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07:00
若き才能たちよ、ようこそプロ野球へ!

プロ野球の未来を担う才能が、今年もまたプロへの扉をくぐり、一歩を踏み出しました。プロ野球ドラフト会議2014。総勢104名の若者に送られたプロからのラブコール。彼らがそれにどう応え、ファンの前でどんな野球を見せてくれるのか。毎年のことではありますが、新たな希望に胸躍らせずにはいられません。

その中でもひときわ大きな注目を集めた早稲田大学・有原航平さんは、4球団競合の末に北海道日本ハムファイターズが交渉権を手にします。センバツ準優勝という実績、連投に次ぐ連投で注目を集めた安樂智大クンは2球団の競合となり、東北楽天ゴールデンイーグルスが交渉権を獲得。例年に比べ、競合する選手は少なかったものの、今年もまた大きな運命の分岐を見た想いです。

そんな中、我が埼玉西武ライオンズは、事前に公言した通り前橋育英の高橋光成投手を一本釣り。昨年のドラフトでこちらも一本釣りとなったゴールデンルーキー・森友哉との「甲子園優勝経験バッテリー」結成を視界にとらえました。この日も中心人物として同席した渡辺久信シニアディレクターとは群馬・前橋つながりという縁もあり、まさにナベQの系譜を継ぐ男と言える存在。ファンとしてもガッツポーズです。

渡辺SDが現役当時につけた41番を、我が西武は空けて待っています。確かに西武界隈においては「41番は縁起の悪い番号」「期待の投手に託すもモノにならない」「打者に転向したり改名したり速度超過したり改名したり」という声もあるにはありますが、それもきっと41番がこの機会を待っていたからでしょう。今度こそ、栄光の背番号41が似合う男との出会いだと信じて、よい返事を待ちたいところです。

高橋光成クン、所沢で待っているぞ!

一緒に日本一になろう!

ということで、日ハムと楽天はクジに目印をつけているという疑念を募らせつつ、23日のプロ野球ドラフト会議2014について早速チェックしていきましょう。


◆デーブ球団に指名された選手の表情を生で中継するのは禁止です!

港区はグランドプリンスホテル新高輪。お茶をくむ人間も、椅子を引く人間も、全員が西武グループの構成員という西武のチート天国に、今年も12球団がノコノコ集まってきました。僕も西武の新戦力獲得の瞬間を目撃すべく、ドラフト会議2014の会場へと馳せ参じます。

↓やってきましたグランドプリンスホテル新高輪!
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さぁ、今年もクジにグループ構成員だけがわかる目印をつけるぞ!

そして監視カメラを通じて、当たりクジの行方を警備室でモニターするぞ!


↓今年も抽選で選ばれた野球ファンが、運命の瞬間を目撃する!

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15時30分の受付開始を待ち切れず、13時くらいからロビーにたむろして野球小僧を読みふけるファンたち!

今日も日本はヒマである!


↓本会議場では、運命のクジ引きボックスが静かに出番を待つ!
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高橋光成クンは抽選にさせないでくれよ…!

抽選の場合、グループの総力を挙げて勝ちにいき、もちろん勝つけれど、面倒臭いからな…!

ロッテあたりが横槍入れてきそうで怖い…!


少し早く会場に入りすぎてしまったか、指名が始まるまで結構な時間が空いてしまいました。しかし、ご安心ください。この会議をスポンサーとして支援してくれるリポビタンDさんが、催し物を設けてファンを楽しませてくれるのです。昨年はスポンサード1年目ということで、ちょっと閑散としたところもありましたが、今年はきっとスゴイことになっているはず。本会議までの1時間、上手く潰してくれよ。頼むぞリポD。僕は期待に震えつつ、イベントホールに向かったところ、そこには…!

↓な、なんにもないな…………。
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ここまでやる気ないと、それはそれで見事だなwww

元気が出るドリンクのブースが、めっちゃ無気力www


イベントホールには、申し訳程度に「クジ引きボックスの前で記念撮影ができるブース」や「リポビタンDの試飲ブース」、「リポビタンDのCMを垂れ流すモニター」などが設置されています。しかし、このように閑散としているもので、ものの5分で巡り終わってしまう始末。どうせ時間が空いているなら、いっそ担当者をつかまえて「ファイトー!」「イッパーツ!」と叱咤激励したくなるほどです。

↓一応の新企画として、若き才能たちへのメッセージを書いて貼り付けるメッセージボードがあったぞ!
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でも…これ指名された選手は見ないよな…。

ていうか、誰が見るんだコレ…。

翌日には廃棄されてそう…。


↓リポDブースのお姉さんがキレイだったので、それはスゴクいい思い出になりました!
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お姉さん、ありがとうございます!

リポDごちそうさまでした!

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試飲ブースでリポDを飲み、お土産でもらったリポDを飲む。都合4本飲む。酒飲みの休日みたいな時間の潰し方で、僕はじっと本会議の始まりを待ちます。心なしか、カラダが熱くなってきたような気がします。不思議ですが、カッカポッポしてきます。これがドラフトならではの緊張感というものでしょうか。

ちょっと汗ばみながら迎えた運命の17時。いよいよドラフト会議の始まりです。先頭で入場してくるのは、真中新監督の就任が決まった東京ヤクルト。以下、楽天、DeNA、西武、中日、ロッテ、広島、日ハム、阪神、巨人、ソフトバンクと順位の逆順で入場。中日の落合GM、ソフトバンクの王会長の入場時には、ファンから大きな歓声が上がります。そして、東北楽天ゴールデーブイーグルスの入場時には僕の席で小さなブーイングが起こります。期待と不安が交錯する緊張の時間です。

注目の1巡目指名では、有原さん・安樂クンの2名が競合となり、抽選となります。まずは安樂クンの交渉権をめぐる抽選。連投による酷使が話題となった安樂クンに、天国に一番近いプロ野球団・ヤクルトとデーブ球団・楽天が突っ込んでくるという小規模ながら熱い戦い。先に引くのはヤクルトですが、2球団競合ということで真中監督の「真ん中を引く」という作戦はつかえず。結局、安樂クンの交渉権は、昨年も松井投手を獲るなどチートの疑いが強まる楽天のもとへ。

↓真中監督は利き腕でガッチリとハズレクジをつかみ、楽天・立花社長はデーブの手をガッチリとつかんだ!


アカンwwww微妙な表情で歯噛みしたらアカンwwwww

わかるよ!その気持ちはわかるよ!

デーブ大久保の会社とか僕も就職したくないよ!

でも、クジだから!クジはしょうがないから!

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そして大学ナンバーワンと評される早稲田・有原さんは4球団でのクジ引きとなりますが、こちらもチートの疑いが強まる北海道日本ハムが、社長自らクジ引きに臨み、見事に当たりクジをゲット。やはり、長くても5年くらいでチームを去る雇われ監督と、10年先の商売を見ながらメシの種を獲りに来る球団社長とでは、そもそもの気合いが違うようです。

昨年のドラフトで「3度抽選に臨み、3度とも最初にクジを引きながら、3回ともガッチリとハズレクジをつかんで帰ってきた」栗山監督を、今年は椅子に縛りつけたままにしておくという好判断。不作の年と言われる中で、一番の目玉を獲得できたのですから、大満足のドラフトでしょう。

↓今年のドラ1はこんな感じになりました!

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プロとして飛躍できるか、今日が栄光の頂点か、未来は誰にもわからない!

1位でも2位でも9位でも育成8位でも、ゼロからスタートだ!

みんな、頑張れ!


↓ということで、2014年ドラフトに関する各球団の雑感などです!
●東京ヤクルトスワローズ
何故か投手がすぐに壊れる不思議な環境ということで、安樂クンのような丈夫な投手が欲しいと願うも、楽天の剛運の前に敗れる。しかし、2巡目で東農大北海道オホーツクの風張祭さんの交渉権を獲得。前日はシカにエサをあげ、指名後はクマの剥製の前で吠えるという大自然の申し子が、絶対に切れない靭帯を持っていることに期待が高まる。

●東北楽天ゴールデンイーグルス
高校生有力投手を1位2位と連続獲得。後半は余裕も出たか、地元東北を意識した指名も行ない、ファンも納得のドラフトとなったに違いない。安樂クンの抽選では、ヤクルトが先にハズレクジをつかんでくれたこともあり「デーブが引いても一緒だったか?」という気もしないではないが、デーブチルドレンとか呼ばれたら安樂クンの表情がさらに曇ってしまいそうなので、やめておいて正解。

●横浜DeNAベイスターズ
ハズレ1位の抽選で亜細亜大・山崎さんの交渉権を獲得。中日が1位指名するのではとの声もあった即戦力の獲得で、去年につづいてハズレ1位の抽選には強さを見せた。なお、今年も中畑監督はスカウト会議に参加させてもらえず、誰を指名するのかよくわからない蚊帳の外状態でのドラフトとなった模様。スカウトが会議をする間、奥さまの墓参りをして仏頼みパワーを充填するというのが、毎年の恒例行事となりそうだ。

●埼玉西武ライオンズ

事前に指名を公言し、人払いをした上で一本釣りするという戦略で、無風ドラフトを展開した。「無風」となったのもドラフトで幾多の奇跡を見せてきた渡辺SDの存在あればこそ。すごく遠くの観覧席まで届く渡辺SDの半端ないオーラは本物だ。

3位では「大借金を背負うリンゴ農家を継ぐのは止めてプロ野球で借金を返そうと頑張る孝行息子」として、夜の特番で採り上げられた外崎さんを指名。特番に登場したお父さんは「(借金は)まだたっぷり」「(今映っている)そのグローブのお金は払いました、そのあとのは…」と語り、引きつづき厳しい台所事情についてポロリとこぼす一幕も。よーし、来年は「ライオンズアップルパイ」などの新スタジアムグルメを企画し、ファンが外崎家を助けようじゃないか。将来的には「うみほたるを高速で駆け抜けるリンゴの移動販売車」などの事業を起こすのもアリかもしれない。

↓背中を見ただけで渡辺SDだとわかる!これがゴッドハンドのオーラだ!
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●中日ドラゴンズ
落合GMと谷繁監督、2人が並ぶと完全にヤクザの納会か何かのよう。ときおり言葉を交わしては何やら爆笑する様子は、何らかの取引が上手くいったときそのもの。今年のドラフトは手応えアリだったに違いない。指名した顔ぶれは9位までの全員を大卒・社会人で固めるという、徹底した現実路線。育成期間とか一切考えない姿勢には、「9人獲ったからさぁ、9人クビになるわけだよ」「9人クビを決めないといけないんだよ」「お前、残るか?辞めるか?」「金はコレしか出せないけどな」という厳しい落合流交渉が始まる予感が漂う。おー怖っ。

●千葉ロッテマリーンズ

「ロッテが7人も指名しただと!?」と、それだけでプチ驚きに値する大量獲得。そんな中でも、京大出身ということで注目を集めた田中英祐さんを2位指名し、将来の「本社幹部候補」もバッチリおさえるなど抜け目がない。ドラフト会議というより「会社説明会」という感覚。

●広島東洋カープ
果敢に有原さんに1位で突っ込むも、抽選で敗れる。その後は、即戦力左腕が欲しかったはずが俊足外野手を1位指名、即戦力左腕が欲しかったはずが大学でほとんど登板機会のない素材型右腕を2位指名と、補強ポイント的に大丈夫なのか心配になる指名がつづいた。緒方新監督へのご祝儀を兼ねた「監督好み」の指名だろうか。マエケンが残留する見込みで、大瀬良を去年獲っているというあたりから、ちょっと勝負に出る余裕があったのかもしれない。

●北海道日本ハムファイターズ
「クジ引き下手糞王」として名高い栗山監督をお飾りとして封印し、4球団競合の有原さんをゲット。2位以降も好素材をヒョヒョイと抜いていき、満点ドラフトとなった。「早稲田出身の投手をドラフト1位で獲得」という字面には若干の不安も漂うが、まぁ、日ハムだし、何とかするんじゃなかろうか。

●阪神タイガース
少数精鋭、5名の指名のみで選択終了。1位・2位と連続で新日鉄住金鹿島の選手を指名するという、「ヨソの育成に全面的に乗っかっていく姿勢」は嫌いじゃない。和田監督的には「俺は藤浪当てたじゃん」という絶対的免罪符があるので、抽選で2度敗れた点は攻められない。なお、ファンが一番わいたのは3位に江越大賀さんを指名して、「江越タイガース」というダジャレが完成した瞬間。

●オリックス・バファローズ
クジ引き11連敗中の引き弱球団は、クジから逃げる独自路線。明大・山崎福也さんを単独1位指名し、貴重な即戦力左腕を確保した。オリックスファンが納得の表情を見せる中、クジ引き12連敗目を見ようと集まったクジ引きファンはガックリ。「結局一本釣りできるなら、1回クジで負けても一緒だったろ」「オリックスのクジが楽しみだったのに」「空気を読んで1回有原さんに行くべき」というクジ引きファンの恨み節がこだまする。

●読売ジャイアンツ
どこよりも早く4巡で指名を終えたあと、育成枠になって4巡指名してくるという相変わらずの「育成球団」としての立ち振る舞い。3位で「勇人」、育成の4位で「高橋」「慎之介」を指名した段では、観覧席も「巨人向きの名前だな」とドッとわいた。育成2位で「川相」がいたので、コレも名前で選んだかと思ったら、コッチはあの川相さんのリアル息子だった。「桑田の息子は獲らないけれど、川相の息子は一応獲る」というあたりに、読売グループ内での雰囲気が何となく垣間見える。

●福岡ソフトバンクホークス
まず大前提としてあるのがソフトバンクにとってドラフトとは「今獲るか、7年後獲るか」を決めるイベントにすぎないという点。結局、欲しい選手・必要な選手はいずれ獲ることができるので、ここで躍起になる必要はないのだ。むしろ重要なのは、頭数を揃えること。本気で3軍編成を敷いているソフトバンクには、頭数の絶対数が必要だ。ということで、育成で8巡まで指名するというまさかの行動にうって出た。他球団の居残り担当者がヒマそうに待っている中、「もう1人いく?」という相談を笑顔でつづけたソフトバンク。何やかんやで最終的にソフトバンクショップで頑張ってもらうという道があるので、人材獲得にもためらいがない。

今の時点では日ハム、横浜がよさそうだけど、その通りにならないのがドラフト!

結果が出るのは5年後、10年後の話!

勝負はこれからだ!

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こうして今年も運命のドラフトが終わりました。全員が活躍できるほどプロは甘い世界ではないのでしょうが、ひとりでも多くの選手が1軍で投げ・打ち・走り、プロとしての忘れ得ぬ思い出を作ってもらいたいもの。そして仮に第二の人生に踏み出すことになっても、その思い出を誇りとしていけるようになってもらいたいもの。陰ながらご活躍をお祈りしております。頑張ってください!

↓それでは来年、今度はプロの舞台でお会いしましょう!
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リンゴ、楽しみにしてますよ!

リンゴ、忘れずに持ってくるように!


僕も「デーブ以外OK」という姿勢で指名を待ちましたが、今年もダメでした!