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埼玉西武ライオンズ終了〜!!

埼玉西武ライオンズが終わりました。いろんな意味で終わりました。2021年の公式戦全日程を終了したという意味がひとつ。最終戦で1979年以来となる42年ぶりの尾位(※首位の反対の意)へと自力でにじり寄ったことがひとつ。そして、コロナ禍による親会社の業績不振により、いよいよ審判の時だなという想いがひとつ。ミクシィが「向こう10年間は本拠地を変えませんので球団だけ売ってください。球場使用料は払います」と言ってきたら、明日にでも埼玉ミクシィライオネルズ(※5年間はライオンの痕跡を残す経過措置/あとで変更する)が誕生することでしょう。終わりが見えてきました!

↓42年間も最下位がなかったということに感謝して、万感の6位へ!人事を尽くして天命を待ちます!

「アラフォーが初めて尾位の味を知る、か」
「この間にロッテは尾位9回」
「オリックスも9回」
「南海入れればホークスは8回」
「最近生まれた楽天でさえ6回」
「そろそろ持ち回りの義務もある」
「それに、言うても6位か」
「一応、一桁順位ではあるな」
「まずまずか…?」
「もしや、まずまずか…?」
「サッカーで6位なら、まずまずだしな…」
「限りなく5位に近い6位だし…」
「言うほど居心地は悪くないぞ…」
「オフもたっぷり休めるし」
「オリックスさん、この椅子いいですか?」
「何か座り心地がよさそうで」
「5年くらい貸してください」
「飽きたら楽天さんにパスします」

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26日の今シーズン最終戦などは、今季を象徴するような試合ぶりでした。相手方は谷口雄也さんの引退試合をするであるとか、本拠地最終戦で栗山監督のお別れセレモニーをやるであるとか、宮西尚生さんが14年連続50試合登板を狙うであるとか、イベントがてんこ盛りの日。今季の西武に「相手がどうしても勝ちたい日」を邪魔するほどの底力はありません。

初回から両軍の打線がズラリとゼロを並べる展開で、0-0の引き分けも濃厚となった9回裏。西武の中継ぎの伝統を受け継ぐ男、武隈祥太さんが間違って好調だった今季の帳尻合わせのためにマウンドにあがると、先頭打者の近藤健介さんにストレートの四球をお見舞い。「肩がぶっ壊れた松坂でも1ストライク取ってたぞ」と北の大地を震撼させ、映画のような劇的ラスト(※主人公が死ぬヤツ)への口火を切ります。

つづいてマウンドに上がったのは敗戦処理ならお任せの田村伊知郎さん。今季は嬉しいプロ野球初勝利をあげ、思わずもらい泣きさせてくれた「投げるイチロー」(※どことなく棒球のイメージ)は、キッチリと1球で送りバントを決められると(※エラーで走者すべて生きる)、次打者にもキッチリとバントを決められます。「いっそ申告バント制度でもあれば、守備でエラーする可能性だけは消えるのにな」と観客を唸らせながら、劇的ラスト(※主人公が星ごと爆発して死ぬヤツ)へと前進していきます。

「まだ続投なのかよ…」と相手ベンチが思ったかは定かではありませんが、続投してしまったイチローさんは棒球木端微塵王子こと渡邉諒さんを申告敬遠とすると、一死満塁のピンチを築いて松本剛さんを打席に迎えます。初球ファウル、2球目ボール、3球目大きく外れてボール、4球目も高めに外れてボール、そして運命の5球目は…ボールで押し出し!0-0の緊張感を保ったまま、被安打ゼロでサヨナラ負けするという劇的ラスト(※主人公が自分が仕掛けた爆弾で星ごと爆発して死ぬヤツ)に見事に到達しました!

↓まぁ、この試合は日ハムさんに星を譲らないといけませんよね!


栗山監督お疲れ様でした!

報道ステーションでお待ちしています!

工藤解説者と栗山解説者でパ・リーグを徹底解説してください!

どこが強いとか、どこが弱いとか、どこのフロントがヤバイとか、どこがサイン盗んでるとか!



と、美しく散って今季を終えたライオンズ。しかし、決して後ろ向きになる必要はありません。今年は目先の1勝にこだわっても仕方ないシーズンであることが早々にわかったのち、西武球団は「やるべきことを済ませる」モードへと鮮やかに切り替えました。まず栗山巧さん2000本安打達成への渾身のお祝い。「個人成績よりもチームの勝利を」なんて気遣い無用の戦いぶりは、むしろ「ほかのイヤなことを全部忘れるため」に栗山さんにリソースを集中させる方向に導きました。イベント、グッズ、存分にやり切りました。

そして、松坂大輔さんの引退。これも1ゲームも落とせない優勝争いなどやっていたら、どこでどう投げさせるか思案が必要でしたが、最後のほうの20試合くらいは全部捨てゲームみたいなものでしたから、ゆっくりたっぷりお別れをすることができました。もしも間違ってCS進出など競っていたら、松坂さんも形式上「僕は今日で引退しますが、ライオンズは必ず日本一になってまたここに戻ってきますので…」みたいなことを言う流れになったでしょう。自分にはあんまり関係ない話だなぁと思ったとしても。そういう建前みたいなものが混ざらない、渾身のお別れになってよかったなと思います。

それから辻(一点しんにょう)監督の続投決定。すなわち、体制刷新をしないことを決めた、という判断。これも見事だったなと思います。今年の体たらくを見れば来年すぐさま浮上の目がある気もしませんし、まだ辻監督の進退を問うほどの段階ではありません。辻監督は来季で6年目、過去5年では2度の優勝と4度のAクラスを達成しています。勝ち越しています。あと1〜2年は「この監督ではダメだ」と非難されるような状況にはならないでしょう。互いに「もうダメだな」と納得するまで待つのは黄金戦士への礼儀です。

残した実績に見合うだけしっかりと託し、その間に少しでもドラフト一番クジと外人ガチャを当てて、次期監督にいい状態でチームを引き渡せるように底上げを図ること。たとえば「3年連続最下位」からの引き継ぎなら、何やっても現状維持以上は確実なわけですから、誰が監督をやっても成功間違いなしです。次の監督にレジェンド起用を考えているのなら、なおのこと今このタイミングで火の点いた爆弾を渡すのはナシです。火の点いた爆弾を渡すなら、むしろ今こそキヨハラ監督とかやるべきタイミングですよね!「一回、新庄呼んでみるか」くらいの悪ふざけでキヨハラ監督をやるなら今!

↓いいなー、日ハムは新球場建ててSHINJO監督ですって!

誰も「強そう」とは言わないが、全員が「面白そう」と言う!

プロ野球の目的って「面白いものを見せること」なんだからアリでしょ!

143敗しても毎日見たくなるくらい面白ければイイ!

新庄監督、楽しみです!



そんなこんなで例年より少しだけ早いシーズンの終わりとなりましたが、今年も十分に見せ場を作ったシーズンだったなと思います。試合結果という意味ではふるわなかったシーズンですが、その分を補うほどに「何十年に一度」というイベントを迎えたシーズンでもありました。優勝・日本一と一度にやってしまうのは勿体ない。そういうイベントが弱いシーズンにぶつかったという巡り合わせは幸運だったなと思います。

さぁ、我が埼玉西武ライオンズには、日本シリーズより向こう側に「松坂大輔引退セレモニー」という今シーズン最大最後のビッグイベントがまだ待っています。終了などと言っている場合ではありませんでした。有料イベントの機会までスタンドのファンへの挨拶をさせないという、球団のアウトラインギリギリの商魂をしっかりと受け止め、松坂大輔さんの最後の勇姿を目に焼きつけたいと思います。今季はこれをやるためにあった、そのぐらいの気持ちで。

2021年も熱いご声援を本当にありがとうございました!

2022年の埼玉西武ライオンズにご期待ください!

↓心なしか画像が劇的ラスト(※主人公たちが全滅して星が守られるヤツ)っぽい感じなのが気になりますが、今年もお疲れ様でした!

来季はもっとお客さんを入れられるといいですね!

3万人がスタジアムでむせび泣くラストにしましょう!


日本一になって泣くか、ヒドイ目に遭って泣くか、理由はさておきとして!