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上手くいけば10倍買い物券だ!

平日を駆け抜けてグッタリとした気持ちをアゲアゲにする朗報が飛び込んでまいりました。何と、手持ちの紙キレが1000円に化けたのです。何度か自己主張しておりますように、僕は西武ホールディングスの株主様なのですが、株主様に贈られる優待のひとつに「ライオンズの試合を観戦できるチケット」というのがあるのです。

↓こういうヤツです!

これがまぁ、使いにくい。一体いつの時代の誰向けサービスなんだよと思うのですが、まったくもって使用できません。普通、株主様向けの観戦チケットって聞いたら「株主様専用席があって、専用のゲートから入場し、球場の専属案内係がついて、ビールとか買ってきてくれる」っていうVIP待遇を想像するじゃないですか。だって、株主様だぞ?(※サイトウさんだぞの口調で)。

しかし、明らかにこの優待、株主様を下に見ています。一応内野指定席に引き換えられることになってはいるのですが、引き換えできる場所は球場のチケットセンターまたはPePe(※ローカルスーパー)などにあるライオンズストアに限られています。つまり「一回コッチから出向かないと引き換えられない」のです。当日球場に行って、引き換えようとして、本日完売だった場合は何の救済もナシ。「ガラガラ前提の優待だな…」といきなり株主軽視の姿勢が垣間見えますでしょう?(※株主的には営業成績がいいほうがいいので)

そのうえ引き換えできる期間も基本的には「一般販売開始後」とされています。要するに「余り券を引き換える権利をやろう」という話なのです。せめてネットでの購入時にシリアルナンバーでも打ち込んで決済値引きクーポンになればいいものをそれもナシ。普通のペラ紙に印刷しただけのものなので、人間が確認するしかない仕組みになっているのです。

開幕戦だの土日開催だのグッズ配布日などの人気の日程は、昨今のコロナ禍もあって先行販売で完売となるのが通例です。平日の試合にはもちろんアキはありますが、コチラにもやることがあります。結局、こんなん毎日通ってるような人でもなければ到底使えるものではありません。配当収入で生活する真の株主様なら毎日通うこともできるでしょうが(※なお今期の西武は配当ゼロ)、優待目当ての庶民にはそんな暮らしはままなりません。

ついには「申し訳ないので株主様専用席を1試合あたり50席設けた」「球場で抽選会をやる」「指定日の指定時間に株主様集まれ」などと言い出す始末で、そこまでして野球を株主優待で見るより、高配当株でも買って普通に金でチケット買ったほうがマシ説さえ出てきました。実際そっちのほうがマシだなとは思います。

そんなこんなでわりと余らせてしまうことが多いこの優待。そのせいか、株主様向け内野指定席引換券はチケット代の半値以下で取引され、シーズン終盤ともなれば「100円」などの価格で金券ショップのゴミと化しています。ヤフオクなどで転売されるものにも「使用法をご存知の方のみ入札してください」という免責の注意書きが添えられるなど、まさに厄介優待となっていたのです。

↓金券ショップでも内野指定席引換券はほぼ無価値の算定!

【推定内訳】
・ライオンズ内野指定席引換券:市場価値200円×5枚

・西武グループで会計するとき、2000円ごとに1000円引きになる共通割引券:市場価値750円×10枚

・西武グループのレストランが20%オフになる特別割引券:無価値

・西武グループのレストランが10%オフになる割引券:無価値

・西武グループのゴルフ場が24名まで1000円引きになる割引券:無価値

・西武グループで結婚式をするとき飲食代が5%オフになる割引券:無価値



市場の評価はシビアで正確だなと思います。「使えれば」高い価値がある優待ですが、使えなければ宝の持ち腐れ。ホテル宿泊やレストラン・遊園地・水族館など広い範囲で使える共通割引券以外は、使用機会も乏しく、そもそも株を買うまでもなくタダ同然で転売されている程度のものです。ライオンズが好きで株主様やってる人間でさえ「これはほぼ無価値…」と思うのですから、市場はそういう反応になるでしょう。

しかし、この内野指定席引換券が甦るときが来たのです。16日、西武グループが観念して発表した内容によると、このほぼ無価値な内野指定席引換券を「1枚1000円のグッズクーポン」として取り扱うことにしたというのです。使用できるのは球場とPePe(※ローカルスーパー)などにあるライオンズストア限定であることは変わりませんが(※絶対にオンラインでは使わせない鉄の意志/電車に乗れという意味)、ほぼ無価値からいきなり1000円に暴騰したのです。「10倍買い物券だーーー!」と僕のなかのチャオズも景気よく自爆買いの姿勢です!

↓あ、もう今季は使えそうにないなと思ってゴミみたいな扱いしてた券がいきなり6000円になった!
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「そうきたかーーー!」
「去年のはもう捨てたよ…」
「どうせ使い切れないし…」
「また追加が来ると思ったから…」
「今さら1000円って言われても…」
「去年言えや…」
「無駄に悔しい…」
「でもまぁ、ナイよりはマシ」
「使い切れないぶんが1000円になる」
「それはとてもありがたい」
「そもそもはチケットとしてちゃんと」
「使い切れるようにすべきではあるし」
「内野指定席券の値段を考えたら」
「1枚2000円でもよくない?とは思うが」
「使い切れないときの救済はありがたい」
「今年だけでも10枚もらっていて」
「結局余らせてしまっているから」
「ありがたく使わせてもらおう…」


使用に先立ち、「楽天が何か始めたときの警戒心」くらいの慎重さで注意書きを読んでいくと注目の記載があります。「※ご利用に際して、会計金額の制限はございませんが、合計金額が割引額を下回る場合、お釣りがでませんのでご容赦ください」という記載。この記載からは「何枚でも使える」ということと、「クーポンだけで払う前提でもよさそう」ということがわかります。

西武の株主様が何人いて、どれだけの引換券が出回っているかは知りませんが、シーズン終盤はほぼ無価値となり「100円」程度で転売されている券をかき集めたら、もしかして990万円する栗山巧さんの銅像を実質99万円で買うことも可能ということでしょうか。「銅像はオンライン販売のみなんですわ」などの罠はあるかなと思いますが、いきなりペソの国に行ったときみたいな興奮がわき上がってきます。990万円は人生賭ける感じの額ですが、99万円ならできなくなくなくなくもない。

「営利目的の転売禁止」という建付けの券ですので、まっとうにかき集める方法はナイものの、「買う側が儲かるって場合は営利目的の転売ではないのでは?」などの難癖で粘る価値があるくらいには、ワクワク感のある話ではありませんか。もはや次回は観戦というよりは買い物に行くみたいな気分です。この価値を価値と感じる人がどれだけいるかはさておき、今や西武株は1000株所有で年間に「1000円引き券が30枚」(※あと切符20枚)が送られてくるという高額優待株となりました。オリックス株でオオサンショウウオもらっている場合ではありません。

「わざわざ球場まで行って物品に交換するしかなく、交換品に必ずライオンズの絵が入っている」という難点があるとは言え、時計とか折り畳み傘とか文房具とかお酒とか柿の種とか幅広い物品に交換できるのですから、これはもらわない手はありません。お手持ちの引換券がある株主仲間のみなさん、一度は躯となった券が再び甦ったことを儲けものと思って、球場で豪遊しようではありませんか。

これまで意識にすら入れてなかったライオンズ腕時計とかブランドバッグとか買っちゃいますかね!

手持ちの券で買えるかどうかは知りませんが!

↓G.G.佐藤パイセンがちょうどいい予算で買い物をしているので参考にします!


あー、ファンみたいなグッズしか買ってなかった!

もっと実用的なものを買ってほしかった!



持ってる人、ゴミだと思って捨てないように気をつけてくださいね!