このエントリーをはてなブックマークに追加
Clip to Evernote
07:00
これだから名づけってヤツは!

さぁベッキー大喜利もひと段落した2月、新たな大喜利のテーマがやってまいりました。お題は「Jリーグヤマザキナビスコカップがヤマザキナビスコの社名変更によって名前が変わることになった。さて?」というもの。早速SNSを中心に、どんな名前にするかという大喜利大会が開催され、多数の案が生まれている模様です。

もちろん最終的に大喜利はやるのですが、その前に何故こんなことになったのかという反省をしたい。「同一冠スポンサーによって世界でもっとも長くスポンサードされたカップ戦」などとギネスブックにも載っている同大会ですが、やはり何事にも永遠というものはありません。これが世界一なんですから、通常は5年とか10年で置き換わるのが当たり前ということでしょう。しかるに、何故「ナビスコカップ」だったのかと。

コレを痛恨の選択と言わずして何としましょう。全部借りてるなら避けようのない運命と諦められますが、ヤマザキのほうは自前じゃないですか。正式名称はともかく「ナビスコカップ」っていう略称のほうまで話が進んだ段階で、「ナビスコは借り物なんでヤマザキカップでお願いします」と言っていたら大きな問題はなかったのです。それをナビスコのほうにしてしまうなんて。レンタル移籍先でチーム名のタトゥー彫るみたいなすっとこどっこいじゃないですか。

そもそも、名前なんてものは1回覚えるのが精一杯なのに、それを繰り返し繰り返し売ろうだなんてムシのいい話が通るわけがありません。最初の1回、それで「名前」という商品は売り終わりなのです。西武球場をご覧なさい。ヨソに売って「インボイスSEIBUドーム」って名乗っても結局「SEIBUドーム」って呼ばれたでしょう。だもんでSEIBUも排除して「グッドウィルドーム」にしたら、やっぱり西武ドームって呼ばれたでしょう。向こうが潰れたこともあって、名前はすぐ西武ドームに戻りました。

現在では「西武プリンスドーム」なんて社内予算のつけ回しみたいな名前をつけて、結局「西武ドーム」って呼ばれてるじゃないですか。もうこの商品は売れないでしょう。嫌がらせで東武が買うくらいしかないと思います。「西武東武ドーム」とかで。まぁ、その場合は「西武トーブ」って呼んでやるので、金をドブに捨てるようなものだとは思いますが。

結局、1回覚えたモノを変えるのは面倒なのです。気軽に何度も何度も付け直されても迷惑なのです。芸能人でも姓名判断を気にして「、」つけたり「。」つけたり、急に本名で名乗り始めて「徳の字と英の字は難しいほうです」とか言い出す輩がいますが、いちいち気にするコッチの身にもなってみなさいと。自分の運気がちょっと上がったぶん、世間全体が迷惑しているのです。徳とか英とかをイジってないで「なぎ」を変えてください!

ナビスコカップに関しては24年もつづいたので十分に納得ではありますが、次の名前変更に備える意味でも反省はしておきたい。そして、一緒に知恵を絞って「Jリーグヤマザキナビスコカップ」をソフトランディングさせていきたいもの。少しでも面倒がない感じに…!

ということで、かねがね言いたかったことをスッキリ吐き出したところで、惰性の大喜利大会を開始いたしましょう。


ソフトランディング施策 Р燭箸覆ダラダラつづける

こちらは本命の既定路線と言うべき方向性。社名変更したヤマザキビスケット社がこれまでと同様に何となくダラダラと冠スポンサーをつづけ、単純な看板の掛け替えに留めるというものです。選手やお客の胸の内では「看板を掛け替えただけで実質的なナビスコカップ」感は残るでしょうがソレはソレ。

世間やメディアに名称変更の面倒臭さを押しつけることで、Jリーグ側は新スポンサー探しとか新たな関係性の構築とかの面倒臭さから逃れることができるのですから、まるっきりマイナスばかりというわけでもないでしょう。今後また20年とかつづく可能性があると思えば、この1回は覚え直すこともやぶさかではありません。頑張れば似たような感じにできるかもしれませんし。

●新社名をアピール「Jリーグヤマザキビスケットカップ」
通称は「ヤマザキビスケットカップ」、略称は「ヤマビスカップ」「ヤマビス杯」。こういう会社になりましたというのを、また20年かけて定着させていく。ギネス記録もつながる見込み。

●主力商品をアピール「Jリーグヤマザキエアリアルカップ」
リッツもオレオもプレミアムも借り物だったということで、ヤマザキビスケットからはゴソッと主力商品がなくなりました。「ほかに何があったっけ?」という疑問に答えるために、主力商品をアピールしていきましょう。「フリースタイルスキーですね!」というカンチガイを生むかもしれませんが、エアリアルなんて誰もやってないでしょうから多分大丈夫。略称は開き直って「エアリアルカップ」。

●主力商品をアピール「Jリーグヤマザキチップスターカップ」
もうひとつの主力商品チップスターをアピールしていく狙い。しかし、そもそもが「食べたその日から味の虜に」なることでおなじみのサッポロ一番カップスターと紛らわしい中で、後ろにカップがついてしまったのはさすがに厳しいか。ニューヒーロー賞が「Jリーグヤマザキチップスターカップニューヒーロー賞」となるのも、スターなんだかヒーローなんだかごっちゃごちゃする印象。あと、優勝チームがユニフォームにつけるチップスターと呼ばれそうで不安。オススメはできないが略称は「チップカップ」。

●このために作った新商品「Jリーグヤマザキノワールビスコットカップ」
フランス語風で書くと「Noir biscotte」。ノワビスコット、ノワビスコ、ノァビスコ、ヌァビスコ……ナビスコ!!売れる売れないじゃなくて、24年もやってきた責任感と言う部分でソレっぽい新商品を作ってもらいましょう。売れる売れないじゃなく名前優先なので、黒焦げのラスクが出てきたとしても仕方ありません。「どうせヤマザキオリジナルのお菓子なんて大して売れないだろ!」という本音は大人の優しさで飲み込むように。略称は「ノワビスコカップ」

ナビスコ リッツ 13枚×3パック[ヤマザキナビスコ クラッカー お菓子]【あす楽対応】

価格:172円
(2016/2/13 05:36時点)
感想(12件)




ソフトランディング施策◆Т萃イ辰憧鵑擦

「ノワールビスコット」の精神で、とにかく可能な限り現状維持の名前を目指そうという方向性。ヤマザキへのこだわりは一旦白紙に戻し、ナビスコになるべく近いところを出発点にします。とにかく「ナビスコ」に似た名前。一応、営業かける際にも「似てたんで」という大義名分も立ちますので、電話は掛けやすいと思われます。向こうにとっては寝耳に水でしょうが…。

●ビスコを活かせ「Jリーグエザキビスコカップ」
商標「ビスコ●●」を持ってる会社はいくつかあるものの、知名度はやっぱりグリコのビスコが一番。江崎も使えると思われるので、限りなく現状維持に近い状態を目指せるのではないでしょうか。決勝戦を見に行くとお菓子がもらえるサービスも継続されそうですし、ぶっちゃけオレオよりもビスコのほうが美味い。問題は今さらビスコをアピールする理由が向こうにはナイってことくらいです。略称は「ビスコカップ」。

●ヤマザキの中で似てるのを選べ「Jリーグヤマザキナイススティックカップ」
親会社ヤマザキ製パンの商品と言えばナイススティック。異論は認めません。ヤマザキパンという総体はイメージできるが、単体の商品で思い出せるほど存在感があるのはナイススティックとランチパックくらいでしょう。どっちが似ているかと言ったら、ナイススティックに決まってます。いっそのこと優勝トロフィーもスティック型にしたらいいんじゃないでしょうか。カップじゃないなら、略称は威風堂々「ナイススティック」で。

●何の思い入れもないけど「Jリーグナビスコカップ」
ナビスコを貸してる会社はクロレッツとかの会社だそうです。今後はナビスコブランドでの商売もしていくのでしょう。なら、新生ナビスコについて新生ナビスコカップで周知してもらえばいい。向こうは何の思い入れもないでしょうが、コッチが「ナビスコじゃないとみんな怒ります」「責任問題」「やい、名前を貸せ」と言えば、それは市場の意見ということで通るかもしれません。「すぐ止めるだろうな」という予測含みで、略称は「Jリーグカップ」で。

ナビスコ オレオソフトクッキーバニラ 10個入

価格:213円
(2016/2/13 05:37時点)
感想(1件)




ソフトランディング施策:一旦廃止して新大会を創設する

ナビスコカップの名前が変わると思えば面倒ですが、ハイなくなりました、ハイ新しいのできました、ならストレスはさほどでもありません。中途半端にヤマザキ臭を残すのではなく、まったく違うカップ戦にしてしまうのも手。なるべく、覚えるのに面倒がないヤツだとありがたいです。

●すごく立派そう「Jリーグトヨタ・カップ」
欧州と南米の激突はもう違う名前になったみたいなんで、紛らわしくはならないでしょう。FIFAから文句がくる可能性は否めませんが、「・」とか「、」とか「紡織」とか何か挟めば大丈夫でしょう。グランパスも出るんだから、仕方ないと思って金を出していただきたいところ。略称はもちろん「トヨタカップ」。うん、キリンがスポンサードするよりは混乱は少ない。

●全部まとめちゃえ「Jリーグスルガ銀行チャンピオンシップ」
ナビスコカップを勝つと、南米のカップ戦王者とスルガ銀行チャンピオンシップを戦うことになるらしい。じゃあ、流れで全体引き取ってもらうのが筋というもの。ダラダラーっと本戦出場の1チームを決めるためのプレーオフをやって、最後の最後で1試合だけ「チャンピオンシップ」をやるという寸法です。略称というか、いつもナビスコカップだと思ってた部分の呼び名は「Jリーグスルガ銀行チャンピオンシップ プレーオフ」。

●女子ならスンナリいけそう「Jリーグなでしこカップ」
なでしこリーグとJリーグがまるっきり別物だという点を除けば、かなりソフトにランディングしている気はする。略称の「なでしこカップ」なんて今までとほぼほぼ変わっていないし、無理している感じもない。すごくありそう。しっくりくる。案の定、もう「なでしこカップ」っていう大会は別にあったし。オリックス・バファローズ並みに「名前は残ったけど中身は別物」という感じが味わえそう。

●もうコレでいいや「Jリーグ明治安田生命カップ」
今、Jリーグが無心できる相手は明治安田生命さんしかいません。今回も空いた枠を埋めていただきましょう。もはや何が何やらという感じになりそうですが、お金をいただけるならそこはガマンしましょう。ほとんど縮める余地はありませんが、略称は「明治安田カップ」で。

明治 エッセル スーパーカップ 超バニラ 200ml×18個

価格:2,980円
(2016/2/13 05:38時点)
感想(1件)




ソフトランディング施策ぁГ笋瓩舛磴

そもそもランディングする必要はあるのか、ないのか。ないんじゃなかろうか。近年は何をやっても「日程がー日程がー」と過密日程を主張する輩が多かった。一年が52週365日しかないのですから、ACLやってリーグ戦やってナビスコやって天皇杯やって代表に選手を取られたら大変になるのは当たり前。

いっちょ前に冬は雪が降るからイヤだとか言うくせに、平日開催はやりたくないだの、ACLは罰ゲームだの、ナビスコカップにベストメンバーで臨みたくないだのと自分の都合ばかり。バルセロナはクラブワールドカップを罰ゲームなどとは言いません。スポンサーや客に向かって「面倒臭いし疲れたのでやりたくないです」などとは言いません。強い者とはそういうものです。

そこに、ふってわいたヤマザキナビスコの社名変更。20年もつづいていると、今さらコッチから「この大会止めていいっすか?」とは聞けませんが、この機会なら抜本的見直しができるかもしれない。すでに天皇杯があるのに、もう一個カップ戦をやっているのはもともとヘンな感じでした。Jリーグ全チームが参加するならまだしも、近年はJ1だけが参加するカップ戦になるなど、大会自体の意義にも欠く状態。期間と参加チーム数が違うだけで、やってることはJリーグチャンピオンシップと大して違わないじゃないですか。

なら、なくても一緒でしょう。Jリーグ創設当初の「チーム数が少ないから試合を水増ししたい」という悩みはとうに解消されています。今後とも末永いお付き合いという意味で、ヤマザキビスケットさんにはこの機会にJリーグの冠スポンサーに昇格していただき、ヤマザキビスケットJリーグエアリアルステージもしくはヤマザキビスケットJリーグチップスターステージをスポンサードしていただくのも悪くありません。

リーグカップの廃止を受けて、今後は「三冠」というのもACL・Jリーグ・天皇杯を指すことにします。バルセロナが三冠と言うときも、バイエルン・ミュンヘンが三冠と言うときも、国内リーグ・国内カップ・チャンピオンズリーグのことを指すじゃないですか。リーグカップがあるイングランドでも、マンチェスター・ユナイテッドが三冠と言うときはリーグ、FAカップ、チャンピオンズリーグを指し、キャピタル・ワン・カップは入れないでしょう。三冠王はチャンピオンズリーグを制した者の称号なのです。

かねがねJリーグの支援がないということでACL出場クラブからは不満も上がっていましたが、そこにガツンと支援のパンチを打ち込むのです。「ナビスコ止めたぞ」と。試合を減らせば休みが増える。休みが増えれば元気がわいてくる。空いた時間でリフレッシュエアリアルパーティーでもしましょう。




まぁ、考えるだけ考えてはみたものの、どうやらソフトランディングはしない模様です。反省するのが20年遅かった。最初から「ヤマザキカップ」だったなら、最初から「ヤマザキナビスコpresents」だったなら、こんな悩みもなかった。やはり名づけのチャンスは1回目しかないということを、この大喜利を通じて改めて感じていただきたいもの。その1回をできるだけ高額で、できるだけ長期間売りつけ、たたむときのことも考えておくこと。今後の命名ビジネスではそこを意識していただきたいもの。いっそ「永久にその名前」という話でもいいくらいです。あとあと面倒がないよう、コッチの「心の呼び方」に影響がないような名づけ、最初からお願いしたいものですね。


最終手段「旧ナビスコカップ」を心の中で使わないで済む形が希望です!