このエントリーをはてなブックマークに追加
Clip to Evernote
07:00
選んだんじゃない!それしかいなかったんや!

いやーーー驚きました。アギーレJAPAN。メンバー発表を見ての率直な感想は「誰?」というものでした。もちろん地元チームの選手が選ばれた皆さんであるとか、サブやアカデミーも含めて追いかけている方なら、名前と顔くらいはわかるのでしょうが、それにしても今回の選出には驚きを禁じ得ないのではないでしょうか。

初選出5名の顔ぶれ。FC東京の武藤嘉紀さん、これは事前予想でも多くの識者が採り上げていましたし、最近の試合での活躍ぶりも目覚ましかったので想定内でしょう。ヴィッセル神戸の森岡亮太さん、コチラもヴィッセルでレギュラーを張る10番ですから、予想としても十分あり得たところだとは思います。

ただ、アルビレックス新潟の松原健さん、サンフレッチェ広島の皆川佑介さん、そしてサガン鳥栖の坂井達弥さん。この3名様は正直まったく考えもしなかったサプライズ選出。僕は彼らを見たことあるのでしょうか。何となく見ていた鳥栖の試合とか新潟の試合とか広島の試合で、画面に映っていたりしたのでしょうか。それすらも記憶にない。本人が「俺?」と思い、コチラが「誰?」と思う。そんなサプライズな皆さんです。

アギーレ監督は「ゼロからのスタート」と言っていましたが、まさにゼロからの競争といった感触。誰にでもチャンスがあり、逆に誰にでも外れる可能性がある。競争・緊張感という意味では、アギーレJAPANは史上最高レベルとなることは間違いなさそうです。1試合の爆発でも代表に選ばれるんじゃないか。そんなやり甲斐がJリーグにも好影響を与えることでしょう。

もちろん内心にはそこはかとない疑問と不安もあります。ゼロからじゃなく2とか3くらいからの競争じゃダメなのかという疑問。「過去のリスト」も一応見た方がいいのではないかという不安。ザッケローニ監督時代の、過去のリストを手垢がつくほど読み込んでいる感じからの180度転回に、軽くクラクラしてくる浮遊感を覚えます。まぁ、そういうドキドキこそが「楽しみ」でもありますが。しばらくは、この狐につままれたような不思議な気持ちに酔っていたいもの。

アギーレJAPAN、いきなり面白いですね!

ということで、アギーレ監督の強烈な山っぽさに惚れ惚れしながら、フレッシュサプライズな日本代表をチェックしていきましょう。


◆条件を打ち込んで検索して出てきた候補をとりあえず呼んでみるぞ!

アギーレ監督が就任してから2週間とちょっと。どの時点から日本人選手のチェックを始めたかはわかりませんが、物理的にJリーグ全試合などチェックできるはずがありません。コーチ陣の助けを借りつつ、情報量が少ない状態での選出となっていることは確実。こうしたケースでは、通常なら「過去のリスト」…つまり前任者の選考であったり、Jリーグの記録であったりを参照するのが無難なはず。「コイツがベストイレブンなのか。ほな呼ぶか」的な選び方です。

しかし、アギーレ監督は本人も語るように、明らかに「過去のリスト」は見ていません。そもそもサプライズ選出のメンバーは「過去のリスト」に載っていないでしょう。もっと別の視点、何らかの基準でアギーレ監督は選考してきている。しかも、それを1試合目からやってきた。これはアギーレ監督の気持ちの強さの証明でもあります。何も恐れない。選ぶのは俺だ。俺の感覚がすべてだ。一種の我の強さと言えるかもしれません。まぁ、顔の印象と一致する、予想どおりのガンコ感ですね。

↓「メンバー当てクイズ」の全問正解者はおそらくゼロだったであろう、新生アギーレJAPANは彼らだ!
GK
川島 永嗣 カワシマ エイジ(スタンダール・リエージュ/ベルギー)
西川 周作 ニシカワ シュウサク(浦和レッズ)
林 彰洋 ハヤシ アキヒロ(サガン鳥栖)

DF
水本 裕貴 ミズモト ヒロキ(サンフレッチェ広島)
長友 佑都 ナガトモ ユウト(インテル・ミラノ/イタリア)
森重 真人 モリシゲ マサト(FC東京)
吉田 麻也 ヨシダ マヤ(サウサンプトン/イングランド)
酒井 宏樹 サカイ ヒロキ(ハノーファー96/ドイツ)
坂井 達弥 サカイ タツヤ(サガン鳥栖)*
酒井 高徳 サカイ ゴウトク(VfBシュツットガルト/ドイツ)
松原 健 マツバラ ケン(アルビレックス新潟)*

MF

長谷部 誠 ハセベ マコト(アイントラハト・フランクフルト/ドイツ)
細貝 萌 ホソガイ ハジメ(ヘルタ・ベルリン/ドイツ)
田中 順也 タナカ ジュンヤ(スポルティング/ポルトガル)
森岡 亮太 モリオカ リョウタ(ヴィッセル神戸)*
扇原 貴宏 オウギハラ タカヒロ(セレッソ大阪)
柴崎 岳 シバサキ ガク(鹿島アントラーズ)

FW
岡崎 慎司 オカザキ シンジ(1.FSVマインツ05/ドイツ)
本田 圭佑 ホンダ ケイスケ(ACミラン/イタリア)
柿谷 曜一朗 カキタニ ヨウイチロウ(FCバーゼル1893/スイス)
大迫 勇也 オオサコ ユウヤ(1.FCケルン/ドイツ)
皆川 佑介 ミナガワ ユウスケ(サンフレッチェ広島)*
武藤 嘉紀 ムトウ ヨシノリ(FC東京)*

※「*」は日本代表初選出。

http://www.jfa.jp/news/00001827/

これメディアも取材に行くの大変だったねwwww

誰も想定してなくて、番記者を慌てて行かせる姿が目に浮かぶwww

「誰か新潟に行ってるヤツいないか!?」みたいなwwww


↓この自信!この強気!頼もしいぞアギーレ監督!ちょっと頼もしすぎる!


アギーレ:「相手よりボールを持つ、攻撃を仕掛ける」
アギーレ:「でもバランスも取れたチームを作る」
アギーレ:「過去のリストを見て選んだわけではない」
アギーレ:「アジアカップの前の6試合はテスト」
アギーレ:「テストをパスした選手がアジアカップに進む」
アギーレ:「全員がゼロからのスタート」
アギーレ:「仲間と協力的であること、責任を果たすことが重要」

ゼロからのスタート感、半端ない!

グッズ屋も新聞屋も大変だなコリャ!

だーれだだれだ! [ 木村裕一 ]

価格:702円
(2014/8/29 04:16時点)
感想(26件)




あまりのサプライズ感なので、ザッケローニ前監督あたりにも感想をうかがいたいくらい。「越権行為だから」と口ごもるでしょうが、メンバーを聞いたときに「へっ!?」な顔くらいはするんじゃないでしょうか。ここで「実は私も選ぶかどうか迷っていたんだよ(キリッ)」と華麗な嘘をつけるようなら、ザックさんも大したものですが。

さて、そんなアギーレ監督の選考についてですが、僕のような「前例主義者」には不可解な点があります。それはプロリーグでの出場試合数が極端に少ない選手の選出です。例えば皆川佑介さんは通算7試合の出場。坂井達弥さんは通算20試合の出場で、今季に限ればわずか4試合の出場です。

これは普通に考えれば「チーム内競争の時点で負けている」という数字です。もちろん所属クラブの監督がトンデモない節穴という可能性はあります。アギーレ監督の慧眼が、節穴が見逃している才能を発掘したという線はあるかもしれません。

しかし、スポーツにおいて経験は絶対必要なもの。「出場試合数が少ない=天候、環境、体調変化、対戦相手、さまざまな戦術等々への対応経験が乏しい」ということ。極端な話、「プロレベルでは雨の試合を経験したことないです」「体調が悪い日のゴマかし方がわかりません」「アフリカ人とマッチアップするの初めてです」なんてことになりやしないでしょうか。

この疑問と向き合ううち、僕には逆側の発想が浮かびます。それは「アギーレ監督はたくさんの選手を見て、多くの候補の中から優れた選手を発掘した」のではなく、何らかの絶対に譲れない条件があり「当てはまる選手を探した」結果、経験や実績には目をつぶったサプライズ選出になってしまったのではないかという発想です。

そこで目をつけたのが、サガン鳥栖から選出された坂井達弥さん。坂井さんのプロフィールには「左利き」とあります。これはかなりレアな属性。もしアギーレ監督が「左利きのCB」を絶対条件として探していたなら、坂井さんが「当てはまる」可能性もあるのではないでしょうか。

ウイイレの選手でも検索するつもりで考えてみましょう。「こんな選手おらんかな」を。僕がセンターバックを求める場合、まず絶対に外せないのが「身長180センチ以上(なるべくデカイほうがよい)」。そして4年後を見据えた場合、「現時点で20代前半くらいまで」も外せない。で、そこに「左利き」という条件を加えるとどうなるか。「Jリーグ公式の選手名鑑」と各クラブの公開しているプロフィールに基づき、「DF/180センチ以上/1990年以降の生まれ/左利き/日本出身」を探した結果は、驚くべきものだったのです。

↓デカくて左足が使えるセンターバックって、日本代表どころか日本にそもそもほとんどいなかった!
<検索条件>
●Jリーグ公式の選手名鑑でDF登録の選手
●1990年以降生まれ
●プロフィール上の身長が180センチ以上
●各種プロフィールで左利きとの情報がある選手
●日本出身

<該当選手>
●扇原貴宏(セレッソ大阪)
身長184センチ/1991年生まれ/左利き/Jリーグ通算91試合出場
※中盤で起用される選手

●坂井達弥(サガン鳥栖)
身長183センチ/1990年生まれ/左利き/Jリーグ通算20試合出場

●福森晃斗(川崎フロンターレ)
身長183センチ/1992年生まれ/左利き/Jリーグ通算12試合出場
※左SBで起用される選手

●鈴木隆雅(栃木SC)
身長180センチ/1994年生まれ/左利き/Jリーグ通算12試合出場
※左SBで起用される選手

●武内大(V・ファーレン長崎)
身長181センチ/1992年生まれ/左利き/Jリーグ通算1試合出場

●中山雄太(柏レイソル)
身長180センチ/1997年生まれ/左利き/Jリーグ通算0試合出場
※U-18の選手。プロフィールでは身長179センチとの記載も

<次点:1989年生まれまで検索対象を拡大>
●大野和成(アルビレックス新潟)
身長180センチ/1989年生まれ/左利き/Jリーグ通算109試合出場
※左SBでも起用される選手

●関田寛士(FC岐阜)

身長185センチ/1989年生まれ/左利き/Jリーグ通算55試合出場

●丸山祐市(湘南ベルマーレ)
身長184センチ/1989年生まれ/左利き/Jリーグ通算31試合出場

●黄大城(京都サンガF.C.)
身長185センチ/1989年生まれ/左利き/Jリーグ通算23試合出場
※左SBで起用される選手。韓国の年代別代表候補

なるほど、そんな条件兼ね備えた夢の選手、いないんだ!

こうしてみたら坂井さん一択ではないか!

だあれだだれだ? [ 後路好章 ]

価格:810円
(2014/8/29 04:16時点)
感想(16件)




1990年以降生まれに絞れば、デカくて左足が使えるセンターバックは坂井さんひとりだけという検索結果。もう1年検索対象を広げても、CBらしい選手は岐阜の関田さん、湘南の丸山さんくらい。J2リーグは日本代表招集期間も通常どおりリーグ戦が組まれることを考えると、そこから選ぶのはなかなか難しく、またこの短期間では「とりあえずJ1から」となるのも無理からぬこと。

こうして見ると、扇原貴宏さんの選出も実は「無理やりCB」としてのものなのかもしれません。アギーレ氏の過去のチームを見ると、中盤はとにかくガツガツインテンシティを出す選手を重用しているようですが、扇原さんは違うタイプのように思われますので。

もし、アギーレ監督がこのような形で選考をしており、「左利きCB」という条件に強くこだわっているとしたら、本命は湘南の丸山祐市さんということになるのではないでしょうか。丸山さんはロンドン五輪代表候補にも選出されており、現在はJ2で圧倒的な強さを誇る湘南で守備の要として大活躍中。左足から攻撃の起点となるフィードも繰り出しており、フリーキックも蹴れる。ロンドン世代との連携もバッチリ。あとはチームがJ1に上がるだけですが、それももはや確定的。これはアジアカップ後の代表入り、大いに期待できそうですね。

↓左利きって、すごく貴重な存在なんですね!


息子をサッカー選手にしたいお父さん、お母さん!

利き足は左足にするのがオススメです!

だれだかわかるかい? [ 今森光彦 ]

価格:972円
(2014/8/29 04:16時点)
感想(6件)




皆の衆、急げ!左足を鍛えてプロフィールを「両利き」に書き直すのだ!