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松木安太郎のノリ+松岡修造の暑苦しさ+大竹七未の滑舌+辰吉丈一郎の危うさ+古田敦也の応援!

解説者業界に彗星のごとく新キャラが出現しました。日本フェンシング協会強化本部長・斎田守。名前は守備的だがその解説術は極めて攻撃的。試合を見始めた当初、僕は「今日は中学時代の同級生が来ているのかな」と思ったのです。友だちの熱烈な応援で中継を盛り上げているのかと思ったのです。しかし、よく聞けば解説の方だとか。「えー嘘ぉ!?」「友だちの中でも質が悪い感じなのだが」「全然解説してないですよ!」という驚きで、僕は震えたのです。

斎田さんが一躍全国にその存在を知らしめたのは、銀メダルを獲得したロンドン五輪男子フェンシング・フルーレ団体でのこと。フェンシングというのはルールが極めて難しく、かつルールがわかった上で見ても何をやっているのかわからない競技。スローで見てもなおトンチンカンということがままあります。

今大会は、前回北京大会の太田雄貴さんの銀メダルの影響で、地上波で生中継されるという、いい扱いをされています。つまり、フェンシングデビューの日。日本国民が、この謎の競技を初めて目撃する機会なのです。それだけに解説者の役目も重要。どれだけわかりやすくこの競技を伝えられるか。どれだけこの競技の魅力を伝えられるか。解説の方の手腕次第で、選手の活躍がちゃんと伝わるか、文字通りトントントントンチンチンチンチンチンチンカンカンカンカンと音が響くだけの謎映像になるかが決まるのです。

そして、斎田さんは見事にやってくれました。

実況の後追いをするだけの事実確認、専門用語を一切の説明なく使いまくる姿勢、最終的に興奮してきたら「おーーーしっ!」「ゆうきーーっ!!」「よぉぉぉぉ!!」と好き勝手なことを言いまくる自由さ。選手の活躍についてはよくわかりませんでしたが、とにかく盛り上がる中継となったのです。今大会フェンシングが映ることはもうないと思いますが、4年後のリオ五輪などで大暴れに期待したいものですね。次回はルールの説明をする、別の解説の方とのコンビ出演で…。

ということで、結局フェンシングのことはまったくわからなかった、「ロンドン五輪男子フェンシング・フルーレ団体」をチェックしていきましょう。



◆「おーーーーーしっ!!」「ゆうきーーーーーーーーーーっ!!」

世界ランキングでも上位につけるなど、大会前からメダル候補と評判だった男子フルーレ団体。北京大会で個人の銀メダルを獲った太田雄貴クンを中心に、史上初の団体メダル獲得を目指します。今大会は注目の競技としてテレビ中継も入りますので、ぜひともメダル獲得で世間にアピールしたいところ。未来のフェンサーを育成するためにも、大切な試合です。

団体戦では合計9試合を行ない、その総得点で決着をつけます。3試合ずつがひとつのセットになっており、基本的には選手A・選手B・選手Cがローテーションしながら三度登場して、それぞれ3試合を戦います。1試合3分で、各試合には得点の上限があり、1試合目は5点まで、2試合目は10点まで、3試合目は15点まで…という5点刻みで上限に達します。そして最終的に45点先取するか、試合時間終了までに多く得点したほうの勝ち。ひとりのエースがいるだけでは勝てない仕組みになっているんですね。

日本の初戦の相手は中国。序盤から順調に得点を積み重ねる日本は、10点差以上をつける大量リード。解説の斎田さんも「チャンスあればいっちゃうよ?」「避けたんですが一回目で突いてないでしょ?」「いいぞっ!?おっシュミルタネ!?」などとノリノリ。ざっくばらんな口調(プロレスラーの罵り合いみたい)、技術的要素の説明不足(本人はわかっている)、専門用語の積極使用(シュミルタネって何?柿の種みたいなもん?)と、いきなりハードルの高い解説術を見せてくれました。

そして迎えたドイツとの準決勝。ここで勝てば銀メダル以上が確定します。この正念場にあたり、斎田さんは緊張感を高めます。そして盛り上がっていきます。日本フェンシング界の悲願達成を目前に、解説者から「ひとりのフェンサー」に戻って、応援を始めてしまったのです…!

↓放送席に駆けつけたご友人の斎田さんが、吠える!

<第7試合 日本の三宅が相手の攻撃に合わせカウンターを決めた際>
斎田:「ナイス!いいですねー」
(友だちの感想の基本形)

<第8試合の序盤>
斎田:「あのラインいくと必ずカウンターが待っていますよ!」
斎田:「いいですよー、ライン的にはいいですよ」
斎田:「いいですよ、今ライン変えました」
(ラインという謎の概念を元に話を進める)

<第8試合の序盤>
斎田:「簡単に合わせちゃいましたね…ここですね」
(スローVTRを見て、自分で理解せよという投げ捨て式解説)

<第8試合やや差を詰められた場面で>
斎田:「ガンバレ健太!」
斎田:「ムリしない!ムリしない!」
斎田:「チャンスだ!」
斎田:「惜しかったです」
(友だちの応援の基本形)

<第8試合で日本の千田が得点をした場面>
斎田:「よっしゃ!」
(どこがいいとか悪いとかじゃなくよっしゃ!)

<第9試合で太田が登場した場面>
斎田:「いけっ雄貴ぃ!!」
(競馬場のオヤジみたいな口調で)

<第9試合、一進一退の攻防の中で>
斎田:「よぉぉぉぉぉぉぉぉぉしっ!」
斎田:「どんなしたってやるしかないんですよ!」
斎田:「ナイス!ナイスアタック!いいぞぉ!」
斎田:「こうなってからですよ!」(←どうなったのか不明)
斎田:「よぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉしっっ!!」
斎田:「守りに入るな!雄貴!」
斎田:「よーーーーーしっ!!」
斎田:「避けてリポスト!いいラインですよ!」(←意味不明)
斎田:「よぉぉぉぉぉぉぉぉぉっしっ!!」(←点取るたびにこう)
斎田:「よぉぉぉしっ!!あぁ…」(←入ったと思ったら違った)

<第9試合、終盤で太田が失点を喫した際>
斎田:「ぬぉぉぉぉぉぉぉぉぉしっ!!」
斎田:「パレ!パレ!」
斎田:「ノンノンノンノンノン!!」
斎田:「太田選手避けたでしょ、今!」
斎田:「パレだよ…」
斎田:「行くしかない雄貴ぃ!!」
(残り20秒からの攻防で、両者がほぼ同時に攻撃を当てた際、斎田さんは太田の得点と思い一旦喜ぶも、相手方に得点が記録され勝ち越しを許す。斎田さんはパレ=相手の剣を払って攻撃権を奪い返した状態であると主張し、審判の判定に疑義を呈すも、ビデオを見ても判定は変わらなかったため、判定に若干の不満を持ちつつも、気持ちを切り替えようとしている)

<第9試合、終盤残り9秒で2点ビハインドの場面>
斎田:「まだまだ!」
斎田:「よっし!6秒ある」(←1点返した)
斎田:「よぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっっっ!!」(←追いつく)
斎田:「あぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
斎田:「ゆぅぅぅぎぃぃぃぃぃ!!」
斎田:「よーしよーしよーしよーしよーしっ!!」
(だいぶ前からだけど、解説要素ゼロ)

<1点先取の延長戦 勝てば銀メダル以上確定>

斎田:「雄貴……!!」
斎田:「よぉぉぉぉぉっ!!」
斎田:「お互いガッツポーズしてますけど、太田選手は、ヨピッヒ選手はプレパラッション中にアタックに入ったよと」
斎田:「アタックノンコレクトですよと」
(ビデオ判定で日本の得点が認められる)
斎田:「よぉぉぉぉっっっっっしゃぁぁぁぁぁぁ!!!」
斎田:「よーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
斎田:「おぉぉぉぉぉきたぁぁぁぁぁっ!!」
(両選手がほぼ同時に突いたが、相手方はキチンと攻撃体制に入っておらず、太田の攻撃が有効であるということを主張する斎田さん。結果的にその通りの判定となり、歓喜大爆発。視聴者には一切説明がない)

↓友だちの斎田さんが大暴れした準決勝動画
http://www.gorin.jp/result/FEFEM401/index.html?bctid=248365473002

この人ダメだwwwwwwフェンシングマニアの集いでしか使えないwwwww

視聴者にフェンシングという競技を伝える気がまるでないwwww

ノンバラブルっていうか、ノンバリアブルwwww

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放送席で熱心に応援するフェンシングに詳しい友だち。それが斎田さん。卓球のメダル確定マッチをBSに飛ばしてまで、フェンシングの決勝戦を放映することになったNHK総合さんも、「この人ヘンなこと言わないだろうな…」「『死ね!』とか『殺すぞ!』とか『突くぞ!』とか言わないだろうな…」「攻撃権って何なのかいつ解説するんだよ…」とヤキモキしていたに違いありません。

↓そして始まった決勝戦でも、友だちの斎田さんはハイテンションで応援をつづけた!
<試合開始前は思考停止で出たとこ勝負の心境>
斎田:「もうやるしかないですよね!!」

<試合中はここまできたらドーンとやるしかないの心境>

斎田:「ナイスですよ!きましたねぇいきなり!!」
斎田:「よぉぉぉぉぉしっ!」
斎田:「胸をグッサリつきました!ここです、ドーーーン!!」
斎田:「突け!!」
斎田:「冷静です!!」(←選手は冷静です)
斎田:「キレイなアタックオフェール!」(←それどういう技術?)
斎田:「パーンととらえてしっかりついてますよ!」(←パーンの説明不足)
斎田:「権利取ってますよ!」(←どこでどうやって取ったのかはついぞわからず)
斎田:「健太頑張れ!」(←名前で呼び捨てがデフォ)
斎田:「バルディーニ選手がマスクを取るほうがよっぽどイエローカードだと思いますけどね!」(←日本に警告が出た場面でカウンター文句)

<リザーブの淡路が登場した場面>
斎田:「いいですよ!ナイスですナイスです!完璧ですよ!」
斎田:「元気満点ですからね!ウズウズしてたでしょうから!」
斎田:「よぉぉぉぉし!惜しいなぁ!」
斎田:「突け!ナイスですよ!…審判取ってほしいなぁ」
斎田:「よぉぉぉぉぉぉっしゃぁ!決まりましたね得意技です!」
斎田:「大暴れすればいいんですよ!」
斎田:「うわぁぁぁぁぁ!!」(←一進一退)
斎田:「よっしゃぁぁぁぁぁ!!」(←一進一退)
斎田:「行け卓!」(←やっぱり名前を呼び捨てがデフォ)

<最終的に日本が敗れた場面>

斎田:「いやーー悔しいですねぇコレ」
斎田:「そうですねぇ…いやでも金がほしかったですねぇ!」
斎田:「何としてもですねぇ!」
(「堂々の銀」とか気休めは言わず、やっぱり金がほしかったと素直に悔しがる)

↓友だちの斎田さんが悔しさを噛み締めた決勝戦動画
http://www.gorin.jp/result/FEFEM401/index.html?bctid=248365521002

この人、最後までこんな調子wwwwwwwwwwww

フェンシングって理解するまでの敷居高いわwwwwwwwwww

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↓ちなみに決勝戦に登場した秘密兵器・淡路は日本選手団と認められておらず、旅費・交通費・宿泊代すべて自腹とのこと!
日本フェンシング協会によると、団体は基本的に3人が出場するため、JOCから3人が代表として認められた。ケガなどに備えて4人目の選手登録も認められているが、JOCは負担せず、同協会が渡航費を負担して淡路を派遣した。選手団ユニホームは支給されず、選手村にも入ることも出来ないため、近くに部屋を借りているという。

http://www.yomiuri.co.jp/olympic/2012/news/martialarts/fencing/1/20120806-OYT1T00766.htm

フェンシングいろいろな意味で敷居が高いwwwwwwww

日本代表する4人目でもう自腹のゾーンかよwwwwwww

メダルでも獲らないとやってられんわwwwwwwwww

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最後までよくわかんなかったけど銀メダルおめでとう!よかったですね!


↓【告知】フモフモが生意気にも本を出しました。しばらくの間、露骨に宣伝しようと思います!


自由すぎるオリンピック観戦術

内容紹介記事は→コチラ  と コチラ と コチラ