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07:00
日本サッカー界のビッグダディ!

9日に日本テレビ系で放映された「はじめてのおつかい!! サッカー大久保3男も挑戦!笑顔&感動の大冒険SP!」。「サッカー大久保嘉人がおつかいに挑戦」というテレビの煽り文には、一瞬すごいバカの子なのかと心配したものの、挑戦するのは三男だということでホッとした茶の間。番組開始から1時間半あまり経った頃、「子どものおつかい姿などどうでもいい勢」がただコレだけを待っていたという本日のメイン企画、大久保嘉人さんの三男が「はじめてのおつかい」に挑戦のコーナーが始まりました。

全体的にホッコホコの番組の雰囲気に包まれ、スタジオにやってきた汗だくの人物は、大久保さんからほとんどの要素を取り除いて出涸らしとなった「ただのいいパパ」でした。お父さん紹介VTRでも「闘志を前面に出したプレーで、やられたらやり返す!ときにはレッドカードで退場してしまうこともしばしば」とBBクイーンズの能天気な歌に乗せて紹介されます。言ってる内容はロクでもないですが、なんだかとってもアットホームです。

↓ちなみに、「闘志を前面に出して、やられたらやり返す」の例として紹介されたのはこのプレーです!


いや、これ全然ホッコリしてないだろwww

「んもぅ、やんちゃパパ!」みたいな場面じゃねぇwww

演技でスッ転んだあとに立ち上がるフリで体当たりする乱暴卑怯者の動きwww

※大久保家も含めて、よい子は絶対にマネしないでね!

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そんな大久保さんは毎日息子の幼稚園のお迎えをしたり、家で3人の男の子の遊び相手を毎日何時間もつとめたり、無職以外ではなかなか実現できないレベルのイクメンぶりを発揮しているとのこと。奥さまの病気にあたって息子たちとみんなで丸坊主にした件など、大久保さんの好感度はガンガンズンズングイグイ上昇していきます。

しかも、4人目のお子さんをご懐妊という幸せ情報も。朝は息子のお迎えをし、昼は子どもたちの遊び相手となり、サッカーの練習もこなしたうえで、夜は奥さんの遊び相手となる。何というTOUGH BOYだ、このゴールハンターは。世界レベルのゴール以外は何でも決めてくる驚くべき得点力。この時点で、僕は完全に今日のおつかいはゴムか何かだなとビビビッときたほどです。

そして始まった小芝居。今日は川崎フロンターレの同僚が家族と合わせて10人もくるというホームパーティーを開くとのこと。しかし、台所には玉ねぎ一個とほうれん草一束、そして箱入りのピザひとつしかありません。ドリンクだけは「サッカーブラジル代表公式スポンサー飲料」のガラナ・アンタルチカを箱買いで用意してあるものの、食材に関しては無人島サバイバル生活レベルでしか準備がありません。

↓こんな感じで大飯喰らいがたくさんくる予定なのに!

ゴムじゃなくてメシか!

今日の買い物はメシのようです!


そこで大久保さんは、試合でもおなじみの「審判を絶対にダマせない程度の小芝居」で、三男・橙利クンに買い物に行くように説得を開始します。当然、三男は拒否。大久保さんの「肉、絶対にいるぜ」の呼びかけに対しても「いらない!」と決然と拒否するなど、さすが大久保の息子という意志の強さを示します。歴代の監督が頭を悩ましてきた「大久保をどうやって操縦しよう」の課題に大久保が挑むという、なかなか興味深い展開になってきました。

↓大久保VS大久保の頭脳戦!どちらが相手を操縦できるかの真剣勝負だ!
【1回戦:肉がないならバッタを食べればいいじゃない】
嘉人:「これ絶対足りない」
嘉人:「肉足りないよ」
三男:「たりない!」
嘉人:「肉、絶対いるぜ」
三男:「いらない!」
嘉人:「子どもたちはこれでいいけど」
嘉人:「パパたちどうするの?」
嘉人:「ママ買いに行けない?」
ママ:「今は無理」
三男:「じゃあ、かわなくていいよ!」
ママ:「間に合う?」
嘉人:「間に合わん」
嘉人:「橙利どうする?」
三男:「ひとりはいけないの!!」
嘉人:「待って待って!」
嘉人:「バッタさん連れていったらいいよ!」
嘉人:「ひとりじゃないじゃん」
嘉人:「どう?」
嘉人:「バッタに話しかけて」
嘉人:「一緒に行こうって」
三男:「うん!」
三男:「うん…?」
三男:「やぁだ!」
三男:「パパとママがいたらいけるの!」
嘉人:「新しい赤ちゃんに橙利が見せないと!」
嘉人:「かっこいいお兄ちゃん」
嘉人:「橙利お兄ちゃんかっこいい」
三男:「うん!」

判定:バッタ(10-9)三男


【2回戦:すぐ戻ってくる息子と鬼からの電話】
(雨のなか、行ったり戻ったりグダグダ)
三男:「おしりぬれたらどうするの!」
嘉人:「濡れない!」
嘉人:「傘さしたら濡れない!」
三男:「おしりぬれるじゃん」
嘉人:「カッパあるから濡れない!」
(もう一回出掛けていく三男)
三男:「あ」
三男:「ちょっとわすれちゃった」
三男:「おにくのなまえわかんない」
三男:「ぱぱ!」
三男:「かってきてないんだけど」
三男:「わかんない」
三男:「パパといきたい」
嘉人:「パパは今行けないの」
三男:「パパといきたい」
嘉人:「(手提げ袋に書いたメッセージを指して)」
嘉人:「何て書いてある?読んで」
嘉人:「で、き、る」
三男:「ママがいい(泣)」
嘉人:「今から鬼倒すから!!」
嘉人:「今から鬼やっつけないと!!」
嘉人:「鬼やっつけないと、みんなコレ(死ぬ)だよ」
嘉人:「橙利も帰ってこれない」
嘉人:「鬼、まだおる」
嘉人:「(婦人用雨傘をかざして)」
嘉人:「コレでやっつけるからね」
嘉人:「(買い物)頼むよ!」
三男:「(鬼を倒すとこ)みたい!」
嘉人:「(スマホをポケットから取り出して)」
嘉人:「鬼、電話かかってきた!」
嘉人:「大丈夫です、大丈夫です」
嘉人:「橙利!パパ頑張るから!倒すから!」
(ようやく三男出発)

判定:鬼(10-9)三男


中身が一緒なら、経験のぶんでパパが強いか!

「人間以外の生き物」を理由にすると、この一族は動く!

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しかし、三男も大久保の血を引く男。「パスでも何でも俺に都合いい感じで持ってこい!」という王様ぶりは、4歳にして早くも発揮されます。やっとのことでたどり着いた焼肉店での買い物の場面、三男は完全に買い物の内容を忘れていました。それも当然のことで大久保さんの指定は「上タン、バジルのせせり、激辛シマチョウを各5人前」というもの。「何すか?ソレ」系のメニューが3分の2も混ざっているという鬼畜指示です。

ここで通常の子どもなら「わかんなーい」で泣くか、適当に自分の好きなものを買って帰るところ。しかし、大久保族は「俺に都合いい感じで持ってこい!」が魂に染みついている。何と三男は、大久保さんなじみの店長に肉の名前をひとつずつ言わせるというオラオラ系の買い物を開始。店長が言ったメニューに覚えがあれば「それだ!」と思い出すんじゃないかという寸法です。

↓僕が店長なら速攻で父親に電話して説教を始めてしまう、エスパー専用の買い物客!
【3回戦:肉の名前を言ってみろ!】
(焼肉店に到着)
三男:「なんのおにくがありますか?」
店員:「お肉買いにきたの?」
店員:「(無理だ…店長を呼ぼう…)」
店長:「パパの好きなの言ってくから」
店長:「ソレだったら、ウンって言って」
店長:「バジルのせせりとか言った?」
三男:「いった!」
店長:「あとはーなんだろなー」
店長:「カルビとかは言ってない?」
三男:「(うん)」
店長:「あとは…上タンとか言ってた?」
三男:「いってた!」
店長:「まだある?」
店長:「甘いやつ?辛いやつ?」
三男:「からいやつ」
店長:「なるほど…」
店長:「パパの好きなのだと…」
店長:「あとは…シマチョウとか言った?」
三男:「いった!」
店長:「それでいいかも(笑)」
店長:「何人前ほしいか聞いた?」
三男:「(パーを出す)」
店長:「5?」
店長:「これを5ずつでいいの?」
三男:「うん」
店長:「わかった!!」
(オレンジジュース持ってくる店長)
店長:「よく頑張ってきたな」
三男:「おにがいるんだって、おに」
店長:「え?」
三男:「パパおにをやっつけてる」
三男:「かさで」
店長:「(ニッコリ)」
店長:「パパも戦ってるから、橙利も頑張らないとな」

判定:エスパー店長(10-9)三男

ただの店長の会心の接客じゃねぇかwwwww

正しくは「はじめてのパターンのせっきゃく」って番組だろwwww

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その後、三男はもう一ヶ所の買い物先で「こないだママが食べてた甘酸っぱいケーキ」と「ピンクの枯れないお花」を購入。ケーキはイチゴのショートケーキなのでいいとして、はじめてのおつかいでプリザーブドフラワーを要求するあたりは大久保さん自身が鬼なんじゃないかという鬼畜指示でしたが、まるでRPGの謎解きみたいな大冒険を何とか三男はクリアしていきます。「名前のわからない肉」「甘酸っぱいケーキ」「ピンクの枯れない花」全部購入完了です!

↓無事に買い物を終えた三男を大久保さんと奥さまが感激して迎える!


嘉人:「お兄ちゃんになったね!」
ママ:「ありがとう(涙)」
三男:「これあかちゃんがうまれたら」
三男:「あかちゃんとママとつかって」
三男:「(お花)かざって」
ママ:「ありがとう(涙)」


「ピザとサラダしかないわー」と言って送り出したはずのテーブルには太巻きやら野菜スティックやらがドッサリと用意されていましたが、三男の持ってきた焼肉に及ぶものはありません。まさにヒーローの帰還。テイクアウトの焼肉と、ケーキというパーティーの主役は三男の手によってもたらされたのです。

焼肉の到着を待って入室を許されたフロンターレの面々は、全員でその肉に舌鼓。そして大久保さんのチャントに乗せて「橙利 大久保 ゴールを奪え 橙利 大久保 川崎の橙利」と大合唱。ヒーローの誕生をみなで祝ったのでした…!

↓肉も手土産も持たずに川崎の面々がやってきた!

社会人の正しい姿勢は、さっきの焼肉屋に行って、店長に頼んで「大久保さんの好きなヤツ」を買ってから訪問することだぞ!

余ったら持って帰ればいいだけなんだから!


↓何かいつの間にか「川崎の橙利」になってた!

なお、このあと大久保さんはFC東京への移籍が決まり、川崎から出て行くことに!

「川崎の」じゃなくなくなりましたけど勘弁してください!


さて余談ですが、今回のご出演で大久保さんの自宅が判明しました。番組中に出ていた焼肉店は看板等から「あざみ野 さんぱち屋」と確定。そしてケーキを買いに行った店は、同じくあざみ野にある「金のフライパン」と確定。この2店舗の位置と番組内で表示された買い物経路図を照らし合わせると、大久保さんの自宅を簡単に見つけることができました。ストリートビューで外観もバッチリ完全一致で確認でき、住所も番地まで把握できました。

経路をたどると、焼肉屋まで約1キロ、そこからケーキ屋まで約800メートル、家に戻るのに都合2キロほど歩くという非常に大変な買い物であることも確認できました。大人でも「徒歩すか?」と聞き返すレベルの距離で、自転車で行かないとイヤだなぁという感じの大遠征です。本当に三男クン、お買いものよく頑張りました。さすが大久保族。

そして、ここまでバレてOKということは、もはやこれはFC東京移籍を心に決めたあとの話なのだろうなとも思い至ります。部屋のなかにはアリさんマークの引越社の段ボールが散乱し、心なしか荷物も少なめ。仲間たちが知ってか知らずかはわかりませんが、結果的に「川崎の橙利」も将来へ向けての約束というか、別れても心は一緒だぞという友情のサインのようなものになりました。

昨今は、鬱になって出て行く功労者も多いなかで、気持ちよく送り出し送り出される関係性、なかなか気持ちのいい男たちの集いです。正直、川崎⇒FC東京なら「引っ越さないでそこから通えば?」という気もしますが、大久保さんは心機一転して居を構え、また地域に溶け込んでいくのでしょう。新しく居を構えない感じでしたら、あとでご自宅を見に行こうと思いますので、その節はよろしくお願いします!


例の焼肉屋で「バジルのせせり」を手土産に買っていきますね!