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07:00
やっぱりテレビが最高です!

2017年のJリーグ、いや、あえて言いましょう、2017年のDAZNが開幕しました、と。日本のスポーツ界を飲み込まんとする「スポーツライブ中継配信戦争」の大波。Jリーグはこのまま座して死ぬよりはと意を決し、自らその大波に飛び込みました。DAZNという黒船に乗って。

開幕戦を終えて想うのは、DAZNと歩む10年はJリーグが自らの足で立てるかどうかの勝負の10年だなということです。DAZNはきっとJリーグを助けてはくれません。彼らにとって大事なのは日本市場を獲ることであり、将来的にオンラインカジノでかっぱぐことであり、Jリーグはそのための有力な手駒のひとつに過ぎないのです。

DAZNは日本のサッカーを発展させたいのではなく、スポナビライブやスカパーを蹴散らして市場を独占すればそれでいいのです。独占してしまえば、あとは好き勝手に蹂躙するだけなのです。所詮はヨソの国の会社。そこにビジネスはあっても愛はありません。外資が中村俊輔に失礼する感じで、Jリーグ全体に失礼する感じの取引先。そう思って付き合うことが肝要です。

↓本当に愛があれば半年前からずっとクルクルしているものを、肝心のJリーグ開幕まで放っておくだろうか!?

「クルクルしてる?」
「あぁ、してますねぇ」
「直せって言われても」
「私らも頑張ってますよ」
「計画の範囲内で」
「ちゃんと見られてる人もいます」
「お宅の環境が悪いのでは?」
「別にサッカー見んでも死なんでしょ」
「見なくてもいいんですよ」
「見たいからDAZNなんでしょ?」
「これしかないんだから」
「これで我慢してください」
「そのうち直るとは思いますよ」
「いつ?って言われてもわかんないけど」
「人が多いとねぇ、どうしてもねぇ」
「かと言って、ここでサーバ増やしてもねぇ」
「ヒマな日に無駄ですしねぇ」
「まぁ、とにかくこれしかないんだから」
「どっちみちこれなんですよ」
「クルクルしてようが」
「カクカクしてようが」
「ガタガタしてようが」
「これしかないんだから」
「これがダゾーンだぞーん」

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僕も開幕戦をダラダラ見ていました。実際にクルクルにも遭遇しましたし、カクカクにも遭遇しました。まだ見ていない人、これからドコモ経由での加入を検討している人、たくさんいると思います。なるべくフラットに、Jリーグ開幕を迎えたDAZN視聴の感想をまとめておきます。

<2017年Jリーグ開幕という特異日のDAZN>

●クルクル問題
視聴は主に有線LAN接続のPCで実施。ネット回線は、測定サイトで下りスピード98.84Mbpsを記録。しかし、開幕一発目となる横浜Mと浦和の試合の間、頻繁に画面中央部にクルクルマークが表示され、映像が止まる事態が発生。クルクルが煮詰まると「回線に問題がある」と言われ、画面は暗転する。



●画質
PCで見る画質は悪くはない。ある程度回線が安定している状況なら、これだけを見れば十分な画質がある。ただし、NHK地上波で中継が始まった「鹿島VSFC東京戦」をテレビとDAZN交互に見比べると、やはりテレビのほうが上回る。DAZNの映像は常にモヤッとしている。「背番号は見えるが、胸番号は判読できない」程度。視聴に難をきたすほどではない。



●映像の質
フレームレートが低いのか、わずかにカクカクする感じ。ボールが高速で移動するときなど、二重のボールが小刻みにワープしているように見える。これはパソコンの質が低いせいかもしれないので、DAZNの問題とは一概には言えないが、「パソコンでテレビソフトを起動して見る映像」よりもやっぱりDAZNのほうがカクカクしているので、テレビを上回るとは言えない。視聴に難をきたすほどではない。

●中継の質
中継内で表示される情報が少ない。垂れ流しの映像に得点表示と時計をシステムでのっけて、実況と解説を添えただけ。たとえば中継中に特別なテロップやら、豆知識やら、スタッツの紹介やらはされず、中継の独自性というものがほとんどない。まるで「国際映像に日本のスタジオで実況と解説をつけている」かのよう。試合開始前にロッカールームの映像が入るのは、よい。

また、全体的に映像が寄りすぎている場面が見られた。画質とのバランスを考えてのことかもしれないが、ピッチの横幅をとらえきれない場面が多く、逆サイドのサイドライン際の選手の動きが見えない。そのため、状況の把握にやや難がある。また、映っている範囲が狭いためカメラを動かす機会が多くなり、そのたびにモヤモヤした映像がカクカクするので、非常に目が疲れる。酔う人もいるだろう。

なお、中村憲剛さんの新ゴールパフォーマンス「ジャスティス」がDAZN映像では放映されないという事態もあった。しかし、これについては地方局でもそうだったという情報も伝わってきており、単に映像制作側で「特に映す必要もない小ネタ」と判断した可能性がわずかに残る。審議待ち。



●映像の遅れ
NHK地上波の「鹿島VSFC東京戦」をテレビとDAZNで比較すると、自宅の環境では常に50秒ほどDAZNが遅れていた。サッカーなら「ゴーーール!」とテレビ組からネタバレされ、バレーなら常にひとつ前の攻防を見せられ、F1なら半周手前の状況を見守るという格好になる。試合を見ながらSNSをやれば、テレビ組と会話は噛み合わず、ネタバレも頻出するだろう。映像が固まるとそのぶん遅れるので、ときどき「ライブ」というボタンを押して読み込み直すことで「50秒程度の遅れ」という最善の状況に復帰できる。



●スマホでの視聴
アプリからサクッと起動できるストレスのなさは、よい。PCでの視聴では頻出したクルクルも自分のスマホ環境ではおきず、また映像の質についてもスマホで見るぶんには気にならなかった。小さい画面サイズで見るなら十二分な映像なのかもしれない。1試合通してみると1Gバイトほどデータ転送量が増加していた。パケ死には気をつけたい。

●映像の保存・タイムシフト
録画は基本的にできない。また、見逃し配信も期間が限られており、現状は1ヶ月程度。「1年を振り返って今季のベストゲームを見直そう」などの需要にはまったく対応できず、人間の記憶や口伝だけが頼りとなる。

【総評】
「スマホでいつでもどこでもJリーグを見られる」という需要においては十二分。その需要に月額1750円(ドコモユーザーなら980円)を払えるなら、即導入していい。ただし、「家でじっくりスポーツを見る」ということを考えているなら、現時点ではあらゆる面でガマンを要する可能性が高い。自宅の環境で満足に見られるかどうかは、実際に試してみないとわからないというのも厄介。




「スマホでいつでもどこでもJリーグを見られる」という点においては、確かに十二分でした。映像もキレイですし、ちゃんと試合が見られる。ただ、思うのは「それはスカパーオンデマンドでもできたし、画質も大体こんなもんだったよな」ということ。スカパーオンデマンドの価格がJリーグMAXセットで月額2962円というところを考えると、その需要では値段が40%オフ(ドコモユーザーなら66%オフ相当)になったのですから、消費者にとってはありがたいことです。

ただ、それによってJリーグは「試合の放送をテレビで視聴する」という、現時点における最高の視聴環境を捨てることになりました。「放送」と「通信」の圧倒的な差。どれだけ視聴者数がいようが止まったり遅れたりすることがない「放送」と、サーバ次第でクルクルしたり止まったりする「通信」では、どこをどうやっても「放送」が優位であることは変わりません。速度、安定性、質、どれをとっても「放送のほうが同等以上」なのです。

確かにDAZNの画質も視聴に耐えうるものではありますが、僕の家の安いテレビと比べても見劣りするように、「DAZNの一番イイとき=テレビの普通」といった程度。しかし、テレビでは4K放送などのさらに上の段階に進んでも受信機を設置すればそのクオリティが楽しめますが、4Kでのスポーツライブ配信は「受信機と途中の経路全部」が高速でないとままならない。要するに、一番最上級のプレミアムな映像体験はDAZNではできないのです。それはこの先、どれだけサーバを増強しようが、自宅の機材をよくしようが、基本的に変わらないことです。

つまり、DAZNというのは「Jリーグオンデマンド」の代替サービスとしては優秀ですが、これまでスカパーが行なってきた「放送」の代替物としては(価格以外は)劣化しているわけです。本来ならスポナビライブにおけるBリーグと同様に「スポナビライブでも見られるが、スカパーでも見られる」という形で「放送」と「通信」が共存すべきだったのです。

しかし、DAZNは札束でぶんなぐることでスカパーの「放送」を止めさせた。NHKや民放が「地上波」「BS」でリーグ戦を中継することは可能でしょうが、そうした機会がほとんどないことはご存じの通りです。今後の放送予定ではJ1リーグがNHKBSで各節1〜2試合と地方局での中継が若干数。J2リーグも地方局でポツポツと中継があるのみで、J3リーグは2節時点で早くも「放送」はなくなります。ルヴァンカップや天皇杯はスカパーの中継がありますが、そこまで含めても1年間で一度も「放送」に乗らないチームもあるかもしれない。

お金を払わないと基本的に見られず、チャンネルまわしている間に間違って目に入るようなこともなく、スポーツに興味がない人にはまったく無縁の場所に、Jリーグは今後10年間幽閉されるのです。スポナビライブには一日に1本くらいある無料放送(会員登録不要)すらなく、ガッチリと檻のなかに閉じ込めて。これは大変なことです。普段自分たちが話していることのほとんどすべてが「テレビでやっていた何かの話」だということを考えたら、いかにそれが恐ろしいことかわかるのではないでしょうか。

↓せっかく地上波のゴールデンタイムに放送される足場となったチャンピオンシップも止めちゃった!

チャンピオンシップは継続しとけばよかったのに!

次の地上波のゴールデンタイム中継までまた10年空くな!

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さぁ、これから「黙って待っていたら、今見ているヤツ以外入ってこない10年間」が始まるのです。

DAZNがくれたお金を、「Jリーグの価値はこんなにあるんや!」と思っていたら、10年後はゆでガエルです。あの2100億は「本来なら共存できるはずの放送を殺す」ための金です。住み分け的にはJリーグオンデマンドだけ潰せばいいものを、スカパーでのリーグ戦放送まで潰すための大盤振る舞いです。

あの2100億、無駄にはできない。放送がなくなったぶん、Jリーグが自分で客を集めてくるための軍資金としなければならない。テレビでダラダラ垂れ流される放送には頼れない状況で、自分たちの足と頭で新規の客を集めてくるための予算が、あの2100億です。バブル気分で無駄遣いなどできるお金ではありません。

Jリーグは賭けに出ました。「通信」に大きく舵を切ることで、スマホの中に飛び込む突破口を作りました。自分たちで映像制作を仕切ることで、将来的に自らが配信事業者となるための下地作りを始めました。テレビが持つチカラに期待するのではなく、自分たちで客を集めて、自分たちで作った映像を売る道に漕ぎ出したのです。

各クラブは、増えた分け前で自分たちの見世物としての価値を高める必要があります。「何となく見たい」ではなく「どうしても見たい」と人を惹きつけるようなものへ。ファン・サポーターは、DAZNで浮いたお金で友だちにおごってあげたらいいでしょう。「チケットはおごるから付き合ってくれよ」と、興味関心のない人を巻き込むように。

「機会」を失って得た「お金」を、どう使うのか。

Jリーグは厳しい道を進んでいきます。カクカクやクルクルはそのうち解決するかもしれませんが、見ようと思わない人は(一部の強豪チームのNHKBS中継を除いて)まったく見る機会がなくなっていく未来。何を買い、何に投資すれば、新たな出会いを作り出せるのか。クラブハウス建て直したり、新しい外人を買って満足していたら、どんな10年後がくるのか怖くなりますね。頑張らないとですね。

↓それなのに、開幕戦の公式動画がDAZN画質ってどうなんですかね!


10年間、このDAZN画質がつづくのかな?去年のスカパーの動画よりモヤってる!

一番キツイのが、これ以上の画質の映像が基本的にないってことね!

どんなに素晴らしいプレーも、世界に拡散するときはDAZN画質なんだわ!

サポーターはいいカメラで試合映像を撮っておくべき!


↓頼みの綱は「年寄りをダマしてスマホに勝手にDAZNをねじこんでくれる」ドコモの営業しかない!


「先輩、ダゾーンって知ってますか?」
「ダゾーン?」
「堤キャップは知ってますか?ダゾーン」
「もーちろんだぞーん」
「Jリーグが見られるんだぞーん」
「野球もだぞーん」
「バレーボールもだぞーん」
「堤だぞーん」

プロ野球は横浜と広島のみな!だから、映像も「横浜VS広島戦」!

あと、木村沙織は今季で引退だから、たぶん来週までしか映らないぞーん!

Jリーグが頑張るしかないんだぞーん!

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テレビが一番快適なのに、ほとんどテレビで見られないJリーグの辛み!