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夢は、正気では、見られない!

3日に全日程を終了した春の選抜高校野球大会。この大会では、いくつものドラマとともに、ひとつの大きな議論がわき起こりました。済美高校のエース・安楽智大投手の登板過多について、その是非が問われたのです。安楽投手は結局決勝まで登板をつづけ、6回9失点で降板するまで5試合772球の熱闘。優勝は逃すも、全国高校球児の中で最大の光を浴びて大会を去りました。

安楽クンの登板には米紙が「正気の沙汰ではない球数」と評し、日本国内からも「本当に球児たちの体のことを考えているなら、なぜ球数制限の導入を検討しないのだ」と批判の声が上がっています。しかし、一方で安楽クン自身は「投げすぎという印象はない」と話し、米紙の指摘を一蹴。それが本心かどうかはともかくとして、決勝まで投げつづけました。

それを是とするか非とするか。

米紙を始め否定的に見る意見は、「多くの球数を投げることは疲労・故障などで健康を損なう」という点が根底にある模様。その故障が原因で今後野球が出来なくなるのではないか、プロ入り後の活躍の芽が摘まれるのではないか、そうした温かい気持ちから生まれる意見のようです。

一見とても正しい。一見とても温かい。

しかし、本当にそうなのか。

これは心の奥底にある、本当の望みに依る問題だと僕は思います。



人間は何のために生きているのか。誰もが一度は考えることでしょう。そして答えが出ないテーマです。生まれて死んで、そこに何がある。生物として言えば、生命の本懐は自分の子孫を残すことです。太古から受け継いできた遺伝子を残し、新たな命を育むこと。「子宝」とはよく言ったものです。生命として考えれば、自分の遺伝子を受け継ぎ、より若い個体である「子ども」は自分自身よりも大切な存在です。その生命を育むことは残りの人生すべてを賭すに値するでしょう。

しかし、人間はただの生き物ではありません。理性があり知恵がある。宇宙の始まりを想像し、この世の果てを模索する生き物です。ただただ遺伝子を運ぶ入れ物でいられるはずもありません。自分はいつか死ぬ。宇宙もいつか終わる。それでも何かを見つけたい。生きた証を。生きた意味を。

人は何のために自分が生まれたのか、死ぬまでそれを探していると思うのです。逆に言えば、生きる意味を見つけられなかったなら、それを失ったなら、死んでいるのと同じです。いるでしょう、あなたの周りにも。死んだように生きている連中が。ダラダラと。うなだれながら。

僕は思うのです。肩とヒジが壊れたら何か困るのかと。荷物がちょっと持ちづらくなるかもしれません。でも、その程度でしょう。隻腕になった人の人生は無為に帰すのか。そんなはずはありません。四肢すべてを失ったら人生は無為に帰すのか。そんなはずはありません。五体不満足かもしれませんが、乙武洋匡さんのように強く明るく生きている人もいます。肩・ヒジの問題なんて、過保護に守るほどの話ではありません。

野球が出来なくなったら確かに寂しいでしょう。彼の人生に責任のない身からすれば「プロで頑張りなよ」「お金も儲かるよ」「下手糞な同級生に足を引っ張られてもつまらんよ」と言いたくもなるでしょう。そっちのほうがお得に見えますからね。将来の数億円と栄光を捨てて、高校生同士の大会に躍起になっちゃうなんてバカみたいですよね。

でも、野球なんて所詮は「球投げ棒打ち」です。

やらなきゃやらなくてもいい遊戯です。

一生野球が出来なくなったって、大した問題じゃありません。

大切なのは本人がどう思っているか、それだけです。

この世に生まれて何を成したいのか。

それは数億円よりも大切なものなのか。

数億円よりも大切なものなのか。

数億円よりも大切なものなのか。

数億円よりも大切なものなのか。

数億円よりも大切なものなのか。

数億円よりも大切なものなのか。

数億円よりも大切なものなのか。

数億円よりも大切なものなのか。

それでも投げたいと言うなら、投げさせてやりましょうよ。

個人の決断を歪める「体罰による押しつけ」「人間関係による有形・無形の圧力」「義務感」などがあるなら、それは許せない。そして、そういうモノが個人の決断に入り込まないよう、仕組みを変え、守っていかなければいけない。完全に出来るかどうかはともかくとして、戦わなくてはいけない。

でも、壊れても今燃えることが「本当の望み」なら、どんなにバカげたことでも他人が口出ししていい領域ではない。リスクと言っても「野球選手になれないかもしれない」というだけ。生き死にをわける話ではありません。これは、誰の人生でもなく、彼の人生。あなたの人生じゃない。幼子が大切しているオモチャを取り上げて、「こんなのゴミよ」「もっといいのあるでしょ」「捨てちゃいなさい」と言っている大人のようなもの。親はまだ自分の子どもに責任を持つぶん許せますが、今騒いでいる外野は彼の人生に何の責任も負っていない「無責任な良心」です。温かいけれど無責任です。



彼の余命が残り一年だったら「無責任な良心」は何と言うでしょう。

「壊れても投げろ」と言うんじゃないでしょうか。「少ない寿命が余計に縮むから止めな」とは言いませんよね、多分。それは終わりを知っているから。残り時間で成し遂げられることを考えたとき、甲子園優勝に賭けるほうが意味が大きいと思うからです。それって矛盾していませんかね。

結局「無責任な良心」は、人生が80年あることを前提に、「金」とか「名誉」とか誰にでもあてはまる雑なモノサシで他人の人生を測っているのです。勝手に損得を考えて口出ししているのです。でも、終わりがわからないだけで、彼も僕もあなたも明日死ぬかもしれないんですよ。数年後にもらえるかもしれない数億円のことを考えながら生きていくことが正解とは限らないでしょう。決めるのは本人の責任であり自由です。

「無責任な良心」が戦うべき相手は「自由」を阻害するモノです。

そういう意味では、球数制限という案は本質からはズレています。個人の決断を歪めるもの…殴りながら「投げろ!」と折檻する監督などが排除されているならば、何球投げたっていいんです。逆に、プロになりたいからココで故障は出来ないと言うなら、投げなくたっていいんです。規制をつければ、ひとつ選択の自由が減ります。できればそうはしたくない。

おそらく一番の「不自由」は、いまだに日本の野球界がプロとアマで断絶していることなのでしょう。高校野球はプロ野球の下部組織ではありません。だから「甲子園」はアマの聖地として大きくなりました。大きくなりすぎました。「甲子園」だけに青春を賭ける青年と、プロでの栄光を目指している青年とが、今はゴッチャになっています。

サッカーのように「プロ入りを明確な目標とした選手だけのチーム」が組めれば、ここまで問題は複雑化しないでしょう。ユースチーム同士の大会なら、故障のリスクを負ってまで戦わないでしょう。「俺は腕がもげてもイースタンリーグで優勝したい!」なんて野球選手見たことないですからね。

選手たちの未来を、無限の可能性をすべて大切にしたいと思うなら、いい加減野球界は融和したらいいんじゃないでしょうか。結局、15歳から18歳の期間、全力で野球を出来る場所が「高校の部活動」しかないからややこしくなるのです。高校年代からプロの環境で学べるなら、プロを目指す選手は嬉しいでしょう。ユースから昇格なんて文化が生まれれば、ドラフトはなくなるかもしれませんが、それはそれです。

甲子園で仲間と青春を燃やしたい人には、そこで燃える自由を。

プロに入って頂点を目指したい人には、サラッと通過する自由を。

僕は、投げたい人を止めたくないし、投げたくない人に無理強いしたくもないのです。

熱投をつづけた選手を悪い見本のように言わせたくないし、そのことで選手に気を揉ませたくないのです。

人生は、自分で決めるものなのですから。

↓ちなみにサイ・ヤング賞有力候補のダルビッシュ有さんは「出場選手登録枠の拡大」「学年別の球数制限」を提案!

アストロズ:「ダルビッシュの球数も制限してくれ」
アストロズ:「打てる気せんわ…」
アストロズ:「15球で!ダルビッシュは15球までで頼むわ!」
アストロズ:「いや、それだとクローザーで出て来るな…」
アストロズ:「2球で!ダルビッシュは2球までで頼むわ!」
アストロズ:「バット振らないから!」

出場選手登録は増やしたいですね!

野球部員なら誰だって甲子園のベンチに入りたいでしょう!

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↓僕も何かいい方法はないかと考えてみた!
●日程を伸ばす
・全試合完投するタイプの投手も回復できる期間に
・決勝大会で6試合戦うとすれば中6日で5週間
⇒阪神を追い出す必要アリ
⇒春休み&夏休みの長さも要調整

●「甲子園」の出場校を減らす
・「関東」「近畿」など地方大会を広域化し、週1ペースで超長期間予選を行なう
・「甲子園」に出るのは各地方1校で合計8校
・全7試合で1校最大3試合、約2週間の日程に
⇒「甲子園」に出られる選手の数は大幅に減る

●他球場を併用し甲子園球場での開催を減らす
・2球場併用などで1日に6〜8試合をこなす
・準々決勝、準決勝も1日で終わらせる
・そのぶん試合ごとの間隔を空ける
⇒甲子園球場で試合ができない選手も出るだろうが

結局、日程を伸ばすか、試合を減らすか、会場を増やすかだな!

ということは、短期間集中開催をするハメになる原因…阪神が悪いんだ!

いや、待て!

阪神がほっともっと神戸も本拠地扱いにして7月からずっとそっちで戦い、オリックスは京セラだけでやってればいいんじゃないか?

何でオリックスまで両方使ってるんだよ!

客も大していないのに!

勝手に2球場も使って!

何だその三連戦の「ほっと神戸⇒京セラ⇒京セラ」って日程!

マンション内引っ越しみたいじゃないか!

ていうか、高校野球を甲子園とほっともっと神戸の併用でやって、阪神が京セラに行って、オリックスはどっか回ってればいいんじゃないか?

それならオリックス以外丸くおさまるわ!

オリックス以外丸くおさまるなら、それでOKだろ!

オリックスがどうなろうが知ったこっちゃないからな!

野球界云々なんて言ってても解決しない!

押し問答している間にオリックスがどければいいんだ!

どかないオリックスが悪い!

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以上により、結論は「オリックスが悪い」ということになりました!