14:12
試合に勝ち、勝負に勝ち、アジアに勝ち、まつきクンに勝った!

アジアカップグループリーグ第2戦でザックJAPANはシリアと対戦。初戦でサウジアラビを破ったシリアは勝点3。日本の試合の前に同じくサウジアラビアを下したヨルダンは勝点を4に伸ばしました。負ければ3戦目でヨルダンとシリアが「仲良く」引き分けを演じるだけで、両チームのグループリーグ突破=日本の敗退となる展開。2試合目にして早くも正念場が訪れた格好でした。

しかし、日本代表は強かった。

試合内容としては改善すべき点も多いのでしょう。まだ本調子ではない選手もおり、連携も煮詰めている途中段階。多くは望めない状況です。それでも試合の中で選手が刻一刻と変化する状況に対応し、結果を手にするための最善を尽くしていくような「頭の良さ」を発揮。しっかりと苦境を乗り越えていきます。

1-0とリードする状況から迎えたPKの場面などは最たるもの。日本選手が「シリアのオフサイド」と口を揃えるプレーを、逆に日本のバックパスと見なされ、オフサイドの位置にいた選手を倒したGK川島がPK献上&一発レッドとされる微妙な判定。熱くなり冷静さを失ってもおかしくない場面でした。しかし、ハートは熱く頭はクールな日本代表は、心を乱されることなく粛々とベストを尽くしていきます。

ヒートアップする審判を面白い顔で和ませにいく長谷部・遠藤。各選手が主審・副審に詰め寄れば、チームスタッフもその抗議に加わります。その熱い抗議の一方で、「こりゃレッドだな」と見るやすかさず控えGKの西川を準備させる日本ベンチ。その頃には、抗議は退場となる川島とキャプテン長谷部だけで行い、ほかの選手は次の状況へと動き始めます。

給水を行う者、打ち合わせを行う者。いつまでも判定のことでグジャグジャしたりはしません。抗議を続ける長谷部もチラチラとベンチを見やり、「西川の準備できたか?」と言わんばかりの表情。アジアの偏向判定さえも試合の一部分として受け止め、その中で戦っていく覚悟を見た想い。GK西川はPKを決められた直後に猛然とボールを拾い、センターサークルへ送りました。シリアがコーナーフラッグ付近で喜びの輪を作っている間に日本選手はセットしました。同点にされた怒り・落胆・苛立ちではなく「残り15分で同点」という状況を見つめ、何が必要かを各選手が判断していました。

先のPKのあと日本の受けたカードはゼロ。逆に、その後帳尻合わせのように与えられた日本へのPKのあと、シリアは3枚のイエローをもらい1人の退場者を出しました。シリアは「グループ最上位であろう日本」に敗れたとしても、次のヨルダン戦に勝てば決勝トーナメントに進出できます。十分なチャンスを持って次の試合に臨めるところを、退場で主力選手をひとり失ったのは明らかに無駄。

結局「アジアの笛」に翻弄されたのはシリアで、したたかに勝利をつかんだのは日本だったというオチ。潜ってきた修羅場の差、選手ひとりひとりの経験値、日本の総合的な強さが現れた戦いだったのではないでしょうか。20代前半の若い選手ばかりのくせに、えらく大人びたこのチーム。何とも逞しく、頼もしいかぎりです。

ということで、アジアカップらしい面白ゲームと放送席の面白オッサンについて、「アジアカップ日本VSシリア戦」からチェックしていきましょう。



◆大人びた選手を尻目に、最後まで騒ぎ続けるまつきやすたろうクン!


スタンドに大挙押し寄せたシリアサポーター。中立どころかアウェーという雰囲気。日本サポーターも「シリア狩り 尻上がり日本」というふざけた横断幕で必死の反撃を試みます。しかし、「次のサウジ戦はどうする気だ」「サウジでダジャレは難しいぞ」「違う違うそうじゃない、サウジゃない」などと、逆に不安を掻き立てる始末。

そんな中で始まった試合。日本はヨルダン戦とまったく同じスタメン、同じシステム。これが現状のベストという判断でしょうか。一方シリアはヨルダン同様にしっかりと守備ブロックを敷いてカウンターを狙うサッカー。これだけしっかり守られると、真ん中から崩すのは簡単ではありません。

ヨルダン戦では結局真ん中から力押しという攻撃が目立った日本ですが、この日は前の試合よりはぐっとよくなった印象。松井の運動量・キレが戻り、香川とサイドを入れ替えるような場面も。左右いっぱいを使って外から崩していく攻撃が多く見られるようになりました。また、ヨルダン戦では中央でゴチャゴチャしていた本田△と前田も、本田がやや引き気味に空いたスペースでボールを受けてくれることで、お互いの仕事がハッキリしました。

そして迎えた前半35分。スペースに抜け出した本田△のドリブルから、鋭いカウンターで日本先制。自陣から一気に5人の選手が相手ゴール前まで駆け上がる攻めは、人数的には上回っていたシリアのDF陣を翻弄。棒立ちのシリアDF陣の間に次々に選手が飛び込むと、最後にやってきた長谷部は誰もマークできていない始末。

↓キャプテン長谷部のファインゴールで日本先制!



本田△のドリブル→前田の消える動き→香川の切り返し→前田のコースを開ける動き→松井のつなぎ→冷静にオフサイドを回避する前田→長谷部のミドルシュート→再び消える前田と、日本選手の流れるような動き!

特にボールのないところでの前田さんの動きは見逃せない!


シリアはこれで前掛かりになるしかありません。日本は2点目を取って試合を殺せばいいだけ。しかし、アジアはそんなに生易しいものではありませんでした。後半25分、これまでも何度もやられてきた「アジアの笛」で日本は苦境に立たされます。

↓長谷部のバックパスから始まったピンチでPK献上&川島一発退場の末、1-1の同点に!


まつきクン:「オフサイド…何で、オフサイドだこれオフサイド!」
まつきクン:「オフサイド!オフサイド!オフサイドでしょ!」
まつきクン:「ほーらコレ、オフサイドですよね!オフサイドですよー!オフサイドでしょー!オフサイドですよー!」
まつきクン:「なんなんすかコレ、なんなんすかコレ、なんなんですかコレ!」

まつきクンは何回オフサイドって言うんだよwwwwwww

そして何回「なんなんすか」って言うんだよwwwwwww


ヒートアップするまつきやすたろうクンは、少ない語彙から必死に言葉をつむぎ、オフサイドであることを強調します。しかし、判定は覆るはずもありません。冷静に現実を受け止め試合を続ける選手たち。ますますヒートアップしていくまつきクン。このあたりにも「選手は成長している」「オッサン成長してねぇwwww」という、日本の進化を感じずにはいられません。

そして、その冷静さが実ったのは後半35分。遠藤の長い縦パスをエリア内で受けた岡崎は、相手DFの間を突き抜ける際に足が交錯し転倒。このプレーに対して、先ほどの帳尻合わせでもするかのように主審はPKを宣告。

↓岡崎が倒されてPK奪取!国際Aマッチ1000点目となる記念弾を本田△が決めて日本勝ち越し!


でも、何だこのど真ん中へのキックwwwwww

二度と蹴らすなwwwwwwwwwwwwwwwww



この展開には熱く観戦を続けるまつきやすたろうクンも大興奮。「よぉーーーーしっ!キタッ!よぉしっ!!」「岡崎いい、岡崎頑張ったよぉ、岡崎ねぇ!」「ここは黙って見ましょう!」「しびれただろうねぇ本人も…まぁ入りゃいいんだ入りゃ!」「いけるいけるぅ!」「あー、フゥー!」「ひとり行け!ひとり行け!ひとり!寄せろ!」「行け!行け!内田もこい!内田も!あぁー!」「キーパーキーパー!キーパー!よっし!」「寄せろぉ!寄せろぉ!寄せろっ!よぉしよぉし!」「ふざけたロスタイムですねぇ!6分!?」などと楽しいサッカー観戦のもようを、全国にお届けしてくれたのです。

興奮するシリア選手のひとりは、FKに突っかかって2枚目のイエローをもらい退場。興奮するまつきやすたろうクンも、お茶の間から「うるせぇwww」「黙れwww」という2枚のカードをもらい気持ち的には退場。大人になりきれない面々に囲まれ、より一層際立つ日本選手の冷静さ賢さ。日本は6分という長いアディショナルタイムも冷静に守り抜き、見事に勝利。「大人」のサッカーを見せつけてやったのです。大した若者たちですね。

↓選手を見習い、まつきやすたろうクンも早く大人になってくださいね!


実況:「ふざけた解説者だな…」
名波:「ふざけた先輩だな…」
視聴者:「ふざけたオッサンだな…」

でもいいぞ、まつきクンもっとやれwwwwwwwwwwww



これもアジアカップの魅力!次戦もまつきクンと一緒に盛り上がろう!