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07:00
整列で笑ってるくらいの日は、こんなものでしょう!

白と青に染まった日産スタジアム。日本代表を待ち受けるのは壮観なイス・イス・イス。ワールドカップ出場を決めた我らが代表を大観客席が誇らしく見守っています。相手はハイチ、よく知らないけれどたぶん弱いだろう…そんな見立てが試合結果以上に本大会へのサバイバルへと視線を向けさせています。勝敗そのものより、誰が結果を出すかが関心事というような、そんな試合です。

↓生き残るためなら背に腹はかえられない!チケットの売り込みも頑張らせていただきます!















合言葉は「チケットはJFA.jpへ」というところに、無駄なプライドを感じる!

もう「当日券あります」でいいじゃない!

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日本の先発は新鮮な顔ぶれ。GKにはえっ!?東口、DFラインには平長友(たいらのながとも)・槙野“負けたときの責任なすりつけ要員”智章、植田じゃなくてゴメンね昌子、酒井高(宏じゃないほう)と5分の2を悪ふざけ配置できました。さらに中盤の底には遠藤、インサイドハーフには倉田秋、小林を配置。そして前線には乾、杉本、浅野という配置。この試合の活躍で代表に生き残りたい…そんなメンバー配置です。

すると早速結果を出したのは前の試合で得点を決めた倉田秋。前半7分に、長友が普通に走ったら相手がついてくるのが遅れた…という形から左サイドを深くえぐると、その折り返しを倉田がヘッドで叩き、先制点となりました。2試合連続のヘッド弾には、ヘディング王の呼び声もあがります。

↓まさか2試合連続代表戦でゴールを奪うとは…!武田修宏さん超え(日本代表通算1得点)となる代表通算2得点目!

倉田秋が始まってしまうのか…!?

十中八九始まらないと思うけど、可能性は誰にも否定できない…!


ハイチのDFは基本的にボールと人を同時に見られず、動きにも連動性がありません。ゴール前まで行けば穴だらけといった印象。半年ぶりの試合のために集めたメンバーということで、いかにも寄せ集めという状態です。前半13分には、先ほど長友に振り切られたDFがもう一度「走っただけ」で振り切られ、ほとんどPKというような肉弾戦で長友を止める場面も。「憶測通り弱い」という手応えを日本代表も感じたことでしょう。

そして迎えた前半17分、杉本が下がってボールを受けたところから、日本代表はハイチDFの穴をフリーパスで通り抜けていきます。杉本につられて飛び出したDFはジョギングで戻ってこないわ、サイドにゴチャッとふたり固まっていた選手はこぼれ球にまったく詰めないわ浅野の動きにも反応しないわ、最後は相手の22番がひとりで右に左に動いて守ってるわのヒドイ有様。

倉田のシュートも「先に転んだGK」に当ててしまうというなかなかの「どうぞどうぞ」でしたが、そのこぼれに詰めていったのが「杉本だけ」というのもなかなかの「どうぞどうぞ」。これだけ譲っていただけるなら、最後には入りもするでしょう。

↓これは4点でも5点でも取れそうな相手に見える、ハイチ代表の守り、あるいはやる気!


「ハイ、チャンスボールです!」
「ハイ、ちゃんと決めてくださいね!」
「入っちゃいましたー!」

チームでどうこうってより、目の前の相手をそれぞれがどうにかするという感じのチーム!

「格下と思うな(キリッ)」はその通りだけれど、決して強くはないです!


しかし、日本も寄せ集めということでは負けてはいません。前半28分には、相手が右サイドで内側に切り込んできたところ、中央のDFが左右に引っ張られ、空いた真ん中に相手のボランチ・ラフランスがスルスルッと入ってきました。そこに一本のパスを通されると、軽いタッチでGK東口の脇の下を抜かれてしまいます。サクッとした軽い失点でした。

ここはインサイドハーフの小林がラフランスの飛び出しについていきたいところでしたが、まさか小林もあれだけ人数が余っていて、スルスルッと最後までいかれるとは思わなかったのでしょう。しかし、「スルスルッと最後までいかれると思わなかったんや…」「槙野は何を守ってたんや…」「アンカーはどこへ…」という愚痴はグッと飲み込まないといけません。気づいた誰かがいかないと、穴は埋まらないのですから。

↓「フランス生まれのラフランス」に決められた!


言いたい〜 言いたい〜 早く言いたい〜

美味しい〜 果物〜 早く言いたい〜

白い〜 果肉の〜 アレを言いたい〜

言いたい〜 言いたい〜 早く言いたい〜

いわゆる〜 ダジャレの〜 アレを言いたい〜

言いたい〜 言いたい〜 早く言いたい〜

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後半に入ると日本は2人を交替で送り込み、今日も新戦力ガチャにチャレンジします。浅野に替えて原口、そして長友に替えて飛び出したのはコレが代表初出場となる車屋(ノーマル)。早速、車屋は小林からの大きなサイドチェンジをタイミングいい上がりで受けてクロスに持ち込んだり、守備時の競り合いでも高さを見せて跳ね返したりと、まずまずの動き。ノーマルにしては当たりかもしれません。

しかし、「新戦力にいいところは出させない!」と分厚い先輩たちの壁が立ちはだかります。日本の左サイドで車屋が与えたFKから、「ボールの目の前でサイドをケアしていた乾、どうせ真ん中に蹴るだろうと思っていたら、こっちにパスが出てきてビックリ」「中央で待ち構えていた槙野、慌てて下がったらマイナスのクロスで逆を突かれ、大開脚仁王立ちで見送る」「酒井高、飛び込むも間に合わず/さっき飛び込め」「以下、棒立ち」という形でスコーンとやられました。

1失点目も2失点目も、サイドでちょっと持たれて真ん中にいいボールがきたら、それでスコーンとやられている。集中力・個、ダブルで足りていない。これでは出ていないメンバーの株が上がるだけではないですか。ご覧なさい、SNSを。「吉田がいかに重要かわかった」「吉田がいないと守備はこうなる」「吉田の偉大さが身にしみた」などと吉田株が爆上げですよ。これを実社会では「バブル」と言うのです!

↓試合に出ていないほうが得をするという謎の日本的減点主義によってワールドカップ行き当確となったヨシダ!


トータルではどっちもどっちだと思いますよ!

「経験値が高くて、裏目のマイナスがデカイ」を選ぶか「経験値が低くて、スペック通りの働き」を選ぶか「悪ふざけ」を選ぶか!

どっちみちココで勝負する展開になったら勝てない!


さぁ、同点に追いつかれて新戦力ガチャどころではなくなりました。この試合が影響する10月のFIFAランクで大本番の抽選ポットが決まるということもありますし、何より負けるのは我慢がならない。ハリル監督は後半11分に小林との交替で井手口、後半14分には倉田との交替で香川を投入。さらに後半19分には杉本を引っ込めて大迫投入と、「最近のベスト」な形にチームを一気に戻していきます。

「うわぁ…負けるのは絶対我慢できないタイプ…」

一方、アフリカ系のチームっぽい特徴を見せるハイチは、精神面がプレーに強く作用し、2得点で動きまでよくなりました。相変わらず個人頼りではあるものの、ボールに対する出足もよくなり、やる気がプレーにも表れてきます。前半あれほど無気力だった守備も、しっかりとしたブロックと寄せの頑張りで、日本に簡単にはやらせません。

ついに後半32分には、この試合で強い個を見せていたナゾンが強烈なミドルをズドンと叩き込んでハイチが逆転してしまいます。2-0から2-3にされるという展開は「日本あるある」ではあるものの、大本番でやったら一生いじられるキッツイ展開です。10年経ってからジーコに子供電話相談室で謝ったりするレベルの一生モノの負けです。せめてもの救いは、いつもなら「1分後に追加失点」とかを見せられるのが定番あるあるコースのところを、エリア内でのシュートを東口が偶然止めるというラッキーがあったことくらいか。

↓スゴイのがハイッチゃった!



DF陣A:「よし、向こうがスゴかった!」
DF陣B:「よし、俺は無関係の位置!」
DF陣F:「よし、俺は出ていない!」
GK陣A:「よし、俺はノーチャンス!」

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もうダメか…と思いながら一応、乾に替えて武藤を投入するハリル監督。これで左サイドに原口、右サイドに武藤という形となり、チームとしても少ししっくりきた感じに。左サイドから立て続けにチャンスを作り、あとひとつシュートがハマればという場面も生み出します。2-0から2-3になって3-3を狙うというのは、頑張りどころが違う気もしますが、チームがようやくイイ感じにまわってきました。

そして、敗戦を半ば覚悟しながらの後半アディショナルタイム。すっかり存在ごと忘れていた、さっき新戦力ガチャで引いたノーマルカードが、最後の最後でキラッと光ります。井手口⇒原口とテンポよくつないだ展開から左サイドの車屋(ノーマル)を走らせると、スピードを落とさないトラップで突破した車屋のクロスは、中央のゴチャゴチャを抜けて逆サイドに到達。このボールを酒井高が叩くと、最後は香川が小技をきかせてGKをかわす軌道でゴールに押し込みました!

↓よかった!助かった!みんなのチカラで取ったゴール!



結果的には新戦力を発掘できたな!

この試合にも意味を見い出せた!


試合を見たうえで、やっぱりこの日のハイチ代表は弱かったと思いますし、それにドタバタドローとなった日本もまた弱かったと思います。ただ、サッカーというのは得てしてこんなもの。「11人の完璧超人」を並べた神々の戦いならいざ知らず、「国」縛りの代表戦なのですからどこも一長一短はあるものです。

ハリル監督は「こんなに内容がない試合は初めて」と語ったそうですが、大丈夫、これはわりとしょっちゅうあるヤツです。そして、こんな試合のあと、劇的によくなって好試合を演じたりもします。ハイチも試合のなかで、気分でガラッと変わったように、いい日もあれば悪い日もある。気にしないのが一番です。次は別の立場で、こういう試合もあるかもしれませんから。


来月のブラジル戦・フランス戦は向こうが「格上」のつもりでしょうね!