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絨毯応募作戦、あらかじめ阻止!

東京五輪のチケット販売日程がついに発表されました。抽選の申し込み開始は5月9日(木)。そこから5月28日(火)まで約3週間の申し込み期間を設け、当落の発表は6月20日(木)。ここで2020年の大きな動きが決まってきます。はたして「ご用意できました」メールはくるのか、あるいはいつもの「ご用意できませんでした」メールがくるのか。かつてない緊張の瞬間となるでしょう。

本来なら、こういった情報は一切紹介せず、「あぁ日本国民全員5月28日が過ぎるまで申し込みのことを忘れていればいいのになぁ!」と祈るべきなのかもしれません。しかし、これはみんなのオリンピック。ひとりでも多くの方が楽しめるよう、「サイトを読んでくる担当」として、かいつまんだ情報をお届けしたいと思います。ふるってお申込みください。

まず、チケット申し込みにあたって大前提となるのが「TOKYO2020ID」の登録。これがなければそもそも申し込みができません。僕自身はID登録開始とほぼ同時に取得しているのですが、まだの方はたくさんいるでしょう。僕が出掛ける五輪・パラリンピック関連イベントでも頻繁に「ID登録してね!」「登録してくれたら粗品をあげる!」というブースが出ているのですが、ようやくその場で登録したりする人がいます。五輪イベントまでわざわざ来る人でも、ID登録はまだだったりするなんて。できることはやってしまいましょう。

↓今やっておけば、「申し込むぞー!」のときに登録が面倒になって一回中断したりしなくて済みますよ!

僕はこのIDを各種イベント会場で提示してピンバッチをもらったりしてますよ!

いらんけど!


↓チケット申し込みは5月9日から、5月9日からです!

お忘れなきように!

ここで当たれば2020年まで安心です!



「とりあえず全部応募作戦」は不可でした!

今回発表された販売概要によって、いくつかのことが明らかになりました。まず、僕が想定していた「とりあえず全部申し込んで、当たったヤツを見る」という作戦はあらかじめ先回りで潰されていました。チケットの申し込みには制限があります。1セッション(ひとつの販売単位/同じ日の同じ競技でも午前・午後の部があったりする)に対して申し込みできる席種は「1種類のみ」。さらに1セッションあたりの申し込み上限枚数は、セッションごとに定められ「2枚〜8枚」まで。そして申込み可能な枚数は最大で30枚(※後述しますが、第2希望を含めれば最大60枚)で、最大当選枚数も「30枚」です。

要するに、ここで獲得できるのは「1つのIDで最大30枚」です。

つまり、おひとりさまでも「最大30セッション」であり、連れがいればそのぶん行けるセッションは減ります。パパもママもおじいちゃんもおばあちゃんも…とやっていると、そのぶん最大枚数は消費していき、行ける競技・行ける種目は少なくなります。「おじいちゃんも電話番号認証をして、ID登録してくださいね」「お手持ちのスマートフォンでメッセージを受け取り、サイトで入力」「パスワードは英数大文字小文字記号をすべて含めないとダメですよ」をやらないと、グループ代表者のチャンスはそのぶん減っていく仕組みなのです。

「すまん、じいさん」
「自分でID登録できないヤツは連れていけない」
「ていうか、じいさん2020まで生きてる?」
「自信じゃなくて保証ある?」
「ないよなぁ」
「じゃ、無理だわ…」


安いチケットに応募すると、ワンチャンなくなる

つづいてチケットの種類ですが、今大会のチケットは大きくわけて2種類。「一般チケット、および車いすユーザーチケット&同伴者チケット」と「東京2020みんなで応援チケット」です。東京2020みんなで応援チケットとは「12歳以下の子ども・60歳以上のシニア・障がいのある方を1名以上含むグループ向けのチケットで、2020円というお安い価格で観戦できる」ものです。各セッションごとの申し込み可能枚数も若干多かったりして、いかにも家族・グループ向けという設定。

ただ、ここで大事なのが「一般チケット、および車いすユーザーチケット&同伴者チケット」と「東京2020みんなで応援チケット」は、ひとつのセッションに対して同時に申込みができないということ。選べるのはどちらかひとつだけです。じゃあ安いほうに申し込めばいい、という人も出そうですが、ことはそう簡単ではありません。

各セッションではA席からE席の5種類の席種が設定されています。当然ですがAほど高くて近く、Eほど安くて遠い。そのなかから申し込めるのは1席種のみ。東京2020みんなで応援チケットは自動的に「最下位席種」での応募となり、A席とかB席は選べません。そのため「カスケードサービス」にはエントリーできなくなるのです。

カスケードサービスとは、「申し込み時にエントリーした席種で落選したときに、ひとつ下の席種に空きがあれば抽選対象となる」仕組みのこと。「A席は満員だったけれど、B席は空いていたので敗者復活」がワンチャンある仕組みです。「ひとつ下」ですので、最下位席種を選択していれば、そのワンチャンはありません。つまり「東京2020みんなで応援チケット」と「一般E席(最下位席種)」にはワンチャンはないのです。

「どっちみちチャンスなくない?」
「Aが満員なら、Bも満員じゃない?」
「下ほど応募多くない?」
「ラグビーワールドカップでもその仕組みあったけど」
「救われたこと一度もないぞ」
「最初の抽選がすべてだと思う」

とにかく、ワンチャンないのは心理的に引っ掛かりますし、そういう仕組みであるならば申し込み時にはより慎重に席種を選ばねばなりません。A席はどうしてもみたい大ファンが集うでしょうし、E席には「みんなで応援チケット」を含めた節約勢が大挙訪れますから、この2席種の倍率は自然と高くなるでしょう。となれば、そこを避けつつ、ワンチャンの可能性を最大化するために「B席応募」が現実的か。B席で中途半端な高額を申し込むヤツが一番少ない気がしますし、C席のほうがD席よりも空く可能性が高いでしょう。


第2希望の選択は日程とにらめっこしながら

また、応募時には「第2希望」を選択することができます。とある申し込みが外れたとき、別のセッションに第2希望を出しておけば、そちらが当たる可能性があるのです。それを含めると「第1希望で最大30枚」「第2希望で最大30枚」の合計60枚を申し込むことができるわけです。ただし、当選するのはどちらか一方。なので、最大当選枚数は30枚となります。

僕のようにおひとりさまであれば、第1希望30セッション、第2希望30セッションの合計60セッションに応募できますが、第1希望と第2希望がバッティングしたら当然困ります。「柔道午後の部(決勝)と午前の部(予選)で第1希望、第2希望」と「競泳午前の部(決勝)と午後の部(予選)で第1希望と第2希望」という別々の申し込みがあったとき、「柔道の午前の部(第2希望)と、競泳の午前の部(第1希望)」が同時に当たってしまったらどうするのか。上限がある申し込み枚数を無駄に食い合うのはもったいないでしょう。

まず第1希望をじっくりと検討し、そのどことも被らない裏日程から第2希望を選んでいく。

間違いが起こらないようにするには、第1希望と第2希望を別日・別時間にするのではなく、第1希望の申し込み30枚を決めたあと、それがダメだったとき同時刻のどれに行くかという形で第2希望をハメていくのがよさそう。「柔道午後の部が第1希望!ダメなら同時刻の競泳午後の部に第2希望!」などが間違いが起きない申し込みかたでしょう。それなら第1希望だけじっくり検討すればいいですし、ハズレたときに家で悶々とするパターンも減らせます。


チケットのやりくりは結構自由度高め、なので迷ったら応募でOK

今大会のチケットに関しては、法律の制定もあり転売などが禁止となり、いわゆるオークションサイトでも出品を禁止するとのこと。これだと「予定がわからないから…」と二の足を踏みがちですが、ちゃんと公式のリセールサービスが用意されるのでその点は安心。高額転売はできませんが、いくばくかの手数料を払ってチケットを放出することはできます。

また、チケット当選後に「来場予定者の登録」というステップがあるとのこと。その注意書きには「来場予定者の変更は競技開催当日まで可能」「来場予定者は購入者を通じて連絡のとれる方をご登録ください」「来場予定者として登録した方のみが会場に入場可能」とされています。さらに公式のFAQでも「お知り合いにチケットを譲渡することはできますが、チケットの券面額を超えた金銭または利益を受領してはなりません」とあります。

これはつまり、購入者と来場予定者が別でもいい、ということ。

とりあえず買うだけ買って、「来場予定者の登録」の際に仲間内でやりくりすればいいのです。友だちが多い人は、「私、絶対に近代五種行きたいからみんなで応募してぇ〜」「当たったら私が行くから1枚だけ応募してぇ〜」「近代五種だけ見たいのぉ〜」という形で劇的に当選確率を上げることができるでしょう。

「近代五種の応募?」
「やだよ」
「貴重な1応募をそれに使いたくない」
「ていうか、当たるって」
「自分で申し込んで、自分で当たるって」
「誰も申し込まないと思う」
「10枚も20枚も当たっちゃうよ?」
「近代五種のチケットが5種当たっちゃうよ?」
「AからEまでずずずいっと」
「リセールもできないと思うし」
「とにかく応募はしない!」


VISAカードを作らないと割高

最後になりますが、金の亡者のみなさんにお知らせです。今大会のチケット申し込みはもちろん、会場内での精算は「現金もしくはVISAカード」に限られます。VISAがオフィシャルパートナーなので、マスターカードやJCBは使えません。楽天イーグルスの球場では楽天ポイントでしか買い物できない…みたいな理不尽な縛りがかかっているのです。

たとえばチケット購入の際、VISA決済は手数料ゼロ円ですが、コンビニでの現金払いは1件あたり432円の手数料がかかります。これは手間を考えてもVISAを持っておいたほうがラクでしょう。30セッション当選したとき、どうなるのか不安におびえるのもイヤですし。さすがに30×432円を手数料で持っていかれることはナイと思いますが…。

さらに紙チケットを発券しようとすると、発行手数料が1枚あたり324円、配送料が1件あたり864円かかるとのこと。まさか各セッションのチケットがバラバラに配送されることはナイでしょうが、手数料は1枚ずつバラバラの模様。30枚当たったら、発券だけで1万円くらいかかります。基本は電子チケットか、自分でプリントアウトする形式を選び、紙は記念に1枚発券する…くらいがいい塩梅でしょうか。

申し込みが始まってから、「アメックスのブラックなのだがチケットをくれ」と言っても通りませんので、あらかじめVISAを確保しておいてください。アメックスのブラックの人も、コンビニで現金払いすればいいだけではありますが、アメックスのブラックの人はコンビニ行きたくないでしょうからね!

↓以上、長くなりましたので、そういう話を公式が短い動画にまとめたヤツでおさらいしてください!


みなさんに近代五種のチケットが当たるようにお祈りしています!

楽しんでくださいね、近代五種を!




さーて、じいさんにID作らせるぞ!じいさんも全力応募じゃ!