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13:10
向こうのほうがタレント揃いだった!

TBSが独占中継っぽい雰囲気を出しながら、実は独占ではないということで混乱中の2014アジア大会。開会式前に一部競技はスタートを切っていますが、18日は男子サッカーのグループリーグ第2戦・イラク戦が行なわれました。こちらNHKのBSだけで中継ということで、うっかり録画を忘れて吉村・栄村の激突とかをずっと見てしまうところでした。ふぅー危ない危ない。TBSさんにも、自分たちが中継するつもりがない試合でも、日程をしつこくお知らせするぐらいの使命感、期待したいものです。

今回アジア大会に臨むのは2016年のリオ五輪を目指すチーム。ほかの国がU-23の選手+オーバーエイジという形で臨むことが多い中で、日本は1993年1月1日以降生まれのU-21世代、かつ各チームから1名という制限でチームを構成しています。その意味で、まぁ現時点では勝ち負けするのはなかなか厳しいところもあるのでしょうが、大目標を2年後に据えた中での強化の一環としてひとつでも多く試合をやりたい。そんな大会となっています。

それでも日本は大いに期待が懸かるチーム。何と言っても、この年代はU-17ワールドカップ本大会でベスト8まで進んだ世代。ベスト8に進んだのは中田英寿さんや宮本恒靖さんがいた1993年大会以来で、しかも本大会でもフランス・アルゼンチン・ブラジルと激闘を演じての上位進出ですから、夢もグッと膨らむというもの。選手の顔ぶれを見ても、まだリオ五輪まで2年ある時点でJリーグでのレギュラーをガッチリとつかんだ選手が多数。おまけに海外組までいる状況です。

GKには清水でレギュラーを張る櫛引がいたり、DFにはすでにJリーグ100試合出場を見据える湘南の遠藤航、神戸のレギュラー・岩波拓也、鹿島でもコンスタントに出場をつづける植田直通、今大会は招集されていないもののアギーレJAPANに名を連ねた新潟の松原健など好素材がズラリ。さらに中盤から前線に目を移すと、川崎フロンターレの大島僚太、新潟の鈴木武蔵、セレッソ大阪の南野拓実などの名前も。そしてスイスで活躍をつづける久保裕也もこの世代。通常なら大学生とかが主力にいたりする年代で、海外組やA代表クラスが集うというのですから、スケールの大きさを感じるというもの。

しかし、イラク戦ではいろいろな意味で向こうのほうが上でした。同じ年代同士の対戦で連敗中という結果もそうですし、A代表招集歴があるメンバーが2ケタに及ぶという編成、U-20W杯でベスト4進出という実績など「ひとまわり上」感が満載。試合も1-3と敗れ、リオ五輪予選での大きな壁となりそうです。そのうえ、向こうのほうがプレーぶりまで面白いとは…。

ということで、いろいろな意味でひとまわり上を行かれた強豪イラクについて、18日のNHKBS中継による「アジア大会 日本VSイラク戦」からチェックしていきましょう。


◆このチームには比嘉さんのように心ときめく面白素材はおらんのか!

初戦はクウェート相手に4-1と快勝した日本。イラク戦で勝てば早くも決勝トーナメント進出が決まろうかという一戦。もっとも敗れても最終戦はグループでもっとも格下と見られるネパールが相手ですので、そこまでピリピリする必要もありません。初戦の4得点、効いてます。

まだいろいろと考えている段階のチームでもあるからなのか、日本は初戦は3バックだったところから4バックで4-3-3のような形へと変えてきました。一方、イラクも初戦とは形を変えて4バックに。しかし、トップの位置には大ベテラン・ユニスを入れるなど、オーバーエイジも含めて「勝ちに来た」編成。やる前から若干の厳しさも漂います。

そして始まった試合。立ち上がりから、ややイラクが押し気味な格好。ボールを持たれる時間がつづきます。試合が動いたのは早速の前半12分。日本の左サイドから長いクロスを入れられたところで、クリアボールをペナルティエリアすぐ外の相手選手に渡してしまい、ミドルがズドン。「おぉ、世代を超えた日本らしさあふれる守備!」「アギーレJAPANでもよくやってる!」「オーバーエイジを起用しても解決しない課題の噴出!」と早速の失点に茶の間も沸き立ちます。

↓早速決められたか!よし、ネパール戦へ気持ちを切り替えよう!



クウェート戦に勝ってるからな!

心の余裕が違うで!


日本は4-3-3という布陣に慣れていない面もあったでしょうか。イラクのトップ下に入った11番フマームが右に左に前に後ろにフリーダムに動くのを、誰がどう捕まえるのかハッキリしない感じ。4-「3」-3の左右のアキに入られては、さらにボランチが上がってきて引っかき回され、自由にやられる場面がつづきます。バタバタと走りつづけ、とにかくアチコチに顔を出してくる厄介な11番。全盛期の北澤豪さんくらいのウザさを見せる彼は、まだ18歳だと言うじゃないですか。これは2018年ワールドカップ・ロシア大会の予選などでもバタバタされそうで、警戒心も募ります。

そしてとりわけ目を引いたのはイラクのGK。身長も低く、特に上手いわけでもないのですが、妙にバタバタしている。大人しめのプレーがつづく日本代表に対して、そのバタバタ具合は対照的。とにかく何をするにもひとつリアクションが余計。ボールをキャッチしたあと、無駄に2メートルくらいダイブしてみたり。一旦防いだボールを日本選手に当てて、反射したボールがゴールに向かってヒヤッとしてみたり。「日本にこの選手がいれば…」と悔しくなるようなナイスガイであります。

↓前半18分の面白感あふれるイラクGKの動き(10分頃から)!


浮いてるボールが全然見えてないwwww

「コッチか!?」「いやコッチか!?」「何、ソッチか!?」みたいにフラフラwwww

これ野球やらせたら外野フライこぼしまくるタイプのヤツやwwww


↓それでも日本は前半36分、裏に抜け出した中島が決めて同点に(1分半頃から)!


ダメだwww向こうのGK見ちゃうwwwww

めっちゃ早く飛び出してきて、めっちゃ早く右に決め打ちで跳んでるwwww

これはボールが飛んできたとき目をつぶるヤイプのヤツやwwww

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前半を1-1の同点で折り返し、迎えた後半戦。チャンスは少ないながらも、いい流れで追いついたことで日本反撃の気運も高まりました。しかし、イラクは後半立ち上がり、日本の出鼻を挫くように早速ゴールを決めてきます。

↓後半3分、オフサイドを取り切れず残っていたアドナンに決められた(2分過ぎから)!


ちょっとギャップが出来てしまったか…。

簡単に決められてしまったな…。


↓さらにアドナンは後半27分にもスゴイFKを決めてくる(3分過ぎから)!


こりゃ捕れん!

壁に当てるしかなかった!

次は壁を増やして、壁に期待しよう!

DFなのに強烈FKとかロベルト・カルロスみたいだ!


この日は総じて「決めるイラク」と「決めない日本」という構図で試合が展開。ボールは保持され、試合の主導権は握られながらも、決して負けてはいなかった日本。チャンスも多く作り、後半には何度もエリア内フリーでシュートを撃つ場面がありました。しかし、一向に入らない。

シュートに立ちはだかるのは先ほどのGKなのです。どこに撃っても決まりそうな気がするのですが、日本のシュートはことごとく枠外へ。季節外れの打ち上げ花火のように景気よく空に飛んでいく空砲。最終スコア1-3となるにいたったのは、決めるチカラの差でした。イラクは決めて、日本は外した。その差です。

南野・久保という「ケンカでもサッカーでもどっちでもやってやるぞ」の顔ぶれが合流すれば、「決め」という面では改善されるのかもしれませんが、この辺りはどの世代にとっても日本の課題と言えるところ。無理目のものを決めろとまでは思いませんが、目の前の枠には入れていきたいものです。1本決めるか決めないかで、人生ごと変わるのがサッカー。柳沢先輩、大久保先輩あたりのビデオ、Youtubeでご確認いただきたいものです。

↓後半35分、日本のFKから折り返しを2人がフリーで狙うが、シュートは枠外へ(1分50秒すぎから)!


あのGKがチラチラ目に入って気になるるのかなwww

全然反応できてないんだけどなwwww

あれか、PKのときゴール裏で旗をヒラヒラさせるみたいな目障り効果があるんだなwww


↓後半36分、自軍ゴール前をフラフラするイラクのGK(2分50秒すぎから)!


日本の右サイドからの攻撃

ニアのポストにへばりつくGK

クロスに反応して一旦飛び出すGK

全然違うところに飛んでいくボール

慌てて戻るGK

慌てすぎて反対側のポストまで飛んで行くGK

バッタバタやないかwww

どこにシュート撃っても反対方向に飛んでくれそうwww


↓後半41分、自軍ゴール前でバタバタして味方選手をコカすイラクのGK(8分20秒頃から)!


日本の左サイドからの攻撃

ニアのポストにへばりつくGK

クロスに反応して飛び出すGK

遠すぎてパンチングがカス当たりになるGK

こぼれたボールが日本の室屋の前にこぼれる

一心不乱に飛び出していくGK

最終的に味方選手を大転倒させる

視界に入るという意味では守備力高いwww

防いでるという場面は皆目見かけることがないがwww

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よくこれだけ外したと思うほどの外しっぷりでしたが、ここはもうイラクのGKを褒めるしかないでしょう。これでイラクのGKを褒めないようだと、日本選手の頭をピシャーンと叩く感じにならざるを得ないですからね。理屈はよくわかりませんが、きっと向こうがよかったのだ。そう思いたいところです。

次のネパール戦は、イラク相手以上にチャンスを作れるでしょうから、落ち着いてズドンと決めてもらいたいもの。もう一度イラクと再戦する機会があれば、今度はキッチリと決めて勝てるよう、なるべく上まで勝ち上がっていきましょう。一応、曲がりなりにも、何やかんやで、日本は前回大会の王者。やってやれないことはないはずです。

↓最終的にイラクは累積での出場停止覚悟の上で、貫録の時間稼ぎを披露し逃げ切り勝利(5分頃から)!


イラクのゴールキック

GKが蹴るのかと思いきや蹴らない

DFが蹴るのかと思いきや蹴らない

蹴らない

蹴らない

蹴らない

イエローカード

こりゃ向こうのほうがいろいろな意味で一枚上だわ!

日本はここまで徹底できない!

今日のところは参りました!

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負けそうな試合は地上波で中継しないTBSの直感、冴えてますね!