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07:00
凱旋門賞を初制覇するのはバヌーシー!

僕は昨晩、大きな夢を見ました。日本馬による初制覇を目指し、菊花賞・有馬記念などを制したサトノダイヤモンドと、連れ合いのサトノ馬が挑戦した凱旋門賞。期待の日本馬と連れ合いの馬は敗れはしましたが、夢を見させてくれたことには心から感謝したい。お疲れ様でした。

凱旋門賞はこれまでも何頭もの名馬が挑戦し、敗れてきた日本ホースマンの悲願です。エルコンドルパサー、ディープインパクト、オルフェーヴル…その1頭こそが日本史上最強馬と謳われる名馬でも届かなかったタイトル。もはや意地、執念、そういった境地にいたっているでしょうか。あの馬たちが負けたままで終わるわけにはいかないという。

ただ、日本でやっている競馬のことを考えると、勝つのはわりと難しいのかなとも思います。フランスの重厚な芝と、日本の高速馬場の違い。異なる舞台で育ち、実績を上げた馬が「あえて」異質な舞台で戦う。逆の立場で言えば、ジャパンカップに欧州のパワー型ステイヤーが出てくるようなもので、「勝たへんやろな」というのが自然な発想。日本で強く、かつ向こうでも強い。史上最強馬というのはそういうものだと言われればそれまでですが、集った馬たちも当然名馬揃いなのですから、そこを力技でねじ伏せるというのは、やはり簡単ではないのです。

もし勝つ方策があるとすれば、とにかくたくさん出ることでしょう。駄馬でも何でもたくさん出して、展開が上手くハマればそれでいい。日本の競馬でも「それ一回キリ」のそこそこの駄馬が大レースを勝つことだってあるでしょう。下手な鉄砲も、です。ディープ、オルフェ級の馬を待って威風堂々なんてやらず、ナカヤマフェスタくらいのを気軽にバンバン送り込めばいいのです。向こうの本気の厩舎だって、何頭も出してチーム戦を仕掛けているのですから、こっちだってたくさん出したらいい。

「そんなみっともないマネできねぇよ!」

うわ、ホースマン方面からの厳しい怒りの声が聞こえてきました。なるほど、そんな理屈は百も承知のうえでプライドを持って厳しい道を歩んでいたのか。なるほど、そういうことなら別案をご提案しましょう。プライドなどカケラもなく、悪目立ち精神だけは人一倍で、そのくせ馬だけは高そうなのを買って行く……そんな馬主がいれば「駄馬をバンバン送り込む」ようなみっともないこともできるんじゃないですか。

↓います、いますよ、馬主じゃなくてバヌーシーが!

ダメそうでしょ!

悪目立ちが好きそうでしょ!

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従来の馬主さんというのは当然、意義のあること・ないことをしっかり検討したうえで出走レースを決めているのでしょう。勝ち負けの見込みもないのにフランスまで馬を連れていくなんて、金も無駄だし、何より馬に優しくない。本気だからこそ、勝ち目を感じるからこそ行くわけですし、そうなるように毎年を過ごしている。

しかし、バヌーシーはそうではありません。僕も最初は「一口馬主」の新業者だと認識していたのですが、少し違うのかなと考えを改めているところ。バヌーシーは一口馬主などではありません。配当に一喜一憂したり、出走奨励金の金勘定をセコセコしたり、繁殖入りの際の買い取り金をアテにしたりする、金中心の関わり方ではないのです。

バヌーシーの配当は「夢」です。捧げたつもりで手放した金で、できるだけ大きな夢を買いたいのです。それはアイドルとファンのような関係性。僕らバヌーシーはファンであり、アイドルたるはもちろん馬。その二者の間で、悪目立ちが好きでロクなことを思いつかない悪のマネージャーが運営をしている。「またマネージャーがしょうもないことを…」とボヤきながら、アイドルたちの成長を願い、いつか立派なスターになってほしいと願っているのです。

↓一口馬主の意見はまったく聞き入れることなく、愛馬の名付けを有名人に頼みにいく悪のマネージャー!


自分の馬だって聞いてるのに、名付け親は勝手に決まっていたときの置いてけぼり感!

「キタノサンブラック」とか「バサシ」とか「キタノ(ピーー)ドール(※最終命名キタノコマンドールからご想像ください)」とかつけられそうになる愛馬を見守る気持ち、これは地下アイドルを見るときの気持ちに似ている!

映画監督、北野武。 [ 北野武 ]

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そう、これは地下アイドルによくある風景。気が付くとヘンな名前がついていたり、お面被せられたり、野球が好きって言わされたりするアレです。もちろん今回ついた名前は悪のマネージャーの強引な誘導もあって「キタノ(映画監督の苗字)+コマンドール(前述の映画監督がもらったフランスの勲章の名前から)」という、まぁまぁまともな感じになっています。コマンダーインチーフが血統表に入っていそうで全然入っていないというのも、味があって悪くない。

そして会話のなかで注目の発言が飛び出しているのに気づきましたでしょうか。まぁ開始20秒くらいで悪のマネージャーへの不快感でブラウザを閉じていると思いますので僕が代わりにお知らせしますと、「凱旋門賞出れるようになったら俺も(現地に)行くね」「ぜひ!飛行機はコチラで用意させていただきます」「凱旋門賞なんか獲ったら俺(の名前が)歴史に残っちゃうな!」と、まだ1勝もしていない馬主が凱旋門賞を意識しまくっているのです。

「ダビスタで凱旋門賞勝つのだって簡単じゃねぇぞ!」

ホースマンの熱い罵声を華麗に聞き流してあえて言いますと、凱旋門賞を勝てるかどうかは知りませんが、凱旋門賞の夢を見ることは十分にできる、それはハッタリでも何でもなく「できる」のです。そもそも世間は凱旋門賞というのを「世界最高峰の名馬が集う、選ばれし者の戦い」と思っているフシがあります。それは事実であり、ウソでもあります。昨晩の凱旋門賞、日本のサトノダイヤモンドは確かに名馬ですが、その連れ合いとして出たサトノノブレスは決してそこまでの馬ではありません。

サトノノブレスの主な勝鞍は「日経新春杯」です。これじゃちょっとわからないと思うので、いわゆるGIクラスのレースで言うと「菊花賞2着、天皇賞(春)8着、天皇賞(秋)8着、有馬記念11着、天皇賞(春)11着、宝塚記念8着、天皇賞(秋)10着、有馬記念13着」という感じの戦績です。勝ちもなければ、惜しいのもほぼない。オルフェ、ディープなどに比肩するはずもありません。

ただ、凱旋門賞には出られている。

何故そんなことになるかと言うと、凱旋門賞への登録自体は別に誰でもできることで、たくさん出走希望馬がいたときに振り落とされるだけだからです。振り落とす際にものを言うのは獲得賞金です。いっぱいお金を稼いだ馬はそれだけレースに優先的に出られるのです。

その点、サトノノブレスはGI勝ちこそないものの、GII・GIIIを合わせて4勝、さらに2着・3着での入線も多くあり、総賞金4億円あまりを獲得しています。これも十分にエリート戦績ではありますが、日本競馬の賞金額の高さもあって、このあたりならば誰もが名を知る名馬でなくても狙えるという話です。バヌーシーからそんな馬が出ないとは言い切れない。

さらに言うなれば、凱旋門賞は最大20頭の出走が可能ですが、必ず全枠埋まるというわけでもありません。過去……といってもつい10年前の2006年には8頭立てという年もありました。枠が余っているなら、出たいという意志さえあれば出られる。

もちろんそこには「ひやかし」を排除するための一定の歯止めがあります。凱旋門賞に出走するにあたっては、一番安いタイミングでの登録でも7200ユーロ(約80万円)、ギリギリのタイミングでの登録には12万ユーロ(約1400万円)もかかり、さらにレースに出た場合は出走料1万1000ユーロ(約130万円)ものお金がかかるのです。レースに出たら、それだけで最低200万円くらいかかる。輸送費、遠征費、さらにいっぱいかかる。

「そんな大金払ってひやかすバカいねぇよ!」

「いるよ!バヌーシーが!」

ホースマンとバヌーシーの熱いコール&レスポンス。僕はこの夢をバヌーシー最大最後のエンディングとして提案します。「凱旋門賞制覇」ではなく「凱旋門賞出走」を夢とする。それはたとえば「日本武道館ライブ大成功」ではなく「日本武道館でライブ開催」を目標にする精神です。憧れのその舞台に立てたら、私たち最高だよね!の心。

どうぞ日本のホースマンのみなさん、バヌーシーの夢を止めないでください。「ペースメーカーの2頭出し」みたいな感じで、どっちつかずの駄馬を2頭出したりするかもしれませんが、GIに出走できるくらいの馬(※勝つとは言ってない)が輩出されましたら、どうぞ夢に向かってまっしぐらさせてください。止めないでください。僕はバヌーシーのひとりとして、そのときに追加のお布施を請求されたとしても、その支払いを約束するものであります。

勝つことではなく、夢を「見る」ことを最大の喜びとする者として…!

↓みんなで夢を見よう!夢だけを見よう!総額2万円までなら出します!

ダービー馬のオーナーは毎年必ず出るけれど、凱旋門賞出走馬のオーナーは必ず出るとは限らない!

既存のクラブでは見られない夢が、バヌーシーにはきっとある!

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悪のマネージャー!「凱旋門賞出走」の夢を掲げましょう!