解釈しているのでしょう

318 :名も無き被検体774号+:2012/07/30(月) 19:49:51.79 ID:e6Xcvivh0
青空の首に絡み付いた僕の腕に、徐々に力が入ります
やむを得ないと思い、僕は青空の体を乗っ取り、
自分(曇り空)の体を突き飛ばそうとします

しかし、僕と違い、青空には抵抗ができます
僕の操作に逆らって、一歩も動こうとしません
なるほど、青空は本当に僕に殺されたいようです

ですが、その抵抗から、僕はなんとなくヒントを得ます

青空の体がぐったりしてきたあたりで
僕の腕は徐々に青空の首から離れていきます
青空は僕の腕をすり抜け、地面に倒れます

319 :名も無き被検体774号+:2012/07/30(月) 20:03:19.17 ID:e6Xcvivh0
無理に操作に逆らった僕の腕は
いったん全体の皮膚をひっくり返されて
硬いもので万遍なく殴打されたように痛みます

両手が自由に動くことを確認すると、僕は
眠そうな目で僕を見上げている青空に話しかけます

「つまり、『操作に抵抗しよう』とするんじゃなくて、
 『操作の上書きをしよう』とすればいいってことか」

青空は不機嫌そうな顔で、小さな咳をします
「惜しかったなあ。気付くの早すぎですよ」

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