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王が殿を完璧に演じる!

朗報、朗報、朗報。2016年の映画賞レース、早くも第1冠が決定しました。今年度から創設された日本フモデミー賞、作品賞・助演男優賞・新人俳優賞・話題賞を受賞したのは話題作「殿、利息でござる!」。助演男優賞と新人俳優賞のダブル受賞となった羽生結弦氏は、作品中で仙台藩藩主・伊達重村を好演。フィギュアスケートだけでなく銀幕においても、その存在感を高く評価されました。

「告知の時点で感動しました」「Youtubeで見て決めました」「今年、まだ映画1本も見てないですが素晴らしい作品」「いつも通り素敵」「コッチを主役にしてはどうか」「ホッとしました」など、審査員からも激賞の嵐。世界選手権出場の準備で多忙とのことで、残念ながら羽生氏は授賞式を欠席となりましたが、栄誉あるフモフモ人形(※オスカーみたいなヤツ)をのちほどお送りしたく思います。フモデミー賞公式サイト(※ココ)まで住所と電話番号をお知らせいただければと思います。

羽生氏はいらっしゃらないので、勝手に当方でこんなこと言うんじゃねぇかな的なことを想像しましたので、以下代読させていただきます。

「このたびは、このような素晴らしい賞に選んでいただき大変嬉しく思うとともに、その重さに身震いするような気持ちです。演技という面ではまったくの未経験者でもあり、一流の俳優の方々・スタッフの方々にご迷惑となるのではないかと心配するばかりでしたが、温かくご指導いただけたおかげで今日を迎えられました。少しでも応えられたのなら幸せです。この賞は僕個人ではなく、スタッフの方々・見て下さった観客のみなさまがあればこそのもので、みなさまを代表して受領した、そのように思っております。本当にありがとうございます、そして作品賞おめでとうございます。本作では苦しい生活から立ち上がろうとする人々の姿が、ユーモラスに、しかし力強く描かれています。ときに東日本大震災から5年という時期でもありますが、今も仙台はもとより、東日本の多くの地で、移り住まれた先で、苦しみや悲しみから立ち上がろうとする方々がいらっしゃいます。この映画、この賞によって、遠く離れた地で少しずつ風化していくあの日のことをもう一度思い出していただきたいですし、また、ただ同情するばかりではなく、この映画に描かれるような力強い人間の姿というものに思いを馳せていただければと思います。僕の、つたないかもしれない、決して一流の俳優の方々と並び立てるようなものではないかもしれない演技ではありますが、多くのみなさまにもう一度考えていただくキッカケになれば、何よりも嬉しいです。最後に、この映画を応援してくださったみなさま、改めまして本当にありがとうございます。そして、まだご覧いただいていない方には、ぜひ劇場でご覧いただければと思います。僕も完成した作品を見させていただきましたが、本当に面白くて、笑いにあふれ、元気をもらえる作品でした。素晴らしい体験をさせていただきました。第2作については、じっくり考えさせてください(笑)」

ということで、生まれ持っての王族が殿様を演じるという適切な配役について、「殿、利息でござる!」プロモーション動画からチェックしていきましょう。


◆さすが完璧超人!さすが絶対王者!演技においても死角ナシ!


公開を5月14日に控え、一部では先行試写も始まっている本作。観劇した人々のつぶやきでは、演技に対する好反応も見受けられ、羽生結弦氏演技大失敗時対策応援擁護活動機関も枕を高くして眠る状態に突入していました。

そんな中、3月9日に公開された最新のプロモーション映像。出し惜しみをつづける広報スタッフが、ついに羽生氏の演技場面を投下してきました。リリースを受け取ったスポーツ各紙もざわめくような演技。「巨人の野球賭博なんてもうどうでもいい」「一面は『羽生、熱演』でいこう」「暗い話題はいらねぇんだよ!」と編集会議も大わらわとなったに違いありません。

↓それではみなさま、安堵のフモデミー助演男優賞の熱演をご覧ください!


パチパチパチパチ!

ワー!ワー!

よかった、よかったよ!

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プロモーション動画19秒から始まる城内を歩く姿には、美しい身体運びのアスリート能力が遺憾なく発揮されています。モデル的ウォーキングではないけれど、下半身だけで背筋の伸びたしなやかな身体さばきが想像されてくる歩き。育ちがよい感じが滲み出ている。仮にコレがハリウッドザコシショウとかだったら、絶対こうはならないじゃないですか。歩くだけでも、殿様にふさわしい動きというのはあり、それが体現されている。素晴らしい。

そしてプロモーション動画1分7秒からの渾身のセリフ「重村である」。名前を名乗っているだけっちゃだけなんですが、筋書がわからなくても「あぁこの人が殿様なんだな」ってわかるでしょう。「である」って言ってるからかもしれませんが、殿様ってわかるということは、殿様を見事に演じているということ。それはもう花マル大合格でしょう。

そしてこのチョンマゲ姿。普通なら少し面白い感じになりそうなものですが、まったくもって違和感がない。最初からこうだったんじゃないかくらいの勢いで江戸時代にタイムスリップしていきました。キリリとしまった表情が、これからこの殿様をダマしダマされようとする物語に緊張感を与えるじゃないですか。仮にこれがハリウッドザコシショウだったら、絶対ダマせそうだから、何の達成感もないじゃないですか。

直後に挿入された「殿様!」と叫びながらひれ伏していく庶民たちの姿。極秘での撮影だったということですので、マジの驚きようなのかもしれません。そんな庶民を見ながら、ゆっくりと上座に立ち、下々の者へ向かって振り返る羽生氏の姿。僕もその場にいたらきっとそうなってしまうはず。「ゆづ!」と叫んで自然としもてに動き、一旦土下座の体勢をとってから、そのあとどうすべきか考えるような。

↓さらに時事通信の公開したサムネイルぶっ壊れ動画では、登場シーンを長まわしで紹介!


座るところも、めっちゃいいね!

ただあぐらかいてるんじゃなくて、殿っぽい!

すべての、所作が、美しい!

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思うに、これは適材適所というか、適役をあてがった監督・演出家の勝利であろうと思います。羽生氏に不得手な演技……そりゃ1年くらいじっくりと時間をいただければ陰陽師であろうがロミオであろうが何でもやれるとは思いますが、パッと呼んでパッとやるにあたって「演技」を強いるのではなく、本来の魅力を引き出した配役の勝利であろうと。

神が神を演じるように、悪人が悪人を演じるように、王が殿を演じる。そこには何の違和感もなく、普段の姿がそのまま出ればそれでいい。言われてみれば、何もなくても絶対王者なわけですから、名前と衣装がちょっと違うだけで和風に言えば絶対殿様だったのです。心配して損しちゃいましたね。羽生結弦氏演技大失敗時対策応援擁護活動機関、解散、解散、解散!

↓ポスターでは卒業式の日に風邪ひいた人みたいな羽生殿の姿が!


そこは混ぜたらええんちゃうwwwww

どうでもいいけど、ハッシュタグ「#殿利息」はいいとして、「#ござる」って何やねんwwwww

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今後も「ナルニア国の王様」とか「アーサー王」とか適役を狙いましょう!