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2011年11月19日07:30
火の鳥ニッポン頑張った!
定期的に言わないと忘れてしまうので、あえて頑張って言ってみた「火の鳥ニッポン」こと全日本女子バレー。18日まで行われていたバレーボールワールドカップで、全日本女子は8勝3敗の好成績をおさめました。惜しくも、今大会上位3チームに与えられるロンドン五輪出場権の獲得はなりませんでしたが、4位という紙一重のところまで迫りました。ロンドン五輪出場、本大会での好成績に向けて、順調な一歩を刻んだのではないでしょうか。
前回2007年大会が7位。この際は開催国として北京五輪出場を決めていた中国がいませんでしたので、実質8位と言っていい成績。2003年大会が5位。1999年大会が6位。1995年大会が6位。上位3ヶ国に五輪出場権が与えられる掛け値なしの「真剣勝負」となってからは、今大会が最高の順位。欧州予選でやらかしたロシアが不在だったことを割り引いても、十分に期待が持てる結果です。
しかも、今大会に限っては「フルセットで勝敗がついた場合、勝った方に2点、負けた方に1点の勝点を与える」という珍妙なルール設定があっての結果。これまでのようにまず勝ち数を見る形であれば、日本・中国・ブラジルが8勝3敗で同数。その場合、時代とともに変遷はありますが、最近の潮流ならセット率で順位を決めるところ。すると、日本はセット率で中国・ブラジルを上回るので3位ということになるのです。何となく損した感が拭い去れません。
まぁ、そんな愚痴が出るのも終盤の追い上げがあってこそ。イタリアとの初戦に敗れ、3戦目の中国戦では第5セット5-1からの逆転負け、6戦目のセルビアにはなすすべなく敗北…と、この時点で五輪出場権は半ば諦めたも同然だったのです。特に中国戦は勝利をふわっと握るくらいまでは行っていただけに、ショックを隠せない敗戦でした。
しかし、そこから驚異的な立て直しでブラジル・アメリカを3-0で仕留め、苦しみながらもドイツをフルセットで叩き落した全日本。投げやりになるどころか、絶望の淵から全勝で甦る姿はまさに火の鳥。第4ラウンドの戦いは感動的ですらありました。僕は今、徹夜作業後に始発待ちをする会社の事務所でこの駄文を書いているわけですが、本当に震える想いでいっぱい。取引先への文句、サポートすらいない孤独な作業、夕方に帰った上司…ではなく全日本の奮闘に。
幸いなことに、今大会で五輪出場権を手にした中国は、アジア予選を兼ねた世界最終予選には出ないことが確定。今の全日本なら中国抜きのアジアで1位になるのは、さほど難しいミッションではないでしょう。世界選手権銅、ワールドカップ4位という堂々たる成績を引っさげてロンドンに向かえるよう、来年5月の世界最終予選に期待したいものです。その頃には、取り立ててすることもないヒマな時間を作れるよう、僕も会社を辞めるか仕事をサボるか、どちらかの対策をしっかり立てておきたいものですね。
ということで、野球より熱いことでおなじみの全日本女子バレーについて、遅ればせながら振り返っていきましょう。
◆中日の試合見るよりは全日本の試合を見たい…それが世間の答えだった!
せっかくジャニーズ事務所さんが、新たなユニット「Sexy Zone」を突貫工事で立ち上げてくれたというのに、規定の変更により歌もダンスも披露できなくなった今大会。僕の胸に去来する「MUSIC FOR THE PEOPLE」「A・RA・SHI」「NEWSニッポン」「Ultra Music Power」の歌声。僕をジャニーズ好きなオッサンに変えたのは、バレーボールワールドカップであったことを思えば、寂しさは募るばかり。
しかし、SexyZoneさんが見られなくても、全日本女子のセクシーゾーンが見ればいいのです。舞い上がる際のめくれたお腹、相手のサーブを待ち受ける際にわずかにのぞく胸元、レシーブで転がるときの太もも、セクシーゾーンの期待は十分。
↓プロモーションビデオもグッとくる仕上がり!
指先で玉をいじくるサオリン…!
どうせなら中指でやってくれればもっと悶えるのだが…!
ところが、毎度おなじみの「ギリギリ勝てるかもしれない相手に勝つ」「絶対勝てる相手に勝つ」という勢いづけの試合順を目論むも、初戦・イタリア戦は黒星。さらに勝負所と目された中国戦で、セットカウント2-1で迎えた第4セットは18-14から追いつかれて失い、第5セットも5-1の滑り出しから逆転されるという痛恨の敗戦。新鍋理沙さんが号泣する姿は、「やいもっと見せろ」「こういうの見たかったんだよ」「どっちかと言えば荒木が泣くべき試合だけどな」と茶の間のオッサンも号泣。
↓この試合勝ってれば五輪だったな!大事なことだからもう一回言うけど、この試合勝ってれば五輪だったな!
リサリサ:「勝たないと意味がないので」
サオリン:「正直厳しいと思う。でも終わったことはしょうがない」
エリカ様:「踏ん張りきらなければならなかった」
何かエリカ様だけ大相撲九州場所のコメントみたいだけど、泣いても仕方ない…!
星勘定が得意な人にほど着実に広がる諦めムード。またいつものように世界最終予選で切符を取ればいいという空気。セルビアにも敗れて3敗目となったあとには、スッキリと気持ちを切り替える雰囲気すらありました。しかし、そこで立て直したのが強さの証明。苦しいときに、苦しいからと勝負を投げては、いつまで経っても栄光などつかめない…そんなスポーツの真理を改めて教えられた想い。
韓国を一蹴した日本は、世界ランク1位のブラジルと対戦。いまひとつ調子が出ないとはいえ、そこはブラジル。負けを覚悟でのぞんだ一戦でしたが、全日本はブラジルを圧倒するストレート勝ち。折しも大相撲九州場所が始まったその日に、土俵際の粘りを見せたのです。
↓五輪出場権をかけたドイツ戦は激闘の末に日本勝利!
ドイツの監督が判定に激怒するのはわかる!僕もそう思う!
でも、試合後にその辺蹴りとばし始めるのはワロタwwwwwwww
そして迎えた最終日。直前の試合で中国がドイツを下し、日本の五輪出場権は先送りとなりました。しかし、全日本は最後まで出場権云々ではない戦いを展開。この試合で3-0か3-1で勝てば優勝だったアメリカを、逆に3-0で下すという有終の美。昨年の世界選手権3位決定戦、地鳴りのような大歓声の中でアメリカを下した記憶は今も鮮明ですが、今回はそこまで行く以前に勝負アリ。本番でメダルをかけてアメリカと戦うことになったら、ちょっと期待してしまいそうな圧勝でした。こういうときに仕事なんかしていて会場に行けないんじゃ、何のために小銭を稼いでいるんだか、本当にわからなくなりますね。サッカーに人生をかけている代表監督ですら観戦に訪れているのに、何故金だけもらいに会社に行っている僕が仕事で会場に行けなかったのかは大きな謎です。
↓2セットを失い、優勝の可能性がなくなったアメリカさん泣かないで!
アメリカ:「ハイ、おわた…まただよ…」
アメリカ:「もう帰ろう、みんな、もう帰ろう!」
アメリカ:「何か疲れた…」
それまで吠えてたのが急にガクッときたなwwww
僕もこのくらい仕事への気持ちが切れる瞬間を作りたいものです!
↓そんな熱戦だけに、プロ野球日本シリーズをも視聴率で圧倒!
中日:「名古屋地区では途中まで熱心に見てたぞ!」
中日:「ていうか、主にCSで見てるから!」
中日:「ただし、0-5になった瞬間、テレビは消したし会場の客は帰った」
日VS独対決と中VSソ対決で何となく世界大戦の雰囲気だったのに…!
中VSソ決戦は、2時間くらい見てなくてもスコアが動かないので仕方ない!
定期的に言わないと忘れてしまうので、あえて頑張って言ってみた「火の鳥ニッポン」こと全日本女子バレー。18日まで行われていたバレーボールワールドカップで、全日本女子は8勝3敗の好成績をおさめました。惜しくも、今大会上位3チームに与えられるロンドン五輪出場権の獲得はなりませんでしたが、4位という紙一重のところまで迫りました。ロンドン五輪出場、本大会での好成績に向けて、順調な一歩を刻んだのではないでしょうか。
前回2007年大会が7位。この際は開催国として北京五輪出場を決めていた中国がいませんでしたので、実質8位と言っていい成績。2003年大会が5位。1999年大会が6位。1995年大会が6位。上位3ヶ国に五輪出場権が与えられる掛け値なしの「真剣勝負」となってからは、今大会が最高の順位。欧州予選でやらかしたロシアが不在だったことを割り引いても、十分に期待が持てる結果です。
しかも、今大会に限っては「フルセットで勝敗がついた場合、勝った方に2点、負けた方に1点の勝点を与える」という珍妙なルール設定があっての結果。これまでのようにまず勝ち数を見る形であれば、日本・中国・ブラジルが8勝3敗で同数。その場合、時代とともに変遷はありますが、最近の潮流ならセット率で順位を決めるところ。すると、日本はセット率で中国・ブラジルを上回るので3位ということになるのです。何となく損した感が拭い去れません。
まぁ、そんな愚痴が出るのも終盤の追い上げがあってこそ。イタリアとの初戦に敗れ、3戦目の中国戦では第5セット5-1からの逆転負け、6戦目のセルビアにはなすすべなく敗北…と、この時点で五輪出場権は半ば諦めたも同然だったのです。特に中国戦は勝利をふわっと握るくらいまでは行っていただけに、ショックを隠せない敗戦でした。
しかし、そこから驚異的な立て直しでブラジル・アメリカを3-0で仕留め、苦しみながらもドイツをフルセットで叩き落した全日本。投げやりになるどころか、絶望の淵から全勝で甦る姿はまさに火の鳥。第4ラウンドの戦いは感動的ですらありました。僕は今、徹夜作業後に始発待ちをする会社の事務所でこの駄文を書いているわけですが、本当に震える想いでいっぱい。取引先への文句、サポートすらいない孤独な作業、夕方に帰った上司…ではなく全日本の奮闘に。
幸いなことに、今大会で五輪出場権を手にした中国は、アジア予選を兼ねた世界最終予選には出ないことが確定。今の全日本なら中国抜きのアジアで1位になるのは、さほど難しいミッションではないでしょう。世界選手権銅、ワールドカップ4位という堂々たる成績を引っさげてロンドンに向かえるよう、来年5月の世界最終予選に期待したいものです。その頃には、取り立ててすることもないヒマな時間を作れるよう、僕も会社を辞めるか仕事をサボるか、どちらかの対策をしっかり立てておきたいものですね。
ということで、野球より熱いことでおなじみの全日本女子バレーについて、遅ればせながら振り返っていきましょう。
◆中日の試合見るよりは全日本の試合を見たい…それが世間の答えだった!
せっかくジャニーズ事務所さんが、新たなユニット「Sexy Zone」を突貫工事で立ち上げてくれたというのに、規定の変更により歌もダンスも披露できなくなった今大会。僕の胸に去来する「MUSIC FOR THE PEOPLE」「A・RA・SHI」「NEWSニッポン」「Ultra Music Power」の歌声。僕をジャニーズ好きなオッサンに変えたのは、バレーボールワールドカップであったことを思えば、寂しさは募るばかり。
しかし、SexyZoneさんが見られなくても、全日本女子のセクシーゾーンが見ればいいのです。舞い上がる際のめくれたお腹、相手のサーブを待ち受ける際にわずかにのぞく胸元、レシーブで転がるときの太もも、セクシーゾーンの期待は十分。
↓プロモーションビデオもグッとくる仕上がり!
指先で玉をいじくるサオリン…!
どうせなら中指でやってくれればもっと悶えるのだが…!
ところが、毎度おなじみの「ギリギリ勝てるかもしれない相手に勝つ」「絶対勝てる相手に勝つ」という勢いづけの試合順を目論むも、初戦・イタリア戦は黒星。さらに勝負所と目された中国戦で、セットカウント2-1で迎えた第4セットは18-14から追いつかれて失い、第5セットも5-1の滑り出しから逆転されるという痛恨の敗戦。新鍋理沙さんが号泣する姿は、「やいもっと見せろ」「こういうの見たかったんだよ」「どっちかと言えば荒木が泣くべき試合だけどな」と茶の間のオッサンも号泣。
↓この試合勝ってれば五輪だったな!大事なことだからもう一回言うけど、この試合勝ってれば五輪だったな!
リサリサ:「勝たないと意味がないので」
サオリン:「正直厳しいと思う。でも終わったことはしょうがない」
エリカ様:「踏ん張りきらなければならなかった」
何かエリカ様だけ大相撲九州場所のコメントみたいだけど、泣いても仕方ない…!
星勘定が得意な人にほど着実に広がる諦めムード。またいつものように世界最終予選で切符を取ればいいという空気。セルビアにも敗れて3敗目となったあとには、スッキリと気持ちを切り替える雰囲気すらありました。しかし、そこで立て直したのが強さの証明。苦しいときに、苦しいからと勝負を投げては、いつまで経っても栄光などつかめない…そんなスポーツの真理を改めて教えられた想い。
韓国を一蹴した日本は、世界ランク1位のブラジルと対戦。いまひとつ調子が出ないとはいえ、そこはブラジル。負けを覚悟でのぞんだ一戦でしたが、全日本はブラジルを圧倒するストレート勝ち。折しも大相撲九州場所が始まったその日に、土俵際の粘りを見せたのです。
↓五輪出場権をかけたドイツ戦は激闘の末に日本勝利!
ドイツの監督が判定に激怒するのはわかる!僕もそう思う!
でも、試合後にその辺蹴りとばし始めるのはワロタwwwwwwww
そして迎えた最終日。直前の試合で中国がドイツを下し、日本の五輪出場権は先送りとなりました。しかし、全日本は最後まで出場権云々ではない戦いを展開。この試合で3-0か3-1で勝てば優勝だったアメリカを、逆に3-0で下すという有終の美。昨年の世界選手権3位決定戦、地鳴りのような大歓声の中でアメリカを下した記憶は今も鮮明ですが、今回はそこまで行く以前に勝負アリ。本番でメダルをかけてアメリカと戦うことになったら、ちょっと期待してしまいそうな圧勝でした。こういうときに仕事なんかしていて会場に行けないんじゃ、何のために小銭を稼いでいるんだか、本当にわからなくなりますね。サッカーに人生をかけている代表監督ですら観戦に訪れているのに、何故金だけもらいに会社に行っている僕が仕事で会場に行けなかったのかは大きな謎です。
↓2セットを失い、優勝の可能性がなくなったアメリカさん泣かないで!
アメリカ:「ハイ、おわた…まただよ…」
アメリカ:「もう帰ろう、みんな、もう帰ろう!」
アメリカ:「何か疲れた…」
それまで吠えてたのが急にガクッときたなwwww
僕もこのくらい仕事への気持ちが切れる瞬間を作りたいものです!
↓そんな熱戦だけに、プロ野球日本シリーズをも視聴率で圧倒!
中日:「名古屋地区では途中まで熱心に見てたぞ!」
中日:「ていうか、主にCSで見てるから!」
中日:「ただし、0-5になった瞬間、テレビは消したし会場の客は帰った」
日VS独対決と中VSソ対決で何となく世界大戦の雰囲気だったのに…!
中VSソ決戦は、2時間くらい見てなくてもスコアが動かないので仕方ない!
フモさんのスポーツに対する愛情がひしひしと伝わってきました
今回の火の鳥JAPANは見ててほんとに期待できる内容だったので是非ロンドンでメダルをとって欲しいです