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07:00
1万円ぶん以上はもう楽しみました!

エロ動画販売などでおなじみのDMM.comが始めた一口馬主サービス「DMMバヌーシー」に大きな動きがありました。サービス開始から3ヶ月目となる11月4日・5日開催の中央競馬にて、ついに所属馬がデビューしたのです。僕の愛馬であるアイワナシーユー号も新馬戦に臨むということで、現地で応援をしてまいりました。バヌーシー生活のご報告として、ぜひこの感動を共有したく思います。

(※なお、以下の記事は個人の感想であり、「あなたもぜひやってみてください」などとオススメするつもりは毛頭ございません。僕の母親は、「そんなことするより近所の犬にエサでもやったほうが楽しくない?」と言っていましたが、きっとそれが正しい答えだと思います)

ということで向かいましたは東京競馬場。さすがミーハー運営として知られるバヌーシーです。まずは首都圏のお客が一番見やすいところでデビューさせるというのは粋なはからいです。僕は、通常ルート(新宿から京王線)とは異なる西武線からの裏街道で現地に向かったのですが、西武多摩川線・是政駅というあってもなくてもどうでもいい駅にまでバヌーシーのポスターが貼ってありました。さすがバヌーシー、存在感だけは無駄に一級品です。

↓到着しました東京競馬場!デビューにふさわしい最高の秋晴れ!

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早速僕は愛馬が出てくるパドックへ向かいます。すでにパドックの片隅にはバヌーシーを牛耳る悪の総裁として、一部の競馬ファンから猛烈に嫌われている野本巧代表が、バヌーシー仲間とともに所属馬の登場を待っています。この集団のことは競馬界隈でも話題になっているようで、周辺の競馬ファンからもいろいろな会話が漏れ聞こえてきます。批判する者、小馬鹿にする者、あまりいい話は聞こえてきませんが、よくも悪くも注目されています。

そして、ついに愛馬がパドックに姿を現しました。僕もそれなりに競馬場に通ってきたクチですが、自分の馬をパドックで見るというのは初めての体験です。率直に言って、これは「上がる」ヤツです。この馬が僕のものであるという感覚は、「映画のスタッフロールに自分の名前が出てくる」みたいなものでしょうか。これまでタダの哺乳類でしかなかったものが、急に身内というか娘のように思えてきます。1万分の1所有なのでミニハンバーグ1個ぶんくらいの所有ですが、ゼロとは全然違う意味があります。

↓あぁ、この馬は僕の馬なんだ!
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と、テンションあげあげで写真撮っていたら、まわりにも同じような人がたくさんいました!

隠れバヌーシー(※バヌーシーだとバレると恥ずかしいからコソコソしてる)が大量にいるようです!

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「ゼロでさえなければ味わえる特別なもの」があるとしたとき、バヌーシーはもっともコストをかけずにソレを得られる選択肢であることは確かです。僕の支払いは「1万円ポッキリ」で終わりです。しかし、ヨソのクラブでは月会費が3000円程度かかりますので、2〜3ヶ月で持ち出しは万を超えていき、エサ代などを加味すれば「年間5万円程度の支出」が一口馬主をやめるまでつづきます。馬が走っても、走らなくてもです。

もちろん、そのぶん勝ったときの配当金が多かったりはしますが(バヌーシーが1万分の1分配なのに対して、ヨソは500分の1〜40分の1というところが主流)、配当を勘定に入れるなら馬券でも買ったほうがマシです。月会費とエサ代で年間5万円は最低出て行くのですから、それで馬券買ったら結構楽しいですからね。

細かく計算するとバヌーシーが多少割高であるのはその通りなのですが、それよりも「少額ポッキリ」の価値が大きいと僕は思っています。追加の支払いがないことで、僕は勝ち負けに大らかになれるのです。負けた馬を駄馬と罵ることもなく、賞金を得られないレースに「会費ぶんくらい走れ!」と思うこともなく、お休みの月に「会費のごくつぶし」などと思うこともない。

そして、「気に入った馬がいなければ買わなければいい」という選択も可能になります。会費払っておいて馬が1頭もいないのはバカバカしいですが、バヌーシーなら気にいる馬がいなければスルーすればいいだけ。よりカジュアルに、よりスッキリと楽しめる、僕のようなケチで貧乏な小心者には、この仕組みは向いています。

↓有名騎手・福永祐一さんを乗せて、ヒヒンヒヒン大暴れする僕の馬!

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競馬始めてから、初めて福永を応援した気がする!

とにかく、まず無事に戻してくれよ!


意外と人間の欲目というのは大したものではなく、まずは怪我をしないでほしいという気持ち、そして長く現役をつづけてほしいという気持ち、ここに至っては勝ち負けは完全に二の次になっていました。実は大きく告知などはされていませんが、4頭しかいなかったバヌーシー2歳馬のうち1頭は故障により、入厩前に安楽死の処置がされています。有り体に言えば、デビュー前に死んでいるのです。アタマではわかっていたものの、デビューするというのは結構大変なことだったのです。

ようやくデビューまでこぎつけ、有名な騎手を乗せ、競馬新聞ではそこそこイイ印もつけてもらっている。何だか、とても嬉しい気持ちです。レースに出ることすらままならないまるっきりの駄馬ではなく、ちゃんと競馬になりそうな馬が、たかだか1万円でもてた。デビューを待ち、競馬場にきて、愛馬と対面した、そのことだけで元はとったと思いました。ここからは丸儲けの時間です。気分的に。

↓応援馬券も購入完了!
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締め切り直前では3番人気に推されていました!

「バヌーシーが大量に買って1番人気」と予想した人も多そうですが、バヌーシーは「100円の応援馬券」で満足できる人が主流派とお考えください!


↓そして僕の馬が出走!


黄色の帽子の10番がウチの仔です!

4コーナーいい手応えで上がっていき、直線伸びるも、最後は外からかわされて2着!

一瞬、勝ったかと思ったのに、惜しい!


↓ゴールの瞬間には久々に競馬で声が出ました!
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いやーーー、これは楽しい!

追加の馬が欲しくなる気持ち、わかるわ!


↓配当も思ったよりつきまして、2着入線の複勝払い戻しで「20円のプラス」です!

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さらに、「2着賞金280万円の1万分の1」から税金等々を処理して、150円くらいが配当金としてもらえるはず!

野球見に行ってお金もらったり、サッカー見に行ってお金もらったことないけど、お金がもらえるなんてお得!

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正直、もっとダメだろうと思っていました。この馬は競走馬としては小柄な400キロすれすれの馬体重で、パドックでは何度も伸び上って暴れていましたし、ステイゴールドを父に持つ牝馬に強い馬があまりいないなど、悪い予備情報だらけだったのです。そして、競走馬というのは「勝たないのが普通」なのです。実績と定評がある別の一口馬主クラブでも、募集馬が1勝をあげるかどうかは半々というところ。勝たないまま引退を迎える馬もたくさんいます。

そんななかで、デビュー戦2着、しかもまだ伸びしろを感じさせる走りができる馬が「バヌーシーごときに」用意できるとは思ってもみませんでした。特に、騎手の指示にサッと反応して動けるところは好印象。周りが駄馬揃いのレースを選べば、来年9月までに1勝することも十分期待できそうです(※3歳の9月までに勝利しないと中央競馬のレースに、未勝利馬向けのレースがなくなり、引退もしくは地方転厩となるのが通例)。

1勝さえしてくれれば、レースの格はともかくとして、長くダラダラと走りつづけることも可能です。その様子を見守りながら、ついでに少し競馬場での遊びを楽しむ。そんな週末を年に何回か作っていけたら、とても充実するだろうと思うのです。リスクも仕組みも飲み込んだうえで、僕は十分にバヌーシーを楽しみ、もう出資分は回収しました(気持ち的に)。この先どうなるかわかりませんが、僕はいい買い物をしたと思っていますので、あとは馬が「いいところに買われた」と思えるような結末になればそれでOKです。

↓応援馬券でもためらわずに払い戻ししていくスタイル!
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↓ウチの愛馬から220円もらいました!
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さて、ひとしきり競馬を楽しんだあとは、デビュー戦を記念して開催された、バヌーシー仲間が集ってのファンミーティングに参加します。これは一般的な一口馬主クラブでもやっているもので、ヨソではプリンスホテルとかニューオータニを借りて、参加費1万円規模のホテル立食パーティーをやるケースが多いようです。

しかし、我らがエロ動画配信会社DMMはそんなことはしません。もっとカジュアルに、もっと気楽にをコンセプトに、自社内のイベントスペースで3500円の飲み会をやるという立てつけとしてきました。完全に文化祭とかのノリですが、ヘタにホテルに呼ばれてスーツ着るハメになるよりは、僕もそのほうが気楽です!

↓会場はDMMが入居する住友不動産六本木グランドタワー!

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↓入口では愛馬の人形が出迎えてくれました!
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↓なかに入ると結構広い!参加者は300人くらいいたようですが、余裕で収容!(ただしイスは少ししかない)
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↓会場奥にはイベント用のステージも!

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場内の運営は社員さんがしているようで、入場口には「あなた絶対、投資部門で働いている外資系の人ですよね」という外人がもぎりの仕事をしています。休日にこんなものに呼び出されてイイ迷惑なのでしょうが、決してそんな顔は見せない立派なサラリーマンです。

一応立食形式のパーティーではあるものの、基本的には「楽しいトークイベント」をやろうというのが主旨のようで、食事類は申し訳程度。ちいさなテーブルに並んだフィンガースティックみたいなものを参加者がむさぼるため、秒で食事はなくなります。(※何度か補充されるも、そのたびに秒単位でなくなる)。

ドリンク類はアルコールも含めてフリーということで、ワインなどをガブ飲みするのが一番コスパがよさそうですが、「競馬ファン×泥酔」というのは悪い予感しかしません。明らかに人数が足りていない広報スタッフ、しどろもどろの進行役、「これはどうするんでしたっけ?」という打ち合わせをイベントの途中に始める運営スタイルなど、非常に危なっかしい感じのイベントです。

↓ちなみに食事はこんな感じでした!
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遠慮してるんじゃなくて、頑張って確保してもコレしかとれなかったの!

高島屋の地下ならタダで配ってる感じの量!


↓おかわりが出たので再度食事をゲットしました!

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DMMバヌーシーのロゴ入りマカロンは希少品です!

味は、普通です!


↓取り皿が置いてあるので、かつてココに食事があったことがかろうじてわかるテーブル!
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このテーブルひとつに300人ぶんの食事を並べろと指示されたら、僕ならカロリーメイトを積みます!

土台、無理なのです!


↓ちなみに一般的一口馬主クラブのパーティーはこんな感じだそうです!

マジもんのパーティーやん!

バヌーシーのは文化祭反省会みたいな感じなのに!


しかし、誤解なきように言うと、これもまたバヌーシー精神なのです。もっとお金を出せば、そりゃあもっといい食事も出るでしょうし、いい部屋も使えるでしょう。でも、それが本当に欲しいものなのかと。本当に欲しいのは「馬を持つ」という体験であり、「馬主交流会をする」という体験なのです。その体験にだけフォーカスして、ほかを堂々とケチっていけば、それは「お手頃」になるのです。

3500円の立食パーティーだと思えば、確かに食事はショボいですよ。500円のホカ弁でも配ったほうがお腹はいっぱいになるでしょう。しかし、ほかの部分では文字通りスタッフが手弁当で頑張っていました。パーティーの司会はバヌーシーのCMに出演するおぎやはぎさんがつとめ、乾杯の挨拶のためにタレントの小島陽菜さんがきてくれました。メシは自分でコンビニで買えますが、タレントを呼ぶのは大変でしょう?手間と予算をかけるなら、メシよりタレントです。

もちろん肝心の競馬界隈からもゲストがご来場。僕の愛馬を管理する戸田調教師、今後バヌーシー馬を管理する池江泰寿調教師が登場、さらに僕の愛馬に騎乗した福永祐一騎手らも訪れ、初戦まもないクラブとしては十分すぎるほどのメンバーがきてくれました。福永騎手はほぼこのために関東のレースにまわってくれたようなものでしょうし、一部で評判の悪いクラブの馬に騎乗してくれたこと自体、大変ありがたく思います。飲み放題によって若干カオス化した場内で、記念撮影やサインの求めに応じる戸田調教師と福永騎手のフレンドリーさは、メシなど食ってる場合ではない体験でした。僕も握手してもらいました(てへぺろ)。

↓さらに、今のところバヌーシーとまったく関係のない三浦皇成騎手が、急に呼ばれて来場する一幕も!
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本当に急に呼んだらしく、「バヌーシーの馬でどれに乗りたいですか?」と客に聞かれて、皇成が絶句する場面も!

一頭も知らない状態で、何の打ち合わせもなく、ただただ呼んでみるというマッチョ運営です!

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質疑応答やらもわりと盛り上がり、自分たちの馬についての騎手・調教師の見解なども聞くことができました。一応プレゼントタイム的なものもあり、Tシャツやスマホケースをもらった参加者もいた模様。そして、普段は遠く離れていたバヌーシーたちが自己紹介をし、新たな交流を始める機会になりました。競馬場では落ち着いてできないことをやる場が、一応用意された。やらないよりは全然イイ取り組みでした。

僕は誰とも会話せず、会場の隅っこで靴紐を結んだり、飲み物を飲んでいるフリをしたり、非常にぼっち感強みでしたが、それはバヌーシーのせいではありません。十分に楽しみ、バヌーシー生活の大きな一歩を踏み出せたこと、満足しております。

↓こじはるさんの写真を撮影できたのもいい記念になりました!
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一般的な一口馬主クラブは投資というか、勝負としてやっている方も多いのでしょう。相馬眼を養い、大きな投資でより大きなリターンを得ることを追求しているのかもしれません。でも、僕はコレで儲けようなんて思っていないし、運営が暴利をむさぼっても別にいいと思っています。僕は「馬を持っている」という気持ちを感じて、楽しみたいだけなのです。

儲かることより、もっと楽しいバヌーシー生活を送るためのサービスをこそ運営には提案してもらいたいもの。一般的な一口馬主クラブにあるサービスをスケールダウンするだけではなく、ココにしかないというものを見つけなければ、せっかくの目新しさが勿体ない。デビュー戦は十分に楽しいものでしたが、もっと上を求めていきたい、いけそうな気がしています。

極端な話、配当はゼロでも構わないのです。お金でない何かもっと価値があるものを返してくれるなら、お金は運営が持っていってもいいのです。どうせ大した額じゃないですし。その価値を見つけ出すことができたなら、このサービスは唯一無二のモノとして、生き残っていくことができるでしょう。配当ではない楽しさを。次回出走の未勝利戦では、「未勝利戦でバヌーシーがお祭り騒ぎ」と世間からバカにされるような、さらにスケールアップした運営を期待します!


「近所の犬にエサをあげる」以上に愛馬感を持てるサービスを目指して!