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僕ももっと早く桑田さんに出会っていれば…。

男なら一度は憧れる職業、それがプロ野球選手。華やかで、カッコよく、ボール遊びをしているだけで大金がもらえる夢の仕事です。ちょっと頑張れば女優・女子アナ・モデルなど美女たちとの交際も望むがまま。しかし現実にはその栄光を得られるのはほんの一握り。生まれ持った体格と肉体、天賦の才を持つものだけが目指せる狭き門なのです。

しかし、「才能がない」と簡単に諦める必要はなかったのです。

28日のTBS「S☆1」に登場したのは、数々の提言で野球界に革命を起こす桑田真澄さん。桑田さんは野球少年たちに向かってこう言い放ったのです。「スピードガンはゴミ箱に捨てろ」と。投手の才能を判断し、ふるいにかけるのはまず球速のはず。ドラフトでも「150キロ左腕」「大学球界最速」「速球が魅力」などと球速中心で評価が書かれ、MAX135キロなどという投手は滅多に見られません。それだけの速球至上主義の現実にあって「スピードガンは不要」というのです。

そして桑田さんが伝授した野球の極意は「緩急」。スピードの上限ではなく、上限と下限の差こそが大事だというのです。思えばプロ野球にあっても星野伸之さんのように130キロ台の速球で三振を奪う投手もいます。その余りにも遅いボールは、キャッチャーに素手で捕球されたり、古田敦也さんをして「余りに遅いので、何かあるだろう、何かあるだろう、曲がったり落ちたりするはずだと思っていたら、まっすぐど真ん中にそのままきた。頭にきた」と言わしめたほど。スピードがすべてなら、こんなことは起こらないはず。

僕も肩が弱く、速球を投げられないことで野球を断念したひとり。実際には「フライが捕れない」「ゴロが苦手」「バットにボールが当たらない」など複数の弱点があったわけですが、結局は球速不足で野球を引退したのです。しかし、カラダができあがり、しっかりトレーニングを積めば120キロくらいなら投げられたかもしれません。プロでは無理でも大学くらいまではできたのではないか、そんな甘い後悔が胸に去来します。今となってはすべてが終わったことですが。だから、せめて今後の世代が同じような後悔をせずに済むよう、僕は桑田さんの提言を世に広めていこうと思うのです…。

ということで、神宮球場も真っ青になる「スピードガンはゴミ箱へ」という桑田さんの提言について、28日のTBS「S☆1」からチェックしていきましょう。



◆アメリカで伸び悩んでいる投手にも、緩急の大切さを知ってほしい!


今回桑田さんが否定する間違った野球の常識は、変化球に関するもの。みなさんは変化球の基本となる球種はどれだとお思いでしょうか。僕はカーブだと思っていました。何故なら、カーブは一番最初に覚える変化球で、「ボールが曲がる」という変化球の醍醐味に加え、速球とのスピード差で「緩急」を使える至上のボールだから。しかし、桑田さんは「カーブは最後でいい」というのです。今回もまた目からウロコ、角膜が落ちる予感ですね。

集まった中学生の野球少年たち。桑田さんは彼らにどんな変化球を投げるか取材開始。子どもたちは「カーブとドロップ」「スライダーとフォーク」「スライダーとカーブ」など多彩な変化球を習得していることを自慢。桑田さんも自身を振り返り、カーブを一番初めに覚えたと述懐しますが、実は「カーブが一番難しい」のだとか。曰く「スライダーもシュートもフォークも最後の手首の使い方はストレートと同類。だが、カーブだけは手首で回転を与えるのでまるで投げ方が違う」から。

<桑田流カーブの投げ方極意はコレだ!>

●腕は空手チョップをイメージ
●手首はひねらず抜くように
●リリースの瞬間、中指で掻く
●後ろに体重を残すようなイメージで投げる

↓リリースの瞬間の握りに注目!
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なるほど、ここで中指で回転させるわけだな…。

今日からゴミ箱にチリ紙を投げるときにはカーブを試そう…。


このようにわかりやすく教えてくれれば、カーブ習得など簡単なこと。子どもたちも「頑張らなくてもめっちゃ曲がる」など桑田直伝のカーブの威力に目を丸くします。僕が小学生時代に取り組んだ「アンダースローからフォークの握りで投げ、小指を1/4回転効かせるとボールが14個に分裂する」という変化球や、「高く振り上げた足を振り下ろす勢いで前方に真空空間を作り、そこにボールを投げ込むことで真空の吸引力で球速が上がる」というボールなどは、正直どう投げればいいのかいまだによくわからない始末ですからね。変化球も独学ではなく、正しい指導者に教わることが大切なのです。


そんな桑田さんが「一番最初の変化球」に指名した意外なボール。23年のプロ生活から小中学生に薦めるマイ・ファースト・変化球、それは「チェンジアップ」。チェンジアップは速球と同じ腕の振りから投げる球速の遅いボール。速度・回転が少ないことで、沈むように変化するボールです。

桑田さん曰く、「チェンジアップは握り方が違うだけで、速球と同じ腕の振りをする。肩・ヒジへの負担が少ないボール」とのことで、成長期の小中学生にも推奨できる変化球だと断言。カラダの負担・無駄なケガを嫌う桑田さんのお墨付きですから、これは間違いありません。

さらにチェンジアップを習得すればプラスの効果も。球速は遅いが、パ・リーグMVPを獲得するほどの大投手であるソフトバンク・和田毅さんも「チェンジアップを覚えてからカーブの抜けがよくなった」と証言。チェンジアップを先に覚えることでカーブの習得にも役立つと、桑田さんの理論を後押ししてくれたのです。

<桑田流チェンジアップの投げ方極意はコレだ!>

●中指と薬指で握る
●力が入らないよう中指と薬指を開く
●人差し指と小指は自分の気持ちいいところに添えるだけ
●ストレートと同じイメージで投げる

↓ストレートと同じ投げ方をするのが重要!
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結局プロでも三振を取るのはチェンジアップが多いもんな!


桑田さんは、このチェンジアップやカーブを使って、ストレートの球速を数字よりもずっと速く見せていたとのこと。いわゆる「緩急」を使うピッチング、ここに桑田野球の真髄があるのです。WBCで160キロを投げるキューバの投手チャップマンを日本代表が滅多打ちにしたことがありますが、速いだけなら打てるもの。遅いボールを組み合わせて、なおかつそれを同じフォームから投げれば、130キロ台のボールでも球界一の投手にもなれるのが野球の面白さ・不思議さ。

最初にチェンジアップを覚えれば、子どもたちも「緩急」の威力を体感できるはず。そしてバッター側にとっても、「緩急」の威力を知ればいたずらに振り回すこともなくなるはず。テイクバックの位置でできるだけキープし、バットを残しておく…イチローや青木ら天才打者が口を揃える「できるだけ残す」という感覚に目覚める子どもも増えるのでは。日本野球界のさらなる発展のためにも、桑田さんの提言「最初の変化球はチェンジアップ」を広く推奨したいものです。

↓桑田さんは「スピードガンなんていらないんですよ。あんなのいらない。ゴミ箱に捨ててほしい」と断言!
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神宮のガン:「えっ!?」
神宮のガン:「俺めっちゃサービスしてたのに!」
神宮のガン:「五十嵐…カンチガイさせてゴメン!」

これからはガン表示を見るの禁止だな!


↓さらに桑田さんは「粗大ゴミでいいんです」と言い切った!
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ということは、桑田さんは「ゴミ箱に粗大ゴミを捨てている」ということか…?

野球ばっかりやって人間活動が不足しているから、粗大ゴミはシール貼って、連絡して、指定の期日に捨てるってことも知らないようですね!



変化球の投げ方のお返しに、粗大ゴミの捨て方を桑田さんに教えてあげたい!