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07:00
中田浩二さんの隠しきれない頭皮が、初夏の宵闇に照らされて日本の明日をまぶしく照らす。ある者にとっては熱い夏の始まり、そしてある者にとっては夢の終わり。リオ五輪登録メンバー発表前の最後のテストマッチ、人生を大きくわける試合の始まりです。

五輪メンバーはわずか18名。しかもその内3名はすでに発表されたオーバーエイジ3選手が占めることは確実。僕の中には「オーバーエイジで選んだけど、やっぱ藤春はいいや」「ゴメン、落とした」「ほんとゴメン」というクレイジーな抜け道もありますが、一般論で言えばそれはナイ。15の枠を奪い合うサバイバルに臨むU-23日本代表のスタメンは、GKに櫛引、DFラインには亀川・植田・中谷・室屋、ボランチの位置には井手口と大島、前めには矢島・野津田、そして2トップに中島・浅野という顔ぶれ。

過去の代表チームを見ればGKは2人でまず間違いなく、DFは5〜6名、MFは6〜7名、FWは3〜4名というところ。オーバーエイジでサイドバックタイプの藤春、センターバック・サイドバック兼任可の塩谷、フォワードの興梠が入ることが決まっています。特にDFは狭き門となる状態で、この試合のスタメンを張ってもなお落選の可能性が高い。生き残りにはひとつの失着も許されないでしょう。「ポカなら藤春パイセンのほうがスゴイじゃないっすか!」などの抗議は一切受け付けません。

そして始まった試合。まず日本はガツンと相手の鼻柱を折るように激しいプレッシャーをかけます。一方で南アフリカはさすがの身体能力。ただ前に転がしただけのパスでも、足の速さで日本DFを振り切ってチャンスにしてしまうほど。足元も器用で、素早い展開はなかなかボールの奪いどころを与えてくれません。そしてモトゥパなどを中心にして「どう見ても年齢詐称」の集団を形成している。テストとしてはもってこいです。

それでも日本はじょじょに押していきます。特に攻撃にかかったときの縦への速さは魅力的。単純に浅野らの足が速いということもありますが、「今だ、●●!」という判断が非常に早く、かつ思い切りがいい。持ってコネて可能性を縮めていく選手が多い中で、この割り切りのよさは何かをやってしまいそうな予感を覚えさせるもの。「シュートは撃たなきゃ入らない」を格言とするなら、「撃つ」ところまではいきそうだな、と。撃っても入らないかもしれませんが。

↓たまのピンチには櫛引の超反応でボールをかき出す!


シュートの軌道を見て一旦は頭上をカバーしたのに、そのあと手を出すコースを変えた!

とてもバックパスを蹴り損なってCKにした選手とは思えない!

足はアヤしいが、手はよく動く!


↓ところが、前半30分には亀川の「持ってない」ハンドからPKを与え、日本失点!


櫛引:「これお前のせいな」
櫛引:「こんなん無理やで」
櫛引:「責任範疇外やで」
櫛引:「PKは、止められへんで、当たり前(五・七・五)」
櫛引:「GKノーチャーンス」
櫛引:「それともアレか」
櫛引:「ワシの枠を狙っとるんか?」
櫛引:「そういう狙いのハンドか?」
櫛引:「足元やったらワシもどっこいどっこいやぞ」
櫛引:「どっこいどっこいやぞ!」
櫛引:「許されへんわー」
櫛引:「藤春さーん」
櫛引:「出番ですよー」

僕が勝手に当てたセリフだけど、腹立つな!

両方座布団1枚ずつ持っていけ!

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しかし、これは本番でも十分にあり得る状況。過去には五輪初戦の開始5分で浮足立ったDFが、自陣エリア内でバウンドする何でもないボールをただただボーッと見送って、相手に先制点を許したこともあります。「やってもぉた」から取り返せるかどうかは、不運を乗り越えて勝つための重要な要素。亀川一等兵が自分の命を捨てて課した試練(※メガンテ)に、攻撃陣はどう応えるのか。亀川一等兵最後の試練を突破するのだ!

↓攻撃陣は「よし、消える選手がひとり決まった」という手応えに安堵しながらまず同点!


チーム得点王・中島の同点弾!

本番ならニアリーQBKのコースだけど、入ったのでヨシ!


↓このまま同点で終わるかと思った前半44分、左サイドでの細かい突破から一気に逆サイドへ展開し、SBの室屋まで絡む美しい攻撃で逆転!


これはお見事!

世界のどことやっても通じる崩しだった!


↓さらにもうこのままだろうと思った前半アディショナルタイム、相手からボールをかっさらって日本3点目!


アフリカンサッカーwwww

最後、誰が何を守ってたのかまったくわからないユルユル具合www


↓そしてハーフタイムをまたいだ後半3分に、ジャガー浅野が4点目!


ほぼ10分で4点wwwwwww

パチンコで大当たり出たあとみたいにガバガバ出るwwww

南アフリカをジャガーが返り討ちwww

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これでちょっと試合は壊れてしまったか、南アフリカは6人が並ぶDFラインの後ろに1人の選手が突っ立つなどの謎のフォーメーションに移行し、やる気・元気・イワキの大半を失います。単発の攻撃などはあるものの、前半のような組織としての動きは見られない、アフリカらしいチームに。同じリオ五輪出場組の南アフリカがこんな感じであるならば、日本が初戦を戦うナイジェリアにも多少なりともこの気質はあるはず。何かのキッカケで大きく壊れる気質が。そして、日本は「壊せる」。これは非常に希望の持てる材料でした。

日本も後半頭からのテストモードを加速させ、井手口⇒原川、野津田⇒伊東、大島⇒橋本、浅野⇒豊川、亀川⇒松原、矢島⇒鈴木武蔵と矢継ぎ早に交替していきます。先に交替で退いた選手たち…特に攻撃陣は「俺たちのいた時間に勝った」という強い手応えを覚え、あとから入った選手はメンバー代わりすぎによるチグハグさで思うようなアピールができない展開。試合としては楽勝ムードで流すだけの時間帯ですが、アピールしたい選手にとっては、辛いダラダラとなっていきます。

↓ベンチでは矢島と大島が余裕の談笑!

これは「決まった」手応えですわwww

ペットボトルを蹴らずに、中身を飲むこの余裕!


結局日本は4-1で快勝。勝利監督インタビューで「手倉森JAPANなだけに1失点目は手を使っちゃいましたね」と言い出したときには、手倉森OUT武田INという電撃交替も浮かびましたが、勝ったので今日は1回オマケしておきましょう。さぁ、あとは金曜日のメンバー発表を待ち、オーバーエイジを加えてさらに高めていくことになります。日本サッカーに世代交代を起こし、なでしこのぶんまで戦い、みんなに元気を与えられるか。イケるんじゃないかという大きな期待を持って、見守りたいと思います。頑張れニッポン!

↓ということで、本大会へ向けた推しメンの発表です!
【GK】
●櫛引政敏

・選考理由:ほかにもう呼んでないので

●中村航輔
・選考理由:ほかにもう呼んでないので


【DF】
●植田直通(CB)

・選考理由:「2016、一番持ってる」

●塩谷司(CB)
・選考理由:OA使っちゃったので

●中谷進之介(CB)
・選考理由:岩波を計算しないからこそ塩谷を呼んだのでは?

●藤春廣輝(左SB)
・選考理由:OA使っちゃったので

●室屋成(左右SB)
・選考理由:頭は怪我で衰えないことを証明、五輪後に代表へ

●橋本拳人(CB、右SB、DH)
・選考理由:あだ名は(ケント)デリカット


【MF】
●中島翔哉(OH)

・選考理由:理由はよくわからないが点を取る選手には逆らわない

●南野拓実(OH)

・選考理由:外部から「呼べ」って言われてそう

●矢島慎也(OH)
・選考理由:AFC U-23選手権決勝の再現に懸ける、一発祈願

●遠藤航(DH)
・選考理由:取りまとめとか点呼とかの実務担当

●大島僚太(DH)
・選考理由:内部から「呼べ」って言われてそう

●伊東純也(右SB、OH)
・選考理由:原川or井手口で手堅く行くことも考えたが、とにかく足が速い


【FW】
●興梠慎三(受)

・選考理由:OA使っちゃったので

●浅野拓磨(速)

・選考理由:足が速い

●久保裕也(攻)

・選考理由:栄光の久保族

●オナイウ阿道(高)

・選考理由:誰かひとり高台は必要、上手い下手ではなく

各ポジションの人員、怪我したときの穴埋め、タイプ、試合展開、いろいろなことを考えた結果…!

オナイウが残った…!

南アフリカ戦に出なかったことで「やっぱダメだよ」という決定打もなかったし…!

オナイウ五輪の始まりや…!

はやく走れジャンプできる

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オナイウを残したわけじゃない、条件付けによる消去法で残ったんだ!