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07:00
バレンタインから逃げないという勇気!

みなさま、バレンタインデーはいかがお過ごしでしたでしょうか。僕は持病の背中痛が悪化し、座っているだけでピリピリするような状態のため、大人しく自宅療養などをしておりました。ノーセクロス、ノーワイフ。会社で部署の全員に配布されたチョコレートと、ツイッターのフォロワーの方がくれたコーヒー券があるので、ものすごく寂しいバレンタインってほどでもないですが……。

そんな中、最近の日本では若干バレンタインの中和運動が進んでいるように感じます。

僕が幼少の折は、バレンタインというのは「女子が好きな男子に本気チョコを贈る」というだけの設定でした。それがいつしか義理でチョコを贈る人間関係円滑化設定だったり、友人同士でチョコを贈り合う親愛の情なら何でもOK設定だったり、男子から女子に贈っても別にいいんじゃね?という逆チョコインタラクティブ設定だったりと、親しみ関連行為であれば何でもアリという日になってきています。

確かに「男の心のまま男が好きです」みたいな愛情の形を無視するのかという正論をぶつけられたら、「女子とか男子とかどうでもいいです…」とはなります。そりゃごもっともです。ただ、いろんなモノを吸収し過ぎたために、本来このイベントがウケた理由自体まで薄まっていやしないかと。この日は、何かもらったら交際が始まるという「超受」の特異日だったはず。告白する勇気も甲斐性もない者にとって、「待ち」プレイで可能性を見出せる貴重な特異日だったはず。それこそが、バレンタインがウケた理由であり、一番大事にすべき部分だったはず。

誰だ、義理チョコだの友チョコだの紛らわしいのを放り込んできたヤツは。結局、そういう紛れがあると超受体質としては「義理かもしれない」と思って、何をもらっても笑顔で「どうもありがとう」になってしまうのです。こっちは素っ裸にリボン一丁で抱きついてこられても「ハニートラップかも」と思うくらい超受体質なんです。素っ裸にリボン一丁で抱きついたうえで、泣きながら「どうしてこんなにしてるのに応えてくれないの!」「もう死んでやる!」「(海にドブン)」して、3分後にプカーッと浮かび上がってきたくらいでようやく「この人、本気や」と思うくらいの心根なのです。

諸君の愛したバレンタインはもう死んだ!

わざわざこの日を待つような女子はもういないし、逆チョコとか出てきた時点でコッチから行けと言われている感じしかしない!じゃ、行かない!昔の人が言った「果報は寝て待て」という超受体質向けの格言は、ことバレンタインに関してはもう通用しません。過去に何か起きたってことでもないですけど、今後とも何も起きないと思うと非常に寂しい限りです。

ということで、昨今のバレンタイン事情を舐めつつ、欧州サッカー界がズドンとぶちかました「THE・バレンタイン」という欲望まっしぐらのイベントを羨まけしからん想いでチェックしていきましょう。


◆逆チョコを配り出すようになったら、もはや炊き出しみたいなものだな!

スポーツ界でもバレンタインはひとネタ作るチャンスの日。基本的には「●●選手がチョコを何個もらった」などのモテネタでアピールをするのが定番です。しかし、今やもらうだけでは当たり前すぎてニュースにもならないのが実情。阪神あたりはまったくやる気がないのか「1位は新井の24個です」という部活動みたいな発表でお茶を濁す始末。一方でヤクルトは「山田哲人がチョコ333個もらいました。トリプルスリーです!」「なお、久古は9個でした」という全面的捏造リリースでニュース化を狙うなど、やる気だけ無駄にある格好。

そんな中、球界の盟主らしい存在感を見せたのは福岡ソフトバンクホークス。かねてより、相手の応援団すらその日はホークスのユニフォームを欲しがるということで知られる「鷹の祭典」を筆頭に、モノを配ってきたソフバン。バレンタインでも容赦なくモノを配ってきました。さすが駅前でモデムを配っていた会社だけのことはあります。配って取り込めるなら何でも配れというスピリットが深く強く息づいている模様。

↓2月14日のバレンタインデーには選手からファンに逆チョコプレゼント!

何だこの戦後のドサクサみたいな光景wwww

ギブ・ミー・チョコレート!


↓気前よすぎてジャンパーきたオッサン連にも容赦なく配っとるがな…!


いっそ豚汁とか配ったほうがトータルの満足度は上がるんじゃないかなwwww

ギブ・ミー・トンジール!!

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配布したチョコレートは地元福岡にあるチョコレートショップ博多なる店の特注品で、1個270円とのこと。これを3000個配布したそうですので、このひとネタで81万円の計算。スポーツニュースで報じられるような話題にもなったので、それで81万円なら安いものですが、それにしても気前のイイ話。

しかもソフトバンク様がご立派なのは、こうした炊き出しが日常風景であること。前日の13日にはタカガールシュシュなるグッズを1500個配布したそうですし、ホーム開幕戦では去年につづきチャンピオンリングのレプリカを入場者全員(※ビジター応援席除く)に配布するのだとか。昨年は開幕三連戦でチャンピオンリング、ペナント刺繍ワッペン、デラックスピンバッチとプレゼント3連弾を決めただけに、今年もまたいろいろとモノをくれるのでしょう。モノをくれるのが当たり前という気分にさえなります。

↓なお、我が埼玉西武ライオンズも炭谷選手会長の提案により、開幕3連戦で防寒具を配布することを決定!


銀仁朗:「西武ドーム、その時期は寒いし」
銀仁朗:「寒いなか居てもらうんで」
銀仁朗:「少しでも暖かくしてもらいたい」

「西武が防寒具配り始めたぞwww」って突っ込もうと思ったら、本当に防寒具として配ってた…!

いや、本気で心配するなら全席コタツにしてくれ…!

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さて、餅まきイベントみたいになっている日本を尻目に、欧州サッカー界では「本当にお前らが待っているバレンタインはこういうのだろ?」という勇敢な企画が実施されました。実施したのはオランダリーグ2部のRKCヴァールヴァイク。コチラのチームでは絶対にバレンタインを盛り上げたいという強い決意のもと、果敢に世間の波風に挑戦。日本なら「猛反対&賛成すると怒られるので沈黙」という総スカンに合いそうなイベントを見事にやり切ったのです。

クラブとタッグを組んだのはオランダの下着メーカー、アフターエデンランジェリー。バレンタインを特別な一日にするために両者が敢行したのは、「エスコートキッズの代わりにエスコート下着モデルを起用する」ことでした。「それ大丈夫です?」という記者の問いかけに対し、オーナーは意気揚々と「選手は気を取られることはないでしょう」「5-0とか6-0で勝ったら第2回をやりたい」「なお、その日は女性は無料でご招待」と堂々としたもの。で、その結果どうなったかと言うと…

↓もう完全に先頭のおっさんニヤけてるやん…!

オーナー:「選手が気を取られることはない」
モデル:「ハッピー、バレンタイン(はぁと)」
選手:「バレンタインデー、キィッス♪」

ダメだwwwwwキャプテンはもうダメだwwwwww

戦う前の男の顔じゃないwwwww


↓一方、最後尾のおっさんは何故かエスコートしてもらえず!

オーナー:「選手が気を取られることはない」
ライオン:「ゴメン、モデルの数が足りなくてエスコートするの俺」
選手:「バレンタイン、死ね!」

これは揉めるわwwwwww

険悪になるって言う意味で揉めるわwwwww

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モデルたちは最新下着のファッションショーを開いたり、チームのマスコットと戯れてみたり、最新下着を配布するプレゼント抽選会を実施したりと大活躍。苦虫を噛み潰したような顔で懸命にガマンするオッサン観衆たちは大苦戦を強いられ、絶対に笑ってはいけないサッカー観戦を強制されたのです。楽しい、嬉しい、だが言えない。そんな大苦戦を。

日本でも「ピーチジョンのカタログはコンビニで普通に売っててOK」みたいな風潮がありますが、これぐらい堂々と攻めてくれたら意外に世間の荒波を突破できるのかもしれません。エッチな気持ちではなく、あくまでもスポンサーであるところの下着メーカーの協賛イベントである。その辺の建前をしっかりしていきたいもの。もし日本でもこうしたバレンタインが実現したならば、僕も「非常にけしからん」「実にけしからん」「極めてけしからん」などの熱い批判を展開すべく、現地に赴きたいものですね……!


なお、試合はバレンタインイベントをやった側が0-1で負けたそうです!